「ジス・イズ・ホンコン」-ミロスラフ・サセック-

前回書いた「新緑古本大市」で買ったもの。英語版は持っているのだけれど、日本語版だったし、せっかくイベントに行って何も買わない(交換しない)のもなんだな、と思って購入。帯に「100万ドルの夜景~」って書いてありますが、最近、あんまり聞かないフレーズのような‥‥。今でもパッケージツアーのコピーなどに使われているのだろうか?

今日はミオ犬が検診だったので、会社を休んで子守りの一日。昨日の夜、朝の5時くらいまで起きていたらしいので(3時くらいまでつき合っていたけど、その後寝ちゃった)、昼間はずっと寝ていて何もすることもなくて、来週アップする本のデータを入力したり、本の表紙をスキャンしたり、たまっていた領収書の整理をしたりして(ある意味仕事か!?)、3時くらいにベビーカーを押して近くを散歩。
今までは別段気にもしてなかったけれど、こうしてのんびり歩いていると、小さな公園が周りにけっこうあることに気がつきますね。小さい子を連れたお母さんたちと、学校帰りの小学生、営業途中らしいスーツを着た会社員‥‥がいるような、そんな小さな公園のベンチに坐って、その前にベビーカーを置いて、缶ジュースかなんか飲みながら、チョコレートとか食べている無精ひげの中年男。かなりあやしい風景。誘拐まではいかなくても、なんか不況でリストラにあって主夫になったか?という感じがしないでもない。休憩ついでに一服、と思ったけれど、さすがにそれはやめました。

今日のおやつは、ミオ犬が渋谷西武の地下で買ってきた石村萬盛堂の塩大福。特に期待とかしていなかったのだが、やわらかいお餅と餡の甘さと豆の塩加減のバランスが絶妙でおいしかったです。

「辻静雄コレクション1」-辻静雄-

週末はバスに乗って阿佐ヶ谷住宅の一室でやっていた「新緑古本大市」に行って来ました。“古本市”と言っても、読まなくなった本を持っていくと“交換チケット”を換えてくれるので、そのチケットを使ってほかの人が持ってきた本を買う、というシステムなので、どちらかというと、古本“交換会”といったほうが近いかもしれません。本だけでなくオトノハのお弁当や瀬戸口しおりさんのクッキーなども売っていて、どちらかというとわたしは、そちらが目当てだったんですけどね‥‥。
日曜日は各地で5月の最高気温を記録するほどのいい天気で、そんな青空の下、阿佐ヶ谷住宅の芝生の上にシートを敷いて、お弁当を食べたり、ビールを飲んでいると(生ビールも売っているのだ!)ちょっとしたピクニック気分になれてたのしい。もっともそんなにいつまでの外に出ているわけにもいかないので、1時半には阿佐ヶ谷住宅を出て、2時には家に着いて、ビールを飲んだせいかソファーベッドの上でうとうとしながら、「サンデーソングブック」を聞いてました。
このあいだまでは、日曜日といえば、11時くらいに起きて、国分太一をケンタロウの「男子ごはん」なんかを見ながら朝ごはんを食べて、のんびりしているうちに山下達郎の「サンデーソングブック」がはじまってしまい、慌てて出かける用意をしたりしてたんですけどねぇ。すっかり生活のリズムが変わってしまってます。

そんなわけで、今日のおやつは古本市で買った瀬戸口しおりさんのクッキー。瀬戸口しおりさんは、前にミオ犬が「私の手料理」という本を紹介していましたが、Kuu Kuuの元スタッフだった人です。
Kuu Kuuで売っていたクッキーは、わたしの思いこみとイメージのせいかもしれませんが、“Kuu Kuu”というお店の個性がはっきりと出ていた感じがするんだけれど、これは、どこがどうというわけではないのだけれど、とてもおいしいくて、食べた後にまた食べたいなぁと思ってしまうようなクッキーです。
阿佐ヶ谷住宅のその家では、「暮らしの教室」という小さな教室を不定期にやっていて、それはたいてい平日だったり、女の子向けのイベントだったりして、わたしがそれに参加することはないと思うんだけど、またお休みの時にふらりと立ち寄れるようなイベントやってほしいですね。

「パリその日その日」-平岡篤頼-

今日のおやつは、シェ・リュイのカヌレ。カヌレなんて食べるの何年ぶりでしょうか。お休み中に孫の顔を見に来たうちの親が買ってきてくれたもの。帰った後に箱を開けてみたらたくさん入っていたので、ここ3日間続けて、おやつにカヌレを食べてるのでした。帰りに妹のところに寄ると言ってたので、その場で開けて分ければよかったです。すまぬ。やっぱりおみやげものはもらったその場で開けるべきですねぇ~

さて、たまにはちゃんと本の紹介を‥‥。
平岡篤頼は、アラン・ロブ=グリエ、クロード・シモン、ナタリー・サロートといったヌーヴォー・ロマンの作家を日本でいち早く紹介した翻訳家。作家として活躍していて、「消えた煙突」「赤い罌粟の花」といった作品が芥川賞候補になってます。
ヌーヴォー・ロマンについては、実のところ私は余り詳しくないです。この本でも、名前は忘れてしまったけれど、「最近、私たちの作品があまり日本で紹介されない。もっと訳してくれ」みたいなことをフランスの作家に言われて、「ヌーヴォー・ロマンの作家の作品を日本語に置き換えるのは難しい」と平岡篤頼が答える場面があるのだけれど、1980年代以降、ヌーヴォー・ロマンの作品はあまり翻訳がされてなくて、しかもそれ以前に翻訳された本は絶版という状況のような気がするので、私みたいなただの本好きが読み込むにはちょっと敷居が高い。
ただこの本自体は、作家論ではないので、それらの作家の本を読み込んでなくても楽しめます。もちろん作家の名前などは出てくるので、ある程度、作家の名前が分かっていればより楽しめるって感じでしょうか。また、平岡篤頼が、翻訳家としての地位を確立した後、1980年代後半の渡仏なので、パリ滞在記にありがちな貧乏留学とは違って、余裕を持っているため、ジュネーブやヴェネチアなどを旅行(?)したり、大学で大学生に混ざって講義を聞いたり、講師として講義をしたり、フランス人相手に書道教室を開いたり、親戚の書道家のパリでの展覧会をコーディネートしたり‥‥と、さまざまな出来事があり、しかも時系列にただ記述するのではなく、読みやすいように整理されているので(おそらく)、日記をしてはかなり読みやすい。初めから日記文学として読み手をかなり意識しているので、読み手を意識するあまり架空の女性などが登場させるなど、ときどきわざとらしいところも見受けられますが、その辺はヌーヴォー・ロマンの翻訳家としての“欲”なのかな、と。
ちなみに、平岡篤頼には、1970年代前半(1960年代後半?)に渡仏した際の滞在記「パリふたたび」という本もあるので、こちらのほうも読んでみようと思ってます。

【追記】
これを書くのに平岡篤頼で検索していたら、命日が2005年5月18日ということを知り、この雑記を書くのを10日遅らせばよかったと思った次第。

「ある美人の一生」-獅子文六-

今日のおやつは‥‥って、シリーズ化しようとしているわけでもないのですが、別にどこに行くというわけでもないので、何か食べた時くらいは書いておこうかなと。
というわけで、今日は子どもの日なので、近所の和菓子屋さんで柏餅を買ってきて食べてます。ほんとうに普通の商店街の和菓子屋さんなのですが、普通においしいのと、日曜日の夕方くらいにお店の前を通ると、白衣(割烹着?)を着たおじさんが店の前をうろうろしていたりして、この人が和菓子を作っているんんだなぁと思ったりすると、和菓子を買うときは、なんとなくここで買うようにしようと思ってしまいます。昭和24年の商店街の絵が飾ってあったりするので、お店自体は昔からあるのだろうか。その絵を見ると小さな駅がぽつんとあって、あとは畑だけって感じですけどね。
さて、ほんとうならば、初節句なのだろうか。検索してみたら「生まれてすぐなどの場合(生後1か月以内)は翌年でもかまいません」って書いてあったけれど、4月4日生まれなので、かなり微妙。連休は1か月検診やらお宮参りの写真を撮ったりしたので、初節句は来年にしたい。ってもう数時間で5月5日も終わりですが‥‥。

その1か月検診に行くために5月1日会社を休んだので、ゴールデンウィークは6連休。先に書いたように、特にどこに行くわけでもないし、行ったとしても用事をすませて、さっと帰ってくるという感じなので、どことなくのんびりしていて、「おー明日もまだお休みなのかぁ~」という気持ちになってます。
年末年始とかだと、大晦日とかお正月とかあるうえに、何日はどこどこに行って、何日は友だちと飲みに行って、何日は友だちが遊びに来て‥‥といった風にたいだい予定が入ってしまうものだったりするので、6連休をのんびり過ごすってことってなかなかないので、貴重かも?まぁどこかに行かなくても、家の中はてんやわんやなんですけどねぇ。

「ばあやん」-上林暁-

上林暁の作品は、基本的には身辺雑記を中心にして、フィクションを交えてまとめたような作風なので、厳密には私小説とは言えないのかもしれないけれど、その分、作品としてカチッとまとまっていて、だらけるところがないので、読んでいても、一つ一つを一気に読んでしまいたくなります。尾崎一雄とか庄野潤三とか、身辺雑記を小説の題材にした作品を読んでいると、なんとなく途中で「もういいかな」と思ってしまう瞬間があるんですよね。単に私の集中力の問題かもしれないけれど‥‥。

さて今日のおやつは、ミッドタウンのB1にあるネインのドーナツ。ヨーロッパ風の手作りドーナツということらしいのですが、“ヨーロッパ風のドーナツ”というのが、そもそもわたしには分からなかったりしますが、見た目はドーナツと言うよりケーキっぽくてかわいいですね。ソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」に小道具として出てきても違和感ないかも、なんてちょっと思ったりもします。
わたしが食べたのは、今年の春限定の「スプリング」。ケーキ系のドーナツにホワイトチョコレートをコーティングして、キャラメルをかけた上に、カシューナッツとドライいちごをおいたもの。いやなんか書いているだけで、すごいですね。なにがすごいのか分からないけど‥‥。

で、夜、こんなドーナツを食べながら、ホテル・ニュー・トーキョーの「2009 spring / summer」を聴いるんだけど(ギャング・オブ・フォーじゃないのかというつっこみはなしで)、もちろん赤ちゃんの泣き声が響いたりして、そんなお洒落な雰囲気にはなってません。そんな雰囲気を演出しようとしているわけではないんですけどね。
「2009 spring / summer」は、ゆったりとしたリズムの中を軽やかにすり抜けるようなエレピや、決して熱く鳴り響かないホーンセクション、そして主張しないコーラス‥‥など、ある意味、まとまりすぎて没個性となりそうなギリギリのラインを狙っている感じがすごい。そして彼らの音楽を「おしゃれ」のひとことで片づけられてもぜんぜん気にしないくらいの潔さがいいと思う。
まぁその辺は、聴く人の趣味の分かれるところかもしれません。正直これ聴くんだったら、●とか●を聴いた方がいいのでは、という●をいくつもあげられると思うし、●をあげていくことの無意味さもあるわけで‥‥。
ひとつ言えるのは、そんなことは、ドーナツを食べながら考えることではないってことですね。

「文学の楽しみ」-吉田健一-

普段、特に忙しく過ごしているわけでもなくて、むしろ無駄な時間ばかりという毎日を過ごしているのに、ちょっと時間があると、どこかに行ってみようとか、何々をしてみようとか思ってしまうのは、単なる貧乏性のだからだろうか。

昨日は、来月から名古屋に帰ってしまう元上司の壮行会が7時半からあって、朝までは「今日はちょっと残業かな」なんて思っていたのに、急に定時にあがって神保町に行くことを思いついてしまいました。
会社の最寄り駅から1回乗換えで約20分弱。どうせ神保町の古本屋なんて、7時頃には閉店してしまうのだから、5時15分に会社を出て、7時過ぎに神保町を出れば余裕で壮行会に間に合う計算なので、1時間半くらい時間ができる‥‥。

いや、別にそんなギリギリの時間で行動しなくたって、用事があるわけじゃないし明日でもいいじゃん、という突っ込みを心の中で入れてみるものの、そういう気分に一度なってしまうととまらないもので、5時に会社を出るためには何をすればいいのか、ということと、神保町に着いたらどういう順番で古本屋を回ろうか、ということばかりが、頭の中を一日中回り続けてしまってました。自分でもよくわからないけれど、これはなんなんでしょうねぇ。そもそも会社員としてそれでいいのか、という疑問も‥‥。

そんなわけで、行って来ました、神保町‥‥‥‥やっぱり、無理がありました!

ほとんど古本屋を回れず、7時前に店が閉まってしまい、ディスクユニオンでCD買って、戻ってきて壮行会に参加という感じでした。ものごとは、思いつきでやったらだめ、計画性が大事ってことですね。(どっかのCMかよ)

「あの日、その人」-安藤鶴夫-

こういう交友録というか想い出の人たち的な本というのは、ある時代一定の作家たちの中では定番になっていて、同様の本がたくさん出ているけれど、今ではどうなのだろう?誰の交友録だったらおもしろそうなのかな、って考えてみたけれど、そもそも今の作家の本を読んでいないので、思い浮かぶはずもなく‥‥。
一時期の作家に、食べものや旅の随筆が多いのは、小説だけでは食べていけなくて、編集者がそれをフォローするために、雑誌に食べものや旅の話を書かせたせいで、作家にとってもおいしいものが食べられるし、旅にも行けるので一石二鳥だったという話を、どこかで読んだ記憶があって、もしかしたら交友録というのも、そういう意味合いで書かれたものが多いんじゃないだろうか、なんてことをちょっと思ったりもしました。

ミオ犬が退院してから、夜寝るのが早くなってことと、たいてい6時くらいになるとちょうど泣き出すこともあり、ちょうど4月からうちの会社もフレックスになったこともありで、勝手にサマータイムと称して、8時半に出社5時半を定時退社にしてます。いや、そうは言っても5時半に帰れるはずもなく、なんとなく残業が増えてるだけ?という気もしないでもないですが、それでもいつもよりは早く帰れるし、なんとなく夜の時間に余裕が出てきている気がしたりして、今のところいい感じです。まぁ一人だけ早く帰るので、飲みに行けないという難点はありますが‥‥。まだ薄明るい中で帰りのバスを待っていたりすると、夏になって、それでも5時半に帰る生活をしていたら、会社を出たときにものすごく明るいんだろうな、なんて今から、ちょっと楽しみになりますね。その頃まで6時半起きを続けてられるか、分かりませんが‥‥。

「暮しの手帖 第4世紀39号」

松浦弥太郎が編集長になってから「暮しの手帖」もまたおもしろくなってきたなぁと本屋で立ち読みをしながらいつも思うのだけれど、今まで買ったことはなくて、この号が初めて。前号の予告を見て、わたしが唯一家で作る料理である「やきそば」が特集だったから、と、ミオ犬からひまなので雑誌を読みたいと言っていたから。発売日に雑誌を買うなんて何年ぶりだろう。って書くと、どれだけ読み終わった本と雑記で取り上げている本のタイムラグができてしまっているばれてしまいますね。
読む前は、高山なおみとか長尾智子、根本きことかがやきそばの作り方を紹介してくれるのかな、と予想していたのだけれど、実際は、ウェスティンホテル東京の「龍天門」の料理長、陳啓明が6種類のやきそばのレシピを紹介するというかなり本格的なものでした。実際に作るときはあるのだろうか、と疑問に思いつつも、おいしいたまご焼きの作り方や鎌倉散歩、長尾智子の「近頃九州で見つけた、すてきなもの」などおもしろい。
高校生の頃よくエッセイを読んでいた常盤新平(カヌー犬ブックスにもありますよ~)の連載なんか読んでいると、なんとなく不思議な気分になってしまいます。常盤新平の影響で創刊号が出たとき、飛びついて買った「エスクァイア」の日本版も休刊になるこのご時世なのに‥‥。ちなみに最初の頃の「エスクァイア」は、もっとアメリカでの記事や小説の翻訳が載っていました。

さて、話は変わりますが、4月になってわが家に新しい家族が増えました~!3月の終わりからいつになるかドキドキする日々が続いて、4月4日の夜、ようやく生まれました。男の子です。先週末に退院して、今は家にいるのだけれど、会社から帰ってきて眺めているだけで飽きません。いや、ほとんど寝てだけですけどね。当然、夜中に起こされたりしますけどね。あんまりいろいろ書くと親ばかになりそうなので、とりあえず報告だけで。

「想い出のホテル ドゥマゴからの贈り物」-井上俊子編-

「ドゥマゴ通信」っていまでもあるのでしょうか?ドゥマゴなんてもう何年も行っていないので分かりません。15年くらい前は何冊かうちにあったし、Bunkamuraでやっていた洋書バーゲンで(これも今でもやっているのかな?)安く買った1号から32号までをセットしたボックスセットもうちにありましたね。
実を言うとこのボックスセットのマネをして、当時自分で作っていた「Pastel Paper」を1から25までをまとめたボックスセットを作りましたね。大きさをぴったりにするため厚紙を切って箱にしたので、作るのがけっこう大変で、自分と当時表紙を書いてもらっていたSさん、Kさん、そのほか欲しいと言ってくれた人の分くらいしか作らなかったけれど‥‥。もう誰も持ってないだろうなぁ。というか、わたしも持ってません。

今年に入ってからも「酒との出逢い」も読みましたが、一つのテーマでいろんな人のエッセイが入ったアンソロジィって、軽い感じで読めることもありわりと好きです。こういう本を読んで気に入った文章を書いている作家の作品を追いかけたりできるしね。ってウソですけど。音楽と違ってそういうことはあまりないかも。なんででしょうね。テーマが決まっている分、文章に作家の個性があんまり出ていない場合が多いのかも知れません。適当。

音楽の場合はまずコンピレーション買って‥‥ということは多いです。レーベル別とか作曲家とか‥‥。サバービア以降は、コンピレーションの意味合いが変わってしまったような気がして(って何年前だよ)、それほど買わなくなってしまいましたが、新しいジャンルの音楽を聴くときは、やはりコンピレーションを探してます。
最近も「OHM-電子音楽における初期の導師たち:1948~1980」という三枚組のCD+DVDを買ってしまいました。HMVのオンラインで買うと4036円。これでクララ・ロックモアからピエール・シェフェール、ジョン・ケージ、トッド・ドックスターダー、シュトックハウゼン、ウラディミール・ウサチェフスキー、レイモンド・スコット、スティーヴィー・ライヒ、テリー・ライリー、リュク・フェラーリ、アルヴィン・ルシエ‥‥など、42曲が聴けるなんて安すぎ!そんなわけで、ここ一週間ぐらいずっとこのコンピしか聴いてないです。
それで、先日、このCDをかけながら、小さな音でテレビのニュースを流して、カヌー犬の更新作業とかしていたら、北朝鮮のニュースの時に、アナウンサーが、自衛隊が今回導入した警戒管制レーダーの前で、レーダーの前では、電波が強くてテレビにかなり雑音が入ってしまいます、と言っているのだけれど、うちのCDコンポから流れてくる音楽と同じ?って思うくらいほとんど判別できない状態で、なんだか、わたしはなに聴いてるのやら、という気分になってしまいました。

「Ari Marcopoulos: Even the President of the United States Sometimes Has Got to Stand Naked」-Ari Marcopoulos-


こんにちは、ミオ犬です。

春は1年のうちでも一番お買い物が楽しく、うきうきする季節。
もう4月なのだから春夏物にはちょっと出遅れ感がありますが、色とりどりのお洋服をあてもなく眺め回すのは最高に楽しい!私は黒いリボンでトリミングしてある麦わら帽子と、マドラスチェックの麻のトートバッグを買いました。
春を通り越して夏が待ち遠しいのです。
お買い物欲が覚めやらぬ中、カヌー犬がAmazonで写真集を注文しているのを見ると自分も欲しくなってきます。
私は分厚く立派な写真集なんて自分では滅多に買わないのですが、これも春の気候のせいかしらん。

この写真集はアリの自宅や家族(奥さんと2人の息子)を撮った非常にプライベートな内容で、すごく意外だなぁと思いつつも届いた本を捲ってみると‥‥納得。完全にアリの世界。
奥さんの足やおっぱいの下にできた傷や、息子たちのはしかや水疱瘡のブツブツの写真。どの写真もふて腐れたり、こちらを睨みつけたり、クールな表情ばかり。家族のプライベートな写真=ニコニコ笑顔・ハグ・キスと思ってしまう私の想像力は貧しーな!

しかし、アリの家族への愛はしっかり写っているし、長男坊はママ似・次男坊はパパ似というのがよくわかる1冊です。
いつか我が家もこんな家族写真を撮るのもいいかもと思いました。