冬になると花屋の店先に多肉植物が並べられるのは、寒い時期で華やかな花や植木が少なくなってしまうためなのだろうか。
引越しの際に処分してしまったものがあったり、ベランダが広くなったりしてこともあって、そんな冬の間にいくつか多肉植物を買っておきたいと思っていたら、先月、駅からうちまで歩いてくる途中にある花屋に、ただ茎を切っただけで根も生えていない多肉植物が、穴のあけられたダンボールにささって売られているのを見つけた。ちゃんと根が出るかどうか不安だったけれど、ひとつ80円だったこともあって2つばかり購入。念のため「普通に土に刺して水を上げればいいんですよね」と店員に聞いてみたら、「いえ、刺したから当分の間は水をあげないでください。水分があると逆に根が出にくくなりますから」とのこと。そういうものなのねぇ、なんて思いながら、あいていた容器に植えてみて、2週間くらいほおっておいたら、気のせいかもしれないけれど、ちょっとずつ大きくなってきているようで、うれしい。
昨日は久しぶりに天気がよくて、でも午後からうちの親が家に来る予定だったので、午前中、子どもをベビーカーに乗せて近くのケーキ屋さんにケーキを買いに行ったついでに、ちょっと遠回りして帰ってきたら、近所の花屋さんに小さな容器に3つくらいずつ寄せ植えされた多肉植物が置かれていて、つい2つばかり(6つ)買ってしまいました。これもひとつ150円で、安かったのですが、家に帰って植え替えてたら、やはり茎を切って刺しただけで、根が出ていなかったので、ちゃんと育つかどうかドキドキしながら、毎日眺めちゃうんだろうなぁと思う。
まだちょっと寒いのでベランダには出さずに、家の中に置いているのだけれど、思いがけず、多肉植物が増えたので早く暖かくなってベランダに並べたい、と思ってる。花が咲くわけではないので地味ですけどね。
ほんとうに春がきたら、ミオ犬が、花が咲いたり実がなったり鉢植えを買ってくるだろうから、そしたら少しはうちのベランダもにぎやかになるのかもしれません。