「酒食生活」-山口瞳-

買うときに所収一覧を見たら、「酒飲みの自己弁護」や「江分利満氏大いに怒る」「木槿の花」「迷惑旅行」「行きつけの店」‥‥など、読んだことのある文庫本からの再録が多かったので、買うかどうか迷いつつも、とりあえず読んでみることに。
で、やっぱりわざわざ買わなくてもよかったかなという感想です。再録でもいいんだけれど、もう少しなにか工夫が必要じゃないのかな、と思いますね。同じシリーズの「美酒礼賛」も同じようなものなのかな。あんまり期待はしてないですけど、どこかで見つけたら買っちゃうかもしれません。

うちのマンションは、もともと大学の敷地だったらしく、すぐ横にはマンションのほかに同じ頃に建てられたと思われる一戸建ての家が並んでます。会社の行き帰りや近くのドラッグストアに行くときなどに、その一画を通るのですが、意外とクリスマスの飾り付けをしている家が多くなくて、なんとなくほっとするような、物足りない気分のような、感じですね。
前に住んでいた久我山は、競うように家の周りを飾り付けていたけれど、あれは一軒がやりだすと隣の家もつられてやってしまう、みたいな連鎖的なものなのだろうか?なんてちょっと思ったりします。クリスマスに限らず飾り付けって、ちょっと隙間があると埋めたくなってしまって、最終的には過剰なものになりがちで、第三者としてはその過剰な部分が面白かったりするところもあります。飾り付けの基本としては隙間をどう活かすか、ってことが重要だと思うんですけどね。
といいつつも、うちでも11月の終わりの週末にクリスマスツリーを出しました。去年、今まで使っていた小さなツリーを買い換えて大きめなものにして、自分たちの中では、かなり大きなツリーがあると思っていたのですが、引っ越してリヴィングが広くなったのと、ものを置かなくなったせいで、出してみたらそんなに大きくなくて、肩透かしな気分。
しかも大きくなった分、飾り付けるものが少なくて、見ていると、もっといろいろぶら下げられるな、なんて思ったりして、ほっておくと過剰になりそうで怖い。でも会社から帰ってきて、クリスマスツリーの電飾がピカピカしているのを見ると、なんとなくクリスマスっぽい気分になります。そもそもクリスマスっぽい気分というのもいまいちどんな気分なのか、クリスチャンでもない日本人のわたしには、よくわかってませんけどね‥‥。
ところで、クリスマスツリーっていつ出すのが正しいんでしょうね。いまいち分かりません。街のライトアップは年々早くなってるし‥‥。何日後にしまうとか決まりがあったりするのでしょうかねぇ~??