まだ何冊か残っているけど、とりあえず山口瞳の文庫本もひと区切りにしようと思って、最後に読もうと前々から買ってあったこの本を読んでみました。
思えば、山口瞳の本もかなり読みましたね。この雑記で取り上げている本だけでも、59冊。ちょうどカヌー犬ブックスをはじめるちょっと前くらいから読み始めたような記憶があるので、全部で65冊くらいですかね。今まで海外文学ばかり読んでいたせいもあるけれど、一人の作家の本をこんなに読むのは初めてですね(内田百けん集成の24巻に何冊分の本が収録されていたのか分かりませんが‥‥)。
といっても、読み始めてから今までだいたい7年かかっているので、1年で約10冊、月に1冊と考えるとそれほど多くもない。一時期は山口瞳と永井龍男ばかり読んでいたような気もしますが‥‥(最近、永井龍男も本が見つからずあまり読んでない)。
次回のステップとしては、単行本の「男性自身シリーズ」を“揃え”で買って発表された順番に読むこと、ですかね。まぁ“揃え”で買えれば、ですけどね。山口瞳はあんまり主張にブレがないので、年代によってどうこうというのはあまりないのですが、連載の期間が長いだけにやはりきちんと年代順に読んでみたい、というのはありますね。