■ジャズ、ノイズ、うた、映画音楽‥‥などについて、音楽を聴き始めたころのことからこの本が出た時点での音楽活動にいたるまで、自身の音楽経験や活動をつづった本。何をもって人はノイズと認識するのかといったことや耳のカクテル効果、ミュージシャンがライブの時にステージで何を聴いているかのアンケートなど興味深い話が多く一気に読んでしいました。()
実をいうと大友良英の音楽ってあんまり聴いてなくて、CDも1、2枚しか持っていないけれど、もうちょっと深く聴いてみたくなりました。
■といっても、最近はあんまり音楽を聴いてない。9月に武蔵小金井から中央線で1本で行ける場所に会社が引っ越したせいで、なんとなく通勤時間に音楽を聴くことがなくなってしまってます。朝は武蔵小金井発の電車に乗っているせいでだいたい寝てるし、帰りもわりと新宿で乗ってる人が入れ替わるタイミングで、座席の前の場所に立てるようになったので、なんとなく本を読んだり、座れたりすると居眠りしちゃったりしてる。いや、単に音楽への興味が薄れてるのかもしれない。なんか気が向いたときにちょこっとシングル盤とか買って、夜、時間がある日に、ビール飲みながら5、6枚聴けば満足という感じですかね。それもそれで楽しいんですけどね。
■週末は、烏山にあるCafe Lofahのオープニングパーティに行ってきました。Cafe Lofahは昔からの友だちが最近開店させたお店で、千歳烏山からバスに乗って○近くの住宅街にあります。地図を見たら電車やバスを乗り換えていくよりも、自転車で行っちゃった方が早そうだったので、思い切って子ども二人前と後ろにのせて自転車で行ってみました。まぁ電動自転車なのでこぐのは楽ですよ。
オープニングパーティーではIn The PacificのエリックやパレードのTAROさん、One Plus Oneの原子さんなどのDJやKristian Anttilaや筒井朋哉、wikaなどのライブがあり、だんだんと日が陰っていく夕暮れにおしゃれな音楽を聴きながらビールを飲んだり、カレーを食べたりしつつ、いい雰囲気でした。お店の前にちょっとスペースがあったので、子どもたちは外で遊んだりときどき中に入ってきたりとかなり自由にふるまってましたけどね。自転車で30分くらいということが分かったので、また何かあったら遊びに行きたいです。

■と、ここまで書いたのが10月17日で、2週間以上も放置してて、気がついたら家族の文化祭も終わってました。家族の文化祭は前日ちょっと雨が降ったりしてヒヤヒヤしましたが、明けてみればいい天気に恵まれ、たくさんの人に来場していただき大盛況でした。
カヌー犬ブックスのブースは、いつものようにライブが行われる場所の近くで、お店をやりながらライブを見たり、広場に集まってくる子どもたちが絵本を読んだり、お母さん、お父さんに本でもらったりしていい雰囲気だったんじゃないでしょうか。なんかいろんな子がうちのブース近くでうちの子と遊んだり、気がついたら一緒にうちのおやつを食べてたりして、ときどき子だくさんのお店みたいだなーなんて時もありましたが。
ライブも毎回出ているCOINNに加え、ズビズバーのライブもいいテンションで子どもたちを巻き込むような演奏で見ていて楽しかったです。しかし、曲自体はユーモアたっぷりだけど、演奏も歌もうまいなー

■少女小説を書いていたり編集者として働いていた頃から、老人ホームに入ってからの頃までに出会った人々についてつづったエッセイ集。井伏鱒二や里見トン、瀬戸内寂聴、宇野千代と言った作家から竹下夢二、森繁久弥、市井の人々まで、さまざまな人が登場して、こういうつながりがあったのか、などいろいろ発見も多い。この人の若い頃に出した本を読みたいと思うけれど、さすがに少女小説は40代後半のおじさんにはつらいので、随筆集とか出ていないのだろうか?
■次回の出店は、11月3日に東小金井駅の高架下で行われる家族の文化祭になります。今回のテーマは「家族の食卓」ということなので、いつもサイトで販売している食の本で家族で楽しめるものや家族で楽しめるレシピなどが掲載されている本などを多めにピックアップして持って行きたいと思います。もちろん絵本や児童書なども持って行きますよー
■1976年にMoMAにて開催された初の“カラー”の展覧会の際に出版された図録的な写真集。これは2003年に復刻されたもので、いまではわりと手軽に手に入るエグルストンの入門編といった感じですね。
■10月2日に小金井神社で開催されるはけのおいしい朝市に出店します。はけのおいしい朝市に出店するのは1年ぶり、小金井神社での出店は2年ぶり、かな。小金井神社のはけのおいしい朝市は、うちの子どもたちも含め、神社の境内を子どもたちが走り回り、にぎやかな雰囲気で楽しいので、今から楽しみにしています。といっても、来週末なんで、もう準備をし始めなくちゃいけないんですけどね。
■「週刊娯楽よみうり」に1958年から1959年にかけて連載したコラムをまとめた本。食べ物や映画や舞台、読んだ本‥‥などについて、日記代わりのようにつづられている。ほめたりときに毒舌をはきつつ短めの文章でテンポよく読めます。
■レコードジャケットがたくさん載っている本を読んでいるのは楽しい。レコードジャケットに添えられている文章が著者の思い入れたっぷりだったりするとさらに楽しい。思わず「ジャケガイ」してしまいそうな美しいジャケットのレコードをオールカラーで掲載したこの本もそんな本。まぁだいたいきれいな女性が写っているジャケットが多く、イージリスニングからオールディーズ、ジャズ、ボサノバなど1970年くらいまでのレコードが紹介されている。サバービアスイートの一面を拡大させた感じと言えるかな。
■立川の砂川七番にあったギャラリーセプチマが7月いっぱいでクローズしてしまいました。7月の最後は、タイミングが合ったこともあって、3週続けてセプチマに行って、いろいろな人のライブを見たり、それまで話していなかった人と話したりしました。ほんとの最後の最後までいられなかったけれど、最後の日にセプチマに行けてよかった。
■昭和29年に刊行された「逆立ちの世の中」と、「暮しの手帖」以外の雑誌・新聞に寄稿した文章を掲載したもの。ファッションやゲージュツ、戦後の世相などについて独特の口調で語っている。最初に花森安治の本を読んだのはいつだったか忘れてしまったけれど、それほど熱心に「暮らしの手帖」を読んでいたわけではなかったので、この絵を描く人がこんな文章を書くんだという感じでちょっと違和感があったけど、最近は慣れてきました。むしろ内容的には辛辣なことを言っているので、この口調によってきつさを緩和しつつ、読む人にストレートに訴えかけてきているような気がします。
■岡本かの子の食に関する作品を集めたもの。前半は小説、後半は随筆は収録されている。随筆のほうは昭和の初めに一家でヨーロッパを巡った際の体験談が中心で、さまざなま国でのレストランでの様子などがつづられている。本を買った時は随筆で一冊にまとめてほしかったけど作品数が足りなかったのかな、などと、小説のほうはあまり期待していなかったのだけれど、好き嫌いが激しくてやせていく子どもを心配する母親が、子どものために手製の鮨をにぎる「鮨」や、どじょうを食べることについての老人の執念を描いた「家霊」、北大路魯山人をモデルにしたという美食の道に尋常でない執念を燃やす主人公を描いた「食魔」など小説のほうがおもしろかったです。ほかの作品も読んでみたいけど、どんな感じなのだろうか?
■今年も府中競馬場の花火大会に行ってきました。去年は急に来られない人がいたりして、結局、子どもと3人で見たのですが、今年は5家族くらいとかなりにぎやかな中での花火でした。一緒に行った人が朝、場所取りもしてくれたときは、すでによい場所は取れれていたらしく、木で視界が遮られてしまう場所だったのですが、年々人が多くなるといっても通路となっているところに移動してみるくらいの余裕があるので、夕方くらいから飲んだり食べたりしながら、花火が始まったちょっと移動するという感じ。花火の時間も30分くらいですしね。
■何年か前に写真家が書いた本を読もうと思っていた時にリストアップしていた本なのですが、田中長徳さんのことは写真家というよりもライカのコレクターということくらいしか知らない。写真についてもこの本に掲載されているもの以外できちんと見たこともないです。もしかしたら広告の写真とかで知らないうちに見ているのかもしれませんが。
■幼少の頃は浅草の叔母の家に預けられ、青年期には永井荷風に心酔して、荷風が教授を務めていた慶應義塾大学に入ったという(入学時すでに荷風は職を辞していたらしい)東京の下町も山の手も知っている著者が、幼少の頃から戦後にいたるまでの東京についてつづった随筆集。タイトルは東京となっていますが、東京について書かれたものが半分、戦後の世相や専門の中国(文学)に関するものが半分くらいの割合で収録されているので、全体として東京が一つのテーマとなっているわけではないです。第一作目の随筆集が、昭和11から13年にかけて外務省の特別研究員として北京に滞在した時のことをつづった「随筆北京」なので、それにあわせてるのかもしれません。(適当)
■奥野信太郎に限らず池田弥三郎や永井龍男、吉田健一、安藤鶴夫など、昔からの東京について、あるいは幼少の頃の東京についてから今の東京についてまで、東京について書かれた本が好きでよく読んでいる。でも東京という街に何か思い入れがあるかというとそうでもない。別に東京で生まれたわけでもないですし、神奈川という微妙に近い場所で生まれたせいで、ひとり暮らしを始めたときも上京という感じでもなかったですしね。
■1960~70年代を中心に製作されたポータブル・レコード・プレイヤーを111台紹介した本。それぞれの機種の色もきれいなのでカラー写真でこれだけのプレーヤーが並ぶと壮観です。単にレコードを聴くだけでなく、ラジオ、カセットからエコー、リズム・ボックス、鍵盤といった機能が追加されているものがったり、フォルムもそれぞれ個性的で眺めているだけで楽しい。80年代中ごろくらいまでってポータブルプレーヤーに限らず、テレビやラジオ、家電もこういうある意味この過剰な感じのデザイン、多様なデザインが多かった気がしますね。今だったらより売れるほうに一斉にデザインが流れていくと思うんですよね。逆にこういうデザインがあふれていたからこそ、無印良品のシンプルなデザインが新鮮だったんだろうなぁどと思いつつ、コロンビアのポータブルプレーヤーでレコード聴きながら眺めてます。
■そして、そんなポータブルプレーヤーを2台使った簡単なDJ(というかBGM係)を、7月9日にシャトー2Fで行われるイイトコ宵の市でやります。イイトコ市は、いつもは日曜の昼間に行われている市で、食べものや飲みものを初め、洋服やアクセサリー、雑貨などのお店がシャトー2Fの店内を彩ります。(といってもわたしはかなり昔に一回行っただけですが‥‥)今回は土曜の5時から9時という夕方から夜の時間に行われるということで「イイトコ宵の市」。一応、「夏」をテーマにジャンル関係なくかけようと思っていますが、その場の雰囲気も分からないし、ほかの人がどんな曲をかけるのかもわからないのでどうなるかは分かりません。まぁ夏の初めの夕暮れにお酒が進むような感じにしたいですね。