「今宵も酒場部」-牧野伊佐夫、鴨井岳-

■ステキなお酒の嗜み方のあくなき追求を目的として、牧野伊三夫部長と鴨井岳が都内を中心にさまざまな酒場をめぐった1年の活動記録。酒場での二人も良いけれど、高橋みどり、高橋みどり、平松洋子、松長絵菜、石田千、セキユリヲ、福田里香といったゲストが登場するのが楽しい。そしてはけのおいしい朝市でお世話になっている(漣くんの幼稚園も紹介していただきました)横須賀さんの弟、横須賀拓さんもたびたび出てくる。というわけで武蔵小金井の酒場も登場。調べてみたらそのお店は10時過ぎには閉店しちゃうみたいなので、会社帰りに一人で行くのは難しいけど、機会があれば行ってみたい。ちなみに横須賀拓さんは、東京蚤の市でロスパペロテスの手伝いをしていて、お互いのお店を見に行ったりしてます。ついでにロスパペロテスでは、友だちの友だちだった小栗さんも手伝いをしていて、最初の時はいろいろいろいろつながっててびっくりしたものです。その小栗さんは、今年の6月に鎌倉に古書ウサギノフクシュウという古本屋を開店。今月末に鎌倉に行く予定があるので、その際には行ってみようと思ってます。
そういえば、ずっと「幸田さんと小栗さんを会わせたいんですよ~」って会うたびに言っていた女の子は、しばらく会わないなーと思っていたら東京蚤の市に遊びに来てくれて、しかもお腹が大きくなっててびっくりしたなー元気な赤ちゃん産んだかな?

-■週末は谷保にあるラマパコスの夏市に行ってきました。夏市では、鳥取にある食堂カルン(アジアンフード)TAIYODO(植物性焼菓子と冷たいデザート)、アグネスパーラー(季節のひんやりドリンク)、ラマパコス(お酒と蚤の市)が出店していて、それほど広くない店内に関田君の作った机やいすが並べれていて、5月に生まれたばかりの女の子の赤ちゃんを抱っこしたりあやしたりしつつ、おしゃべりをしたり、おいしいものを食べたり、遊んだり、といい雰囲気でした。週末くらいから暑さもちょっと和らいせいで、扉を開けっ放しにしておいても汗だくになることもなかったですしね。しかしいつもはお兄ちゃんたちに囲まれている暁くんが、赤ちゃんを見てものすごく興奮してたのが笑えた。

■わたしはビールを飲みながらカルンのアジア風おかずのっけご飯を食べる。
-いろいろな香辛料や調味料が混ざっていておいしかった。ふだん野菜は食べない漣くんも野菜がたっぷり入ったサモサ(?)とか食べてたしね。ほんとはここでTAIYODOの甘くないお菓子とかをおつまみにビール飲みながら、夕暮れまでだらだらと居たかった。そしてカルンに鳥取の話を聞くたびに鳥取に行きたくなります。

■谷保に行ったついでにやぼろじでやっていた西舘朋央の「NEW FOLKS」も見てきました。木片を使ったコラージュで、デザインそのものもモダンな感じよかったのですが、木片のツヤや凹凸などで見る位置によって印象が変わるところのがおもしろかったです。ジャーナルスタンダードの広告(?袋?)や本の表紙なども手掛けていて、それはコラージュを写真に撮るという形なのですが、光の当て方とか角度とか撮り方によって変わるので難しいとのこと。

-■谷保の町は、細い裏道があったり、こじんまりと商店が集まっていたり、団地やそれにくっついたスーパーがあったりといつかゆっくりと散歩してみたいと思う。山口瞳の「居酒屋 兆治」のモデルとなった文蔵→婆娑羅にも行ってみたい。つうか地図で調べたら、ラマパコスと婆娑羅ってものすごく近い。あるいて1分かからないところにあるのね。

■で、一回家に帰ってきてお父さんは、梅ヶ丘へ。2か月ぶりの泥酔ファンクラブ。今回はマヌロックフェストいうことで80年代のメタルやハードロックがかかったりして、普段、クラブで聞かないような曲がガンガンかかっててめちゃくちゃ盛り上がってました。
わたしはその辺まったく通ってないので、イントロが流れただけでみんなが反応してるのがうらやましい。10代の頃、メタルのレコードを貸してくれるような友達もいなかったしなぁ~(そもそも友だちが少ない。とほほ)
そんなわけで昼からビール飲んで夜も飲んで帰宅は1時。すっかりいい気分で布団に入りましたとさ。(まだまだ飲み倒した週末は続くのであった)

「残光」-吉田健一-

■気を抜くと雑記の更新もほとんどしてしない状態になってしまいますね。年の初めに比べ読書量も減ってきているので、冊数としてはそれほどたまってない気がしていたけれど、この本を読んだのは6月の終わり。もう2か月以上前のことで内容も忘れ始めてる感じ。いや、そもそもあんまり集中して読めてなくて、読み終わったすぐ後でもぼんやりとした印象だったような‥‥吉田健一の本はある程度、時間を取って集中して読まないとだめですね。それとは別に、随筆と小説をもう一度リストアップして、残りの本をきちんとチェックしていくようにしたい。なかなか手が出せない評論はそのあとかな?

■もう終わってしまいましたが、先日、昼休みを利用してIMAギャラリーで行われていたグループ展「THE STREET GOES ON」を見に行ってきました。海外からはスティーブン・ショアやピーター・サザーランド、ロレンツォ・ヴィットゥーリ、国内ではホンマタカシ、北島敬三、春木麻衣子といった写真家のストリート写真が展示されていました。スティーブン・ショアの新しい写真集「WINSLOW ARIZONA」に関連した展覧会だと思うのですが、ちょっと人数が多かったかな‥‥わたしとしては過去のものも含めてスティーブン・ショアの写真を見たかったかも。いや、ほかの写真家の写真もよかったんですけどね。

-■ちなみに「WINSLOW ARIZONA」は、ニューヨークから南西部を通ってロサンゼルスを経て終着点をサンフランシスコとする「アート列車」で全米を横断するという、現代美術作家のダグ・エイケンによる「Station to Station」というプロジェクトで発表した作品の一部を収録したものとのこと。このプロジェクトでは、スティーブン・ショアのほかにアーティストやライター、映像作家やパフォーマーらが参加し、あらかじめ決めていた停車駅に到着するたびに、彼らは、ダグが「ハプニング」と呼ぶ、各地に用意した会場で作品を展示したり、パフォーマンスを行ったらしいです。

■写真集では、タイトルにあるようにそのプロジェクトの最中に撮影された写真の中からアリゾナ州・ウィンスローで撮られた写真がおさめられています。荒涼とした風景をあまり感情的にならず、そのまま写していているところがよくて、写真集も買おうと思ったのですが、まぁこれまでのスティーブン・ショアの写真をよく見ているわけではないので、これを買うなら過去の写真集が欲しいと思い保留にしました。

-■ついでに同じ建物にあるタカイシイギャラリーでやっていた小平雅尋、原美樹子、吉野英理香という3人の写真家による「グループ展」も見てきました(こちらもすでに終わってますが‥‥)。吉野英理香は以前、移転する前のタカイシイギャラリーでの個展を見たことがあって気になっていた写真家。ほかの二人の作品は初めて。
普段は淡い感じの色彩の写真に惹かれることが多いのですが、吉野英理香の作品はわりと暗め画面構成でどことなく内省的で、何気ない日常的な風景や壁に貼られたポストカードを写したものでもどこか心にひっかかって立ち止まって見つめてしまいます。もともとはモノクロフィルムでストリートでのスナップを撮っていたらしく、最小限の色が抑えられている感じがいい。逆の意味で淡い色合い、とも言えるのかもしれません(かなり強引)。

■原美樹子も街角ですれ違った人々を被写体としたスナップで、独特な“間”というか雰囲気のある作品でした。記憶があいまいなののですが、西東京の風景が多かったような気がするのと、後で調べたらイコンタシックスを使ってるそうで、ちょっと気になってきてます。
一転、小平雅尋のほうはモノクロの端正な作品で、ほかの二人とは作風が異なる感じ。会場を入口から右回りに吉野英理香→原美樹子→小平雅尋と見ていくと、吉野英理香→原美樹子の流れがスムーズなだけに、この写真展での小平雅尋の作品の違和感が際立ってしまう気がします。単独で見たら違う印象になりそうだけどどうなんでしょう?

「おいしいはなし:台所のエッセイ集」-高峰秀子編-

■向田邦子、幸田文、山田風太郎、井上ひさし、玉村豊男、安野光雅、中山千夏、石井好子‥‥など、高峰秀子が50冊近い本から選んだ料理随筆を23編収録したアンソロジー。どこかユーモアのただよう文章が多く収録されていて気軽に読める感じがいい。
高峰秀子自身もたくさんのエッセイ集を出していて、「台所のオーケストラ」など食に関するものもあるし、旅に関する旦那さんの松山善三との共著もあるので、ちゃんと読んでみようと思っているのだけれど、意外と読んでないかも。何気に沢村貞子とごっちゃになっている部分もあります(すみません)。

■7月は本の更新もほとんどせずに、スマートフォン用のサイトを作ってました。といってもスマートフォンで見やすいようにレイアウトを変更したものを追加しただけですが‥‥。ほんとはスマートフォンならではの見せ方をもう少し考えたくて、ライブラリーとか見てみたのですが、今って文字コードがUTF-8なんですよね。カヌー犬ブックスのプログラムはShift-JISなんでそこから変更するのはいろいろ難しく‥‥。そろそろプログラム自体も変更する時期に来てるのかもしれません。
今回スマートフォン対応を見送った雑記についても、時期を見てなんらかの対応を行う予定。まぁ特にどうという内容でもないので、わざわざスマートフォンで見る人も多くないと思いますが。

-■そんなわけでこの雑記もほとんど更新できず。読み終わった本が何冊かたまっているので、ちょっと頻度をあげて更新していきたいと思ってます(思ってるだけ?)。

■金曜の夜は思っていたよりも早くMTGが終わったので、無理やりさくっとあがって、ブラックベルベッツのライブを見に丸の内ハウスに行ってきました。新丸ビルなんて行くのは初めて。金曜だけあってレストラン全体ではほぼ満席の大賑わいでしたが、ライブをやっていたテラスはそれほど人がいなくて、時間は短かったけれど、ゆっくり演奏を聴けてよかった。ここで飲んでてライブ見ないなんて、なんてもったいないことだろうと思うけれど、楽しみ方はひとそれぞれ、ですからね。
ブラックベルベッツは、明和電機の経理のヲノさんとして知られるヲノサトル、センベロ名義でも活動するサックス奏者の田中邦和、デミセミクエーバーのギタリストのテラシィイ、打楽器奏者の山口ともの4人組のバンド。
-昭和の歌謡曲やラテン、ジャズのスタンダードをちょっと変わった感じのアレンジで演奏していて、このバンドを知らない人でも楽しめるのではないかと思う。当日の朝にライブがあることを知ったので一人で行ってしまったけれど、5人くらいで行きたかったかも。

■週末は小金井公園の江戸東京たてもの園でおこなわれた下町夕涼みへ。遊びに行くのは今年で3回目ですが、年々人が多くなって、中に入るのも食べものを買うのにも長い列ができていました。行くのが遅かったこともあり、建物や盆踊りの様子を楽しんだりすることもなく、、中に入って焼きそばやお好み焼きをちょっと食べてから、路面電車で遊んだり、消防服を着て消防車に乗ったり、妖怪の展示を見たりと、お祭りとはあまり関係ないところで遊んでいました。そのせいか一緒に飲もうと思っていた女の子二人の幼稚園のお父さんとは会えず。男の子と女の子では狭い会場でも行動範囲が違ってきますね。

「釣人」-井伏鱒二-

■タイトルが「釣人」で表紙はカワセミ(この絵がいい)、ということで、釣りの話が中心にまとめられてますが、ほかにも中島健蔵の写真を解説した「風貌・姿勢」や交遊録的なものも収録されてます。まぁわたしにとってはそちらの方がおもしろいというのも事実。でも釣りに行く前の準備や川での様子など、わりと詳しく記載されていて、多分釣りが趣味の人だったらより楽しめるとは思いますが、それでなくても楽しく読めます。
多分それは、例えば、タイトルの「釣人」は、釣の師であり自らも釣文学の大家でもある佐藤垢石の思い出を、過去にもらった手紙を引用しつつつづったものなのですが、手紙を探す途中で、兄からもらった手紙を見つけてその内容についての話が出てきたり、東伊豆で太宰治と釣りをしに行った時の話が出てきたり、すぐに話が横道にそれます。その辺の横道にそれる塩梅が、釣りを知らない人にとっていいバランスになっているのではないかと。いや、適当。とは言え、バランスが狂うと単にまとまりがない、というだけになってしまうんですけどね。

■近所にある初めての床屋さんで髪を切ったらかなり短くなってしまってびっくり。散髪しているときはメガネをはずしているので、鏡に写っている自分の顔がほとんど見えてない。いや、切ってる時の感触で「うわっ、けっこう切ってるな」と思っていたけれど、切り始めると途中で言いにくい。だいたい「あ、そんな切らないでほしいんですけど」って言ったところですでに切ってしまってるので、そこに合わせてほかのところも短くするしかないじゃないですか。そういう場合でもなんとかしてくれるものなのかな。言ったことがないのでわからないけど。あと、床屋って完成形で「どうです?」って言うけど、あれはどうなのか。って、まぁあんまり気にしてない。短かかったら「今回はちょっと短いけどいいや」って思うし、ちょっと変だったら「今回はちょっと変だけどいいや」って思う。多分、床屋に来ている人のほとんどがそんな感じなんだろうね(わたしだけ?)。

■週末は府中の森公園、小金井公園と近所の公園ですます。小金井公園はちょっと遠い。3月にはけのおいしい朝市が江戸東京たてもの園で行われた時に出店した時以来。SL広場でちょっと遊んで、出茶屋さんコーヒー飲んで、また遊具で遊んでという感じ。江戸東京たてもの園では、ちょうどジブリの立体建造物展が始まったばかりのためか、いつもより入口にたくさん人がいたような気がしたけど、どうなのかな。8月2日、3日は、恒例の下町夕涼みがあるのだけれど、今年はいつもより人でいっぱいになりそう。ここで行われる盆踊りは、古い建物に囲まれたシチュエーションで、まさに昭和な雰囲気を味わえるのがいい。子どもたちがどう思っているのかはわかりませんが。

■最近、ちょっとぜんそくの発作で苦しい。家から駅までの坂道を自転車で走ったり、新宿駅で中央線から大江戸線に乗り換えるだけで、つらくなって途中で休みたくなるほど。久しぶりにぜんそくで病院に行って吸引器をもらってきました。いろいろ生活習慣を整えなくては。

-■【今日の一枚】「SARAVA」-CARLOS LYRA-
カルロス・リラを初めて聴いたのは、1994年の夏、レディメイドの“未来の音楽シリーズ”として再発されたポール・ウィンターと共演した「ザ・サウンド・オブ・イパネマ」。その夏はハワイに遊びに行っていた友だちのアパートの換気を頼まれて、エアコンもない6畳の部屋に時々行って窓を開けて風を通したりしてました。新宿のレコファンでこのアルバムを買って行って、その部屋に入ってすぐにCDプレーヤーにのせたときの、締め切ったむっとした暑さと窓から入る風の心地よさを思い出します。1994年の夏は暑かったんだよねぇ。
さて、このアルバムはカルロス・リラが軍事独裁政権から逃れるためブラジルを離れ、メキシコに滞在していた時に録音されたもの。カルロス・リラのアルバムは当たりはずれがなくて、基本的には、ボサノヴァから逸脱しない適度にポップなメロディとサウンドをやわらかい声で歌っているものがほとんどで、その辺が批判の対象になったり、物足りなさになってしまったりするのでしょうが、わたしはそのスタンスを変えないところがけっこう好きだったりします。
このアルバムは、ゆったりとギターと歌を聴かせるというよりも、ヴィオラォン、ハモンド・オルガン、ストリングス、ブラスなどがヴォーカルを引き立てるようにバランスよく配置されていて聴きやすいんじゃないかと思います。

「あさめし・ひるめし・ばんめし」-大河内昭爾 選-

■芥川龍之介、草野心平、水上勉、安藤鶴夫、吉村昭、色川武大、向田邦子、瀬戸内晴美、種村孝弘‥‥といった作家の食に関する随筆を収録したアンソロジー。編者の大河内昭爾は「味覚の日本地図」や「味覚の文学散歩」「粗食派の饗宴」といった食に関する本を多数出している評論家。サブタイトルが「アンチ・グルメ読本」となっているので、1980年代後半に福武文庫から出ていた本だと思う。これは読んだことがなかったけれど、1980年から1990年初めのころの福武書店はいい本出していて、好きだったんですけどね。海外文学もおもしろい本をたくさん出してました。バルガス=リョサ、ミルハウザー、ニール・ジョーダン、ジム・ダッジ、エリクソン、ジョン・クロウリー‥‥などあげればきりがないほど。それが今ではしまじろうだもんねぁ~
で、この本ですが、今読むとわりと手堅いラインナップになってます。吉田健一、子母澤寛、小島政二郎、永井龍男、池田弥三郎など自分にとっておなじみの作家の随筆はほぼ読んだことがあるような気がするしね。でも当時はたとえば吉田健一の随筆とかどういう感じで受け入れられていたんだろう。わたし自身はまだ10代だったし、翻訳文学にどっぷりつかっていた時だったし、よくわかりません。定番な作家を集めた感じだったのか、逆にマニアックな路線で組まれたものだったのかちょっと気になります。

-■先週の日曜はは渡邉知樹くんの個展「水のことだけ考えていた」を見ににじ画廊へ。抽象的な水彩画(?)や鳥オブジェが展示されていていたのですが、知樹くんの絵は抽象画といってもきれいで光があふれるような絵で、外に開かれているところが好き。なんかリビングに飾ってあったら、毎日がちょっと明るくなりそう。
鳥のオブジェのほうは、個展に行くたびに一つずつ買っていて、4つ目になりました。前回の時に漣くんに選ばせたら、それがうれしかったらしく、今回もにじ画廊に着く前からどんな鳥があるのか楽しみにしてました。今回選んだのは青い鳥。帰ってきて「これがおとうさん、これがおかあさん、これがおねえさん、で、きょうかったのが弟」と説明していましたが、多分、後付け。

-■【今日の一枚】「vox populi」-vox populi-
セルジオ・メンデスを起点するようなブラジル音楽に欧米のロックやポップスを取り入れた感じのサウンド。端的にいうといろいろなところで書かれているようにブラジリアンソフトロックってことになるのかな?そもそもソフトロックって(特にA&Mサウンド)欧米のポップスにボサノヴァの洗練さを取り入れたという要素が大きい気がするので、なんとなくブラジリアンソフトロックって言葉は自分の中ではしっくりときませんが。
ポップな楽曲に男性7人+女性からなる厚いコーラスがたたみかけてくるサウンドはわたしにとってはど真ん中。バックの演奏もアタックの強いリズムセクションに跳ねるようなピアノを基本にがっちりささえていて、歌がなくてもジャズボサ、ジャズサンバとして成り立つんじゃないだろうか?
と思って調べてみたら、ボサリオのメンバーだったフェルナンド・レポラーセ、ミナスの名門音楽一家に生まれ、グルーポマニフェストに参加するアマウリー・トリスタォン、テンポトリオに参加するエウヴィウス・ヴィレーナ、のちにセルジオ・メンデス&ブラジル77やシカゴで活躍することになるロウディ・デ・オリヴェイラといったミュージシャンが在籍していたらしいです。

■あと、これも先週のことになってしまいますが、6月の泥酔ファンクラブはヘヴンのメキシコさんを迎えての「パパパソング&ハンドクラップソング」特集でした。次々とかかるパパパソングを聴きながら、普段、さらっと聞き逃してしまっている曲に「パパパ」が入ってることに気が付かされたり楽しかったです。
もともと「パパパソング」って言い方がもともとギターポップのイベントで使われたものだったり、メキシコさんがゲストで回していたので、ついそっち方面の曲ばかり気にしてしまってましたが、ふと思えば、ブラジル音楽やジャズヴォーカルってスキャットが入ってる曲が多いし、パパパソングっていっぱいありそう。もちろんこのvox populiにもパパパあり。

「銀座旅日記」-常盤新平-

■2003年から2006年にかけて「ダ・カーポ」に連載された日記をまとめた本。いろいろなところに出かけてはその街を歩き、疲れれば喫茶店で一服、昔からの友人と会い食事をしお酒飲み、新しく出る「ニューヨーカー」を楽しみに読む、そんな日々の暮らしがつづられている中で、歳を取ったことの嘆きがつぶやかれる。読むほうとしては70歳を過ぎて友人たちに囲まれて、かつ自分もアクティブに動く生活を送れるなんてうらやましい、という気がしてしまう。これを書いていた時の常盤新平といまほぼ同じ歳のの父親はどんな風に毎日を送っているのだろうか?自分が70歳になった時はどんな生活をしているのだろうか?なんてことを思ったりもする。お酒が飲めたらたまにはどこかに誘うのだけど、350mlひと缶で真っ赤になって横になってしまう人だからな(いいわけです)。

-■6月はお父さんと川遊び、お祭りと幼稚園の行事があったせいで、毎週のように幼稚園のお父さんと飲んでました。週末にこんなに飲んでていいのだろうか?という気もしないでもないです。お父さんは子どもの幼稚園にそんなに関わる機会もなくて、それはそれで楽でいいのだけれど、お父さんたちと飲んだりするのは、友だちや会社の人とまた違った感じで楽しい。6時とかわりと早めの時間から飲み始めるので、けっこう飲んだ気になってもまだ10時過ぎとかっただりして、しかもそのまま自転車で帰れるのもいい。誰も終電を気にする人がいないので、たまに気が付けば1時過ぎ、とかになってる時もありますけどね。
ちなみに今週末は下北沢のメンフィス兄弟でやっている泥酔ファンクラブに行く予定。これも今年卒園した幼稚園のお父さんが関わっているイベントだったりします。

-■毎月、遊びに行っているインザパシフィックで、半年ぶりにDJをしました。インザパシフィックも含めて音楽好きの人が集まるイベントはお客として行くのは、いろいろな音楽の話やレコードコレクターの話を聞けたりしてとても楽しいけれど、レコードをかけるほうになるとマニアックすぎて難しい。と言ってもレア盤とか買うような身分ではないので、自分の持っているレコードをかけるしかないわけで、いつものようにイージーリスニングを中心にジャズやソフトロック的なものをかけてみました。それでいいのかはもうわかりません。というわけでめずらしくプレイリストを載せておきます。(40分のセットで18曲!)

 ■First Set
 「1.2.3」-Len Barry-
 「Opus17」-The 4 Seasons-
 「Walk On By」-The Four Freshmen-
 「I Can’t Halp Myself」--
 「How Sweet It Is」-O.S.T-

 ■Second Set
 「Marrakesh Express」-Enoch Light-
 「Comin’ Back」-Gabor Szabo-
 「1.2.3」-Gene Bertoncini-
 「Love So Fine」-Don Costa-
 「Happiness Is」-The Anita Kerr Singers-
 「Love Is Just Around The Corner」-The Ray Stanley Singers And Orchestra-
 「Penelope」-O.S.T-
 「The Candy Man」-Rodney Allen Rippy-
 「When You’re Away From Me」-Michael Dees-
 「Pretty」-Jack Jones-
 「The Devil In Your Eyes」-Lou Rawls-
 「Night Club」-Mose Allison-
 「Sunday In New York」-Mark Murphy-

-■【今日の一枚】「AGORA」-ドリス・モンテイロ-
ワールドカップのブラジル開催を記念してユニバーサルから出ているブラジル1000のシリーズの一枚。ドリス・モンテイロはエレンコから出ているレコードを昔聴いた覚えがあるのだけれど、あまり記憶がないんですよねぇ‥‥
これは1976年のアルバムで、ドリス・モンテイロのうつむいた写真のブルーなジャケットがなんとなくジョニ・ミッチェルの「ブルー」を思い浮べてしまったりします。
こちらも「ブルー」と同じくイントロのギターカッティングと爽快なフルートが印象的な一曲目だけでノックアウトされてしまう。全体的にはボサノヴァというかサンバっぽい。ガットギターなどのアコースティックな楽器をベースに、エレピがからみアクセントのようにホーンセクションやストリングスが入る。ちょっと枯れた感じのくせのあるヴォーカルはボサノヴァには似合わないかもしれないけれど、サンバを基調としたこのサウンドには合ってると思う。そういえば60年代か70年代の歌謡曲の歌手でこんな声の人がいたような気もするけど、思い出せない。
あんまり気にしてなかった歌手ですが、ほかの70年代のアルバムもよさそう。

「写真論」-スーザン・ソンタグ-

■一昨年くらいに写真についての本をまとめて読もうと思っていた時に、読み返そうと思ったら手元からなくなっててそのままになっていた本。前に読んだのは20代の前半なので、再読するのは20年以上ぶり。今も読んでいて作品が思い浮かばない写真家とか出てくるし、当時は多分なんにも分かってなかったんだろうなぁと思う。
そういう意味もあってわかるところはすごくおもしろいんだけど、イメージが浮かばないところはつい読み飛ばしてしまったりしてしまう。ずっと思っていることだけれど、きちんと写真の通史を勉強したい。で、また10年後ぐらいに読み返したい。
しかし今でさえ、デジカメが主流になって写真の意味がかなり変わってしまったのに、10年後に読んだら、全然違う印象を受けるのかも、などと思う。

■この間、橋本徹の本を読んだ影響で、なんとなくゴールデンウィークが終わったころからブラジル音楽ばかり聴いてる。5月なのに真夏のような気温で、でも朝晩は涼しくて、ブラジル音楽を聴くにはいい時期。来週からはブラジルでワールドカップも始まるようなので、いろいろ盛り上がりそう。いや、ワールドカップ、多分、まったく見ないうちに終わると思うが‥‥
ということはおいておいて、自分の中でブラジル音楽のブームは何年かおきに訪れているけれど、毎回、中途半端に終わってしまっているので、今回はある程度聴きこみたい。さて、どうなることやら。

-■【今日の一枚】「E DEIXA O RELOGIO ANDER!」-OSMAR MILITO-
オズマール・ミリートは1960年にはボサリオに在籍していたピアニスト/編曲家。1960年代後半から2年にわたるセルジオ・メンデスらとのアメリカツアー、メキシコ滞在を経て、ブラジルに帰国し録音されたという1971年の1STアルバム。
解説ではブラジルを離れたことで音楽性の幅が広がったなどと書かれていましたが、「MERCY MERCY MERCY」や「CANTALOUP ISLAND」のファンキーなカバーや、コーラスが楽しい「RITA JEEP」、跳ねるリズムの上で映画音楽、イージーリスニング風の滑らかなホーンが印象的な「Garra」などバラエティに富んだ内容になってます。どちらかというとポップスに近い作品ですが、ブラジルテイストのサウンドとうまく絡み合っていて、ばらばらとした感じはなく、違和感なく通して聴けるのがいい。インスト、コーラスのみの曲、歌もののバランスいいしアレンジャーのレコードの見本みたいな作品。

-■眼鏡を買い替えたら何人かの人に昭和の人みたいと言われてしまった。まぁ昭和の人なんですけどね(いや、そういう意味ではない、と思う)。視力がかなり悪いので、かけた感じがあんまりわからないまま買うので、冒険と言えば冒険。昔はそれに3万とかかけてたんだもんなぁ。
それにしてもそろそろ遠近両用とか近くを見るための眼鏡を別に買うとか、そういう年齢になってきました。むむ。実際、満員電車で本とかスマートフォンとか見てると目から近すぎて見にくいのよ。あ~あ

■「ブラジル音楽を聴くにはいい時期」なんて書いて放置していたら、梅雨に入ってしまいました。わたしの中では10日が梅雨入りってイメージなので、ちょっと早い気分なのだけれど実際はどうなのかな。と、そんな梅雨入りのイメージの6月10日でカヌー犬ブックスも11周年。12年目に入りました。皆さまありがとうございます&12年目もよろしくお願いいたします。
なんかただ続けているだけで、やりたいことはいろいろありつつもなかなかできてない状態が続いているので、もう少しいろいろがんばらなくては、と気を引き締めてます。

「玉子ふわふわ」-早川茉莉-

■早川茉莉で森茉莉をはじめ石井好子、福島慶子、三宅艶子、森田たま、中里恒子、住井すゑ、武田百合子、林芙美子、網野菊、池波正太郎、伊丹十三、吉田健一、嵐山光三郎、山本精一、池田満寿夫、北大路魯山人、向田邦子、色川武大、田村隆一、神吉拓郎、堀井和子、熊井明子、田辺聖子、松浦弥太郎、室生朝子、筒井ともみ、辰巳芳子、林望、村井弦斎‥‥など、37人の作家による玉子についてのエッセイをまとめたアンソロジー。最近、カレーやおやつなどテーマ別のアンソロジーが出ていたりするし、作家単体での食に関するエッセイも再発(?)されたりしていていろいろ読みたくなってしまいます。

■なんとなく会社の仕事のほうが忙しくて雑記をメモする時間もなく、気がつけば東京蚤の市の告知できないまま終了し、6月になってしまいました。今さらですが、東京蚤の市のカヌー犬ブックスのブースにたくさんの人に来ていただきありがとうございました。ものすごく慌ただしくてわたし自身は、ほかのお店を回ったりする時間がこれまでに比べてあまり取れなかったのが残念でした。エデュコさんで購入した小さめサイズのちゃぶ台が唯一の収穫。これを使って子どもたちが絵を描いたりして遊んでます。

-

-■先週末の金曜は半年ぶりくらいに西荻のハンサム食堂に行った。金曜くらいは早めにあがってちょっと寄り道をしつつどこかで飲んで帰りたい。いや、毎週飲んでますけどね。夕ごはん食べないで10時近くに会社出て慌てて寄り道して、荻窪とか西荻とか吉祥寺で12時くらいから終電を気にしながら飲むのは、なんだかなーという感じ。そこまでして飲みたいかというつっこみを自分にしつつ、まぁお腹はすいてるので‥‥

-■で、土曜は、国分寺の武蔵国分寺公園でやっていたクラフトマルシェへ。事前の情報なしに漣くんの幼稚園が終わった後、軽い気持ちで行ってみたけれど、出茶屋さんとか藤原奈緒さんの「あたらしい日常料理 ふじわら」と顔なじみの人が出店しててちょっとびっくり。熱かったのでアイスコーヒーを飲んだりかき氷を食べたり、芝生で遊んだり、置いてある絵本を読んだりイベント終了まで遊んでしまいました。メインのクラフトのお店はほとんど見れませんでした、すみません。ほんとは段ボールフリスビーのワークショップに参加したかったんですけどね‥‥
武蔵国分寺公園は初めて行ったのですが、芝生が広がっていて、マルシェが出ているところは大きな木があって木陰があって、池があったりしていい公園でした。もう少し近ければ特にイベントがなくても遊びに行きたい感じ。東京の西の方はこういう公園がいくつもあっていいなぁ

「公園通りみぎひだり」-橋本徹-

■橋本徹というとサバービアスイートまでで、フリーソウル以降はそれほどチェックはしてないし、アプレミディにもあまり行ってないくらいなので、今さら橋本徹の本を読むなんて思いもしなかったです。でもここに掲載されている日記のいくつかは、Webに載った時に読んでいた記憶があってちょっと懐かしい。この懐かしいという感じが、この間読んだ安田謙一の「ピントがボケる音」とはちょっと違って、自分の中で複雑な気持ちになってしまうのは、単にわたしの橋本徹/サバービアスイート/フリーソウルへの気持ちの問題ですかね。というか、わたしが単にひねくれた性格ってだけです。すみません。

■そんなわたしですが、インクスティックでやっていたイベントに行ったり、多摩FMで放送されていたサバービアズ・ダイアリーは毎日2時間、欠かさずカセットテープに録音したりしてました。ラジオのほうは当時はCD化もされていないようなきょくが惜しげもなく流れていて、これを聴いてたらCDもレコードも買う必要ないんじゃないか、なんて思ってましたっけ。あー懐かしい。

■という感じで、サバービアに関する思い出でもつらつらと書こうかなと思ったけれど。なんとなく恥ずかしくなってきたんでやめます。でも今年の夏は買い忘れていたボサノヴァのCDでも聴こうかしら?

■立川にある玄米ごはんがおいしいmarumi-yaが6月で閉店してしまうらしいので行けるときに行っておこうと思ってGWの最終日に行ってきました。暁くんが生まれてから全然来ていなかったので3年ぶりくらいだろうか?その前は漣くんを連れて来て、窓際の席から電車を見たりしてたのですが、さすがに落ち着いたお店の雰囲気の中、騒がしい男の子不亜t利を連れて行くのはどうかと思って行けなかったのです。実際、今回も入り口近くの個室で食べたのですが、ご飯が出てくるまでうるさいし、ご飯を食べたら食べたですぐに公園に遊びに行きたいと言い出すし参りました。そしてお店の人、周りのお客さん、申しわけありませんでした。
で、その後は近くの鬼公園へ。ここもmarumi-yaがなくなっちゃったら行く機会がなくなっちゃうんだろうなぁ~

-
-■最近はなんだか昼休みに外に出られなくてたいてい席でお弁当を食べながら作業をしたりしてるのですが、金曜はちょっと余裕があったので、外でごはんを食べるついでに、IMA CONCEPT STOREでやってる川内倫子とテリ・ワイフェンバックの「Gift」展をさらっと見てきました。
2011年からプライベートな交流としてメールで続けていた写真を送り合うという往復書簡をひとつのプロジェクトとして発展したもの。それぞれの写真ももちろんよいのですが、じっと見ていると、届けられた写真に反応し合い、ワシントンD.C.と東京という離れた場所で撮影された写真がつながっていくところがおもしろい。どきときどっちの写真だっけ?なんて思ったりして‥‥というのは大げさか。
6月8日までやっているので時間があったらまた行ってみたい。(カタログ買うかどうか迷ってるのです‥‥)

■このカタログとして、川内倫子とテリ・ワイフェンバックの写真を1冊ずつにし2冊をくっつけた形になっていて、両方を広げつつ交互に見れるようになっています。ちょっと欲しい。6月10日までは限定特別価格で5500円なので、また行ってみて、もう一度写真を見て決めたい。川内倫子の写真集は「うたたね」しか持ってないしね。というか、川内倫子の写真集と言えば、撮影現場で市川実日子らを撮った「blue」のフォトブックをずっと探してるんですが、本屋でどのコーナーに入ってるのか微妙で未だに手に入れてないんですよねー

「踏切みやげ」-石田千-

■東京都内をはじめ日本の各地に出かけていって知らない駅でふらりと降りてお酒を飲んだりしつつ、踏切を鑑賞するそんなワンパターンな情景がつづられているだけなのになぜか飽きることなくその世界観にだんだんと引き込まれるような感じになるのが不思議。個人的には三鷹台と井之頭公園駅のあいだにある小さな踏切が出てきたのが懐かしかったです。

■気がつけばゴールデンウィークに入り、気がつけばもう終わりという感じ。一応、2日がお休みだったので後半は5連休だったのですけどね。まぁ普通に月曜から金曜まで働いてるときだってあっという間なのだからましてや休んでるんだからねぇ。といいつつ毎日いろいろ出かけたり、遊んだりしてるかも。

■未来館でASIMOを見た。終わってから漣くんが「ASIMO小さかったねぇ。漣くんと同じくらいだったねぇ」と繰り返してた。ロボットと言われたので大きなものが出てくると想像してたのだろうか?

-

■4月にオープンしたばかりの立川IKEAに行ってみる。めちゃくちゃ混んでるんだろうなぁと腹を括っていたせいもあるけれど、昼過ぎに着いてレストランで待たずに席も取れたし、ショールームなどもそれほど混んでいるという感じではなかったかも。まぁそもそもIKEAで買うものなんてそうあるわけではないですよね。とりあえず子どもたちの本棚、おもちゃ置き場にしているトロファストを買ったので、最近絵本を買うのをちょっと控えめにしてたけど、また買えるかな、と。あ、いや、無理して買うこともないんですけど。

■3日は幼稚園の同じクラスの人たちを武蔵野公園でBBQ。土曜の送り迎えでなんとなく顔を見合わせてはいるけれど、そうそう幼稚園のお父さんと話す機会もあまりないのに、BBQ場に行って「おはようございます」って言ったら「あ、幸田さん、木曜の夜、日高屋にいませんでしたか?」と言われるなど。う~ん。

■1か月遅れの誕生日プレゼントでトイカメラとも言えないおもちゃのデジカメを漣くんに買ってあげる。一応、カメラの裏側には液晶もついてるので、撮る時も確認できるし、撮った写真もその場で見ることができる。画質も悪いし、画面全体も暗いのでたいした写真は撮れないし、撮った写真のほとんどがピンぼけだけど、大人では撮れない暁くんの表情が写ってたり、なんでこれを?というものが何枚も続いていたりしておもしろい。普通に人を撮る時はちゃんと画面に収まるように撮ってるよう。でも今さらだけど、あのカメラの裏にある液晶はずるいね。というか、すごいなと思う。わたしなんていまだにファインダーで見てた画面と現像されてきた写真の画面がずれてることがありますよ。