前回の飛車落ちからさらに進んで角落ちでのぞんだ「続・血涙十番勝負」。結果は飛車落ちで3勝6敗1引き分け、角落ちで1勝9敗。本の中でも、角落ちの難しさや角落ちに対するプロの意気込み(プロは角落ちで素人に負けることを恥とする)が何度も書かれているが、まさにそのとおりの結果に。いや、最後の1勝のために、9連敗があったのだ、とも言えます。適当ですが。
素人目からするとなんでこのまま勝てないんだろう?という対戦が何度もあって、そのほかさまざまなしがらみや、焦燥あり、その上で、最後に1勝という筋書きに、本のことを考えてわざと前日飲んだりしてない?という気分にちょっとなったりして。
でも意外とその辺考えてたりしてそうなところが、山口瞳の侮れないところだったりもするのですが‥‥。
さて、今週末は珍しく土日とも天気が良かったこともあって、2日続けて吉祥寺まで行って来ました。家族3人で吉祥寺まで行くのは2か月ぶり。
さすがに首のすわらない赤ちゃん連れでは、気軽にどこかに入ってお茶ということもできないので、昨日は、伊勢丹の地下でお弁当買って3階のテラスで食べたり、散歩がてらにダンディゾンまでいったら、feveで「北欧スウェーデンの旅手帖」展をやっていたので、ちょっとのぞいてみたり、今日は、井の頭公園のベンチでパンを食べたり‥‥という感じでした。
井の頭公園では、佐々木謙太朗という人が、スティールパンを演奏していて、ちょっと聴きいってしまいました。ソロで演奏していたのですが、スティールパン一台でこんなに音がきれいに響くんだ、と思うくらい、いい感じに公園内に響いていて良かったです。
ちょっとしか聴けなかったのですが、ホームページを見たら「土曜、日曜、祝日の出来るだけ多くの日、井の頭公園でソロ演奏したいと思います。」と書いてあったので、次回は、もうすこしゆっくりと聴きたいですね。
7月14日に吉祥寺のescalier.Cでソロライヴがあるそうなので、できればそっちも行きたいけど、どうだろう?ちなみに佐々木謙太朗さんは、パノラマ・スティール・オーケストラにも参加しているらしいです。
そのパノラマ・スティール・オーケストラのCDを、わたしは持っていなかったりするのですが、昨日は、HMVがポイント10倍だったので、サンシャイン・ラブ・スティール・オーケストラの「Sunrise」を買ったのでした。なぜか今週末はスティールパンづいている?もう7月、夏もうもうすぐですしね~
「東京の小さな喫茶店」を読んだのは、発売されてからかなり経った頃だったと思うのだけれど、休日、古本屋さんやレコード屋さんを回るときに持っていって、喫茶店でコーヒーを飲みながら、何回か読んだ記憶があります。多分、まだうちにあるのではないかと思う。でもどこにあるのかはわかりません(まぁクローゼットの奥かベッドの下の段ボールの中ですが‥‥。そこになければ実家か?すぐに取り出せないのならないと同じ?)。
「世相講談」がおもしろかったので下巻を読むのはもったいなくなってしまい、後まわしにしていた将棋と競馬ものの本を読んでしまおうと、読み始めてみたのですが、いやこれもおもしろい。将棋については、普通に小学校の時とかに遊んだだけなので、定石とかまったく分からないし、採譜もまったく読めない、かつ棋士についても名前を聞いたことがある程度しか知らない。でもおもしろい。何がおもしろいのかといえば、勝負が始まる前の棋士の紹介、勝負中の心理描写、勝負が終わったあとのいいわけ?、つまり採譜以外すべておもしろいんですよ(といったら言い過ぎか)。
永井荷風から太宰治、芥川龍之介、久保田万太郎、野口富士男、そして安藤鶴夫や五木寛之、植草甚一まで、明治・大正・昭和を通して東京について書かかれた3編の小説、21編の随筆、1編の対談を収録したもの。東京について書かれた文章を集めたアンソロジーといえば、「東京百話」とか「大東京繁昌記」が有名ですが、これも1冊だけれど幅広く選ばれていてよくまとまっているのではないかと思います。いくつかは、個々の作家の作品の中で読んだことがあるものがあったりしましたけどね‥‥。それから、高見順の「如何なる星の下に」について言及している作品が何編かあって、当時、この作品がたらしたインパクトの大きさを改めて実感しました。
今日のおやつは、高崎に住むミオ犬の友だちからいただいた出産祝いに添えられていたガトーフェスタ・ハラダの「グーテ・デ・ロワ ホワイトチョコレート」。片面にホワイトチョコレートがコーティングされているラスク。しっかりとコーティングされているのでかなり甘いのだけど、ちょっと濃いめにいれたコーヒーによく合います。
40年代から60年代にかけて出版されたアメリカの料理本やレシピ本を紹介した本。もちろんこんなコテコテの料理を自分で作って食べようとは思わないけれど、昔の荒い写真の雰囲気やイラストがかわいいのでときどき開いてはページをめくってみたりしてます。
小説の題材として使える話がきけるのではないかと、どこか後ろめたい気持ちを引きずりつつ昔の知り合いや同級生のところに行き、会ってすぐに「小説の題材を探してるんだろう?」と言われてしまう。そんなことが延々と繰り返され、全体的に疲労感、悲壮感に覆われているような作品集。
続けて書くこともないので、最近よく聴いている「John Baker Tapes Volume 1」を紹介。英国BBCの電子音楽制作部門である“BBC Radiophonic Workshop”で、1960年代から専属コンポーザーとして活躍したジョン・ベイカーが手がけた、テレビ、ラジオ番組用やCM用に制作したミュージック・コンクレート、電子音楽を収録したCD。身も蓋もない言い方としてしまうと、レイモンド・スコットの「Manhattan Research Inc」のイギリス版ですね。レイモンド・スコットより後なので、実験的な部分がそれほど強くなくて、ちょっとゲーム音楽的な曲もあったりしてかなりポップです。同じように日本の国営放送の電子音楽制作部門だったNHK電子音楽スタジオの作品は、どちらかというと実験音楽的な側面が多いイメージだけれど、こういう作品も残されているのでしょうか?
前回書いた「新緑古本大市」で買ったもの。英語版は持っているのだけれど、日本語版だったし、せっかくイベントに行って何も買わない(交換しない)のもなんだな、と思って購入。帯に「100万ドルの夜景~」って書いてありますが、最近、あんまり聞かないフレーズのような‥‥。今でもパッケージツアーのコピーなどに使われているのだろうか?
週末はバスに乗って阿佐ヶ谷住宅の一室でやっていた「新緑古本大市」に行って来ました。“古本市”と言っても、読まなくなった本を持っていくと“交換チケット”を換えてくれるので、そのチケットを使ってほかの人が持ってきた本を買う、というシステムなので、どちらかというと、古本“交換会”といったほうが近いかもしれません。本だけでなくオトノハのお弁当や瀬戸口しおりさんのクッキーなども売っていて、どちらかというとわたしは、そちらが目当てだったんですけどね‥‥。
そんなわけで、今日のおやつは古本市で買った瀬戸口しおりさんのクッキー。瀬戸口しおりさんは、前にミオ犬が「私の手料理」という本を紹介していましたが、Kuu Kuuの元スタッフだった人です。
今日のおやつは、シェ・リュイのカヌレ。カヌレなんて食べるの何年ぶりでしょうか。お休み中に孫の顔を見に来たうちの親が買ってきてくれたもの。帰った後に箱を開けてみたらたくさん入っていたので、ここ3日間続けて、おやつにカヌレを食べてるのでした。帰りに妹のところに寄ると言ってたので、その場で開けて分ければよかったです。すまぬ。やっぱりおみやげものはもらったその場で開けるべきですねぇ~