去年の今ごろは恵比寿でイベントをやっていたし、その前の年は“一箱古本市”に参加したし、その前は、東麻布でイベントをやったし‥‥と、近年、ゴールデンウィークの前くらいのこの時期は、毎年なんとなく慌ただしかったのだけれど、今年はそういった予定がなにもないので、わりと、ひま。で、時間があると結局、会社帰りにレコード屋か古本屋の寄ったり、飲みに行ってしまうわけで、週末は目が覚めるとお昼前、なんてことになってしまい、どこかに行く気も出ず、夕方近くになって吉祥寺とか西荻とかにちょっと出ると、もうあたりは暗くなり始めてる、なんてことになってしまってます。ゴールデンウィーク前にこれでいいのか?話を戻すと、イベントついては、気分的には、やるなら前回のイベントに何かプラスαしたものにしたいと、漠然と思っているのだけれど、それが何なのかわかんない、という感じ。ついでに「やりたい!」という気もあまりない、かな。古本屋ということにはまったくこだわってなくて、単におもしろいことができれば‥‥ってことだけなんですけどね。まぁ今年は、イベントなんかよりも、6月で5周年なのでなにか記念グッズを作りたいと思ってます。といっても、まだなにも決めてないので、オープンした6月10日までにできるかどうかわかりませんが‥‥。
さて、話は変わりますが、この季節になると、毎年、今年こそはボサノヴァのCDを集めてみようと思うのだけれど、たいていほとんど聴かずに夏が終わっていて、去年も確か、5月の連休が終わった頃にディモンシュに行って、フリーペーパーを読んだり、店長の堀内さんに西荻にあるブラジルバーの場所を教えてもらって、その後、友だちとそこに飲みに行ったりしたのだけれど、けっきょくほとんどCDは買わなかったですね。というわけで、今年は、夏が終わる頃までに買ったボサノヴァのCDを、ここで簡単に紹介していきます。いや、なんでそんな義務を自分に課してまでボサノヴァのCDを聴かなくちゃいけないのか、理由がまったくわかりませんが。基本、中古レコード屋さんでたまたま見つけて買ったCDに、備忘録程度のメモをつけるだけなので、これからボサノヴァやブラジル音楽を聴こうとしている人の参考にはならないですけどね。
		
年が明けたくらいから、夜家に帰ってから、本の発送作業やメールの返事、Webへの追加作業などをしているときに、フーディーズTVを見ていることが多い。前だったらカートゥーンネットワークを見ていたのですが、見た番組の再放送が多いし、以前ほど見たいと思う番組もなくなってあまり見る気がしない。といっても、作業をしながらだし、実際に紹介されている料理を作ろうと思っているわけではないので、ほとんど画面を見てないんですけどね‥‥。そんな中でちょうど寝る前くらいの時間に「裸のシェフ ジェイミーのシンプル・クッキング」をやっていて、なんとなく毎日見ているのだけれど、ジェイミーのオリーブオイルの使い方が半端ではなくてびっくりしてしまいます。750mlのビンが一週間でなくなっちゃうのでは?というくらいなんですよ。それを寝る前に見るというのもどうかと思うのですが、まぁたいてい途中で寝てしまうので、最終的にどんな料理ができているのかわかりません。ただ「裸のシェフ」というタイトルが出るたびに、これはバロウズの「裸のランチ」をもじっているのだろうか、と思ってしまう。だからどうしたということもないです。適当。
■「知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展」(東京都写真美術館)
先日見に行った「100冊の絵本展」で展示されていたものの日本語版。普段使っているモールスキンの手帳の残りが少なくなってきたので一緒にamazonで注文したのだけれど、大判で紙の質も厚めだし、色合いもいい。もっとも柳原良平の絵は、切り絵ということもあって、わりときれいに印刷されるので、色合いなどでのはずれはあまりないかも。
父親や母親、祖母のことや故郷の岡山について、幼年時代の思い出‥‥などをつづった随筆を集めた本。前に読んだ本に書かれていたエピソードやこの本の中でも重複があるけれど、そういったエピソードをうまくつなげていく流れが巧みなので、あまり気にならない。もともとの記憶力の問題もあるのだろうけれど、同じエピソードをどれだけ違う見方で書くことができるかということが、随筆を書くうえでいかに大切かということがわかります。(もちろんそれだけではない)
週末にちょっと出かけるといえば、たいていは吉祥寺か西荻、あるいは渋谷くらい、たまに下北、代官山、原宿~表参道、高円寺~阿佐ヶ谷といったところで、それもごはんを食べるところやお茶するところ、買い物する店など、ほどんど決まっているため、いつも同じルートばかり歩いているような気がする。雑誌やブログなどを調べて新しいカフェに行ってみる、ということもあまりない。そんなわけで、先日のように、たまには普段行かないようなお店に行こうと思って、何年かぶりに原宿のEATに行ってみたら、すでにお店がなくなっていてびっくりした、なんてことになってしまう。
「ガイコツ祭り」というのは、毎年11月1日と2日にメキシコで行われる祭りで、死者の霊が帰ってくる日らしいです。日本で言うお盆ですね。“ガイコツ祭り”というのが直訳なのかわかりませんが、写真を見る限りでは、色鮮やかでなにやらかわいい雰囲気のガイコツグッズで、街中がいっぱいになっているみたいですね。メキシコかぁ~遠いな~。
会社の有給休暇の切り替えが3月までなので、2月3月はなんとなく週休3日の日々が続いている。7日は久しぶりに鎌倉に行ってみた。3月の平日の鎌倉。まだ暖かいと言えるほどの季節ではないし、小町通りもいつもに比べて人が少ないといいなぁ、なんて思っていたのに、駅を出たら学ランを着た修学旅行の生徒の団体が駆け回っていて、ちょっとがっかりする。それは別としても、平日だからといって空いているわけでもないらしい(当然か~)。
まとまったお休みを取って、時間に縛られず、一つの町にだいたい4、5日滞在して、ヨーロッパの小さな町角をゆったり歩く、そこが気に入れば滞在をちょっと延ばしてみる‥‥なんてという贅沢な旅は、わたしにはできそうにない。まぁそういう旅をしたいのなら、少なくても英語ぐらいある程度話せるようになっておくべきで、そういう努力もせずに、夢ばかり見てもしょうがない。でもこういう本を読んでいると、つい夢が広がっちゃいますね~。ちなみにいい味だしている表紙や文中のイラストも池内紀本人が描いていて、町角のベンチに座って、小さなスケッチブックに、周りの景色や気になった建物などを描いていんだろうなぁ~なんて。
内田百けんを“百けん先生”と呼んでしまうように、高橋義孝も、“高橋義孝先生”と言いたくなってしまうのはなぜか?単に大学の教授をしていたから、あるいは山口瞳の本を読み続けているから、だけではないような‥‥。と、前回から半月も経っているのに、同じふりをしてみたりして。どちらかというと内田百けんよりも高橋義孝の方が、“先生”というか“師”という言葉が似合う気がします。まぁ、二人ともすべてのことにかなり細かいこだわりがあるので、どちらの“生徒”になってもたいへんそうですけど‥‥。逆に、そのこだわりがあるからこそ“師”として、たくさんの人に慕われたとも言えるわけで‥‥。