都筑道夫、五木寛之、飯島正、淀川長治、辻静雄、山下洋輔、久保田二郎‥‥との対談が収録されている対談集。
もちろん、それぞれが活躍する分野について語っているのだけれど、その場の思いつきでどんどん話が違う方向に進んだり、突然違う話になったりといつもの植草甚一節はそのままなので、対談、あるいは会話として成り立っているのかどうかいまいち分かりません。そういうところもこの本のおもしろさのひとつ、とも言えるわけですが‥‥。
ひとり暮らしをしていた大学生から結婚するまでのあいだ、部屋に置いてある本棚に本が入らなくなると、読まさなそうな本を段ボールに詰めて実家に送っていたのですが、実家では中身を見ることもなく、台所の冷蔵庫や食器棚の裏側に仕舞ってしまっていたため、取り出すこともできず、そのままの状態になってました。
ところが先日、実家のお風呂場を改装するにあたって、お風呂場と面している台所の段ボールが積み上げられていたスペースを、お風呂場を広くするために使おうということになったらしく、10年以上ぶりに段ボールを奥から出したとの連絡があり、とりあえず8月の始めに子どもを連れて日帰りで実家に帰ることに。
両親に子どもを遊ばせてもらっているあいだに、本の整理をしようと思っているのですが、ちょこちょこ送っていたので、どのくらいあるのか、どんな本があるのか、まったく覚えてません。20代に読んでいた本なので海外文学ばかりだとは思うのですが、読書日記とかつけていたわけではないし、当時気に入っていた本は手元に残していたはずなので、どんな本が送られているのか、今からちょっとドキドキしてます。
なんとなく「あの頃はどうしようもない本ばかり読んでたんだなぁ」ということになりそうな予感はしてますが、少なくとも植草甚一のスクラップシリーズはかなりあるはずなんですけどね‥‥。いやいやその前に日帰りで全部整理できるのか?という心配もあり‥‥。9月以降でカヌー犬ブックスに海外文学の本がまとめて更新されていたら、多分それは実家から持ってきたわたしの本です。
今日は調布の花火大会。
それにしてもサンプリングの仕方などどことなく習作っぽかった「HALF WORKS」から(それはそれでこれも好きなんだけれど)、昔どこかで聴いたことのあるようなサンプリンクネタが多用されていて懐かしかった「GREEN HOURS」を経て、「SIDE FARMERS」、この「The Island of Curiosity」とリリースする枚数を追うごとに、ポップ(ス)としての完成度をあげていくという方向に進んでいるのが個人的にはうれしい。
スウェーデンのデザイナー、オーレ・エクセルの作品集。ミオ犬から1000円の図書カードをもらったので、たまには写真集とかデザイナーの本とか、ちょっと高めの本を買っちゃおうかと思って、前々からほしかったこの本を渋谷のリブロで購入。ついでに近くに置いてあったリサ・ラーソンの「BABY NUMBER BOOK」という絵本を子ども用に買ってしまったので、1000円の図書カードは実質使ってないと言えば使ってない‥‥。
杉並にある郷土博物館で4月から「上林暁・その作品と生涯」という展覧会をやっていて、時間があったら散歩がてら、展覧会を見てから、高円寺までバスで移動して古書会館に行って、それから‥‥なんて考えているうちに終わってしまってました。そんなこともあって、ひさしぶりに上林暁の本を読んでみたのですが‥‥、今、サイトを調べてみたら8月1日まで延長だそうな。好評だったのかな。といっても、8月1日まででも多分わたしは行けませんが‥‥。9月1日まで延長されたら行けるのに。
最近は、特に石田千のファンというわけではなくなってしまったけれど、古本屋で本を見かけるとなんとなく買ってしまう。好きだったのは「月と菓子パン」「踏切趣味」「屋上がえり」の3冊ですね。基本的に描かれている世界観はずっと変わらないので、テーマにそったものでまとめられた作品集のほうがおもしろい気がします。この「しろい虹」は、一応“色”がテーマになっているようなのですが、それだとちょっと曖昧なような‥‥。
待ち合わせまでちょっとだけ時間が空いてしまったので、吉祥寺のfeveでやっている「Aloha Tailor of Waikiki」へ。といっても目当てはアロハシャツではなくて、いがらしろみさんのジャム。
例えば、バート・バカラックの音楽を聴く度に、そこには音楽に関するさまざまな要素が詰まっていて、わたしにはその中のほんのいち要素しか聴き取れてないんだろうと思ってしまう。