■全集未収録の随筆を、道ばたの草木や京都、奈良などへの旅、幼少の頃のこと、交遊録‥‥などに分類しバランスよく収録した本。1つ目を読み始めてすぐに「これ読んだことがあるな」と思ったら、やはり以前読んだ文芸文庫の「旅の誘い」に収録されていた本でした。タイトル変わってるし買う時は気がつきませんよね。
で、ついでに過去の雑記を読み返してみたら「「屋根の花」はいずれ読み直すことになるんだろうなぁ~。」って書いてありました。日付は2008年の2月18日で、多分、この時、初めて大佛次郎の随筆を読んだんじゃないかと思う。それから7年で4、5冊くらいなので、ぜんぜん進んでない。もっとも小説はまだ読む気がしないので、随筆だけだとどのくらいの冊数があるのかは分かりません。
この本は、ちょっと大きめの函入りで表紙の絵もきれいなので、どちらかと言えば、こちらの単行本を手元に置いておきたいと思ってます。「旅の誘い」も巻末に著作のリストがあるので手放せませんが。
■先日は、中目黒のデッサンで行われていたswish!の「off the shelf展」に行ってきました。まぁわたしにニットの趣味はないのでミオ犬のリクエスト。ニットの靴下やマフラーなどと一緒にかわいい人形などもあったりしましたが、一番気になったのは、グラスゴーのライブハウスで行われるパステルズとウェイクのライブ告知のポスターだったりして。デザインもよくて、売り物だったらちょっと欲しかった。
ちなみにデッサンは写真集やデザイン関連の本、絵本などが中心の古本屋さん。ミオ犬がswish!を見ている間に写真集などを見ていたら欲しい本がたくさんあって、こういう古本屋さんになるにはどうすればいいんだろう?とか思ってしまったりしてね。
■最近は出店していませんが、デッサンは前は東京蚤の市に出店していました。そのときにお店にいた人の子どもが、実は、そのあと漣くんが入る幼稚園に通っていたという不思議な縁。
その人に教えてもらってアラスカというベジタリアンカフェでお昼ごはんを食べました。野菜のフリッターをメインにした玄米ご飯プレートを食べたのですが、野菜の食感ところものバランスが良くておいしかったです。木のさりげない感じの感じのテーブルや椅子、ぼんやりとゆがんだ視界になるガラス窓など店内の雰囲気もよかったです。
■中目黒に行くのは何年振りだろう?漣くんが生まれてからは、夜に一回会社の飲み会で行ったくらいなので、少なくとも6年くらいは行ってない。
昔、西郷山公園の近くの会社に勤めていたころにしょっちゅう行っていたオーガニックカフェはとっくになくなって、そのあとに大きなマンションが建ってるし、春に窓際の席に座って桜を眺めていたPACIFIC57も、カプチーノがめちゃくちゃおいしかったマンゴスチンカフェも、わたしがその会社を辞めた後、表参道から移転してきたカフェエイトもなくて、どこに行ったらいいか分からず。
雨も降っていたしとりあえず、カウブックスで本をちょっと見て帰ってきただけだったので、次にいつ中目黒に行けるのかわかりませんが、いつかまたデッサンでいい展示があったら、その時はもう少し川沿いを歩いてみたい。しかしドンキホーテができてたのはびっくりしたなぁ~