■特に集中して集めているわけではないけれど、ポラロイド写真の写真集は、今後もう新しいものが出ないと思うので見つけた時に買うようにしている。一応、どんな写真集が出ているのか調べたとこがあるけれど、それほどなかったしね。そういう意味では岡本仁や岡尾美代子の本は雑貨の本というよりもポラロイド写真集として手元にある感じ。今でもインポッシブル・プロジェクトからポラロイドのフィルムが出ているけれど、どのくらいの人が使っているのだろうか。ここ数年でチェキが見直されているように、ポラロイドも見直されてもいいように思うけど、なかなか難しそう。というか、富士フィルムでポラロイドと同じくらいの大きさのチェキを出せばいいのにと思ってる。
■この本は、カリフォルニアやハワイのどこかノスタルジック風景が、ポラロイド特有の柔らかな光の淡い色彩で撮影されている。撮影したmasacova!は、帯の説明には「カメラ日和」の連載や「ポラロイドライフ」でおなじみ、と書かれていたけれど、「カメラ日和」は読んでないし、「ポラロイドライフ」もあまり気にしてなかったので、知らなかったです。ほかに写真集が出ているわけではなさそう。
日本で撮られているポラロイドは、だいたい淡い感じになるのに比べて、タルコフスキーなど海外の写真は、わりと暗めでコントラストがはっきりしているのはなぜだろうか。被写体とか撮影場所とかも異なる気がするし、その辺のポラロイドの文化の違いも興味深い。サンプル数が少ないので、単なるわたしの思い込みかもしれませんが‥‥
■実を言うと、ikontaを修理に出している間、なんとなく、インポッシブル・プロジェクトのポラロイドフィルムを買ってしまった。でも、けっきょくポラロイドカメラを持って出かける機会もなく修理から戻ってきました。どういう時に持っていって何を取ればいいのかわからないんですよね。税込だと8枚で2500円くらいなので、1枚300円くらいになっちゃうということや、8枚しか撮れないのにあの大きなカメラを持っていくことを考えると、なかなか、ね。そもそも以前のフィルムでも人を撮るとぼやっとしてしまっていたので、子どもを撮るのは、どうかと思うし、どこかに出かけるわけでもないので、風景を撮る機会もないし、近所の風景を撮るのもなんだかなぁという気分になってしまいます。春になって日差しが強くなってきたら公園でピクニックするときとかに持っていってみようかしらん。
■タワーレコードの意見広告「NO MUSIC, NO LIFE?」広告集をまとめた「DOCUMENTARY PHOTO & MESSAGE OF “NO MUSIC, NO LIFE?”」の発売記念で行われた、あらかじめ決められた恋人たちへを見に行ってきた。あらかじめ決められた恋人たちへは、ダブを基調に深いエコーとピアニカで演奏されるちょっと哀愁ただようメロディとハードコアからの影響がうかがえる激しいサウンドがうまくミックスされたインストのバンド。ライブだとその振り幅が大きくダイレクトに伝わってきてかっこよかった。メロディを奏でたり時にはノイズを出すなどパーカッションの人のテルミンの使い方も効果的だし、リズム隊も曲に合わせて重かったり、激しかったりして盛り上げるし、ピアニカもかなり太いはっきりした音で、バックの音に負けてなくて最高でした。