◆常盤新平は高校生時代の先生だった?
1か月ぶりの雑記。というか途中まで書いて1か月放置していたので、この後なにか河口と思っていたのか忘れてしまいました。なので、まぁこのままで。
1月の終わりに翻訳家の常盤新平が亡くなったのを知り、久しぶりに常盤新平の本を読みたくなってアマゾンでいろいろ見ていたらこんな本が出ていたことを今頃知りました。
常盤新平は10代から20代前半くらいまで、「ニューヨーカー」やマフィア、1920年代のアメリカなどついて書かれた本をほんとによく読みましたね。ひと時のわたしにとって先生みたいな人でした。それに比べてなにげに常盤新平が翻訳した本って読んでないかもしれません。ざっとウィキペディアでリストを眺めると「彼らは廃馬を撃つ」「汝の父を敬え」「素晴らしいアメリカ野球」「ニューヨークは闇につつまれて」「ニューヨーカー・ノンフィクション」「ブルックリン物語」「夏服を着た女たち」「心変わり」「ビッグ・アップル」「ザ・ニューヨーカー・セレクション」「混合ダブルス」「ゴールデン・ピープル」「夏の日の声」「大雪のニューヨークを歩くには」ってまぁまぁ読んでるか。小説のほうは「遠いアメリカ」「罪人なる我等のために」だけしか読んでないです。最近のエッセイもほとんど読んでなかった。
今、あらためて思うのは、繰り返しになるけれど、常盤新平は先生だった、ってことですね。だから自伝的な要素が含まれている小説や、自分のことを語るようになってきた最近のエッセイを読めなかったんじゃないかと。だって自分がいま中学生だったとして、尊敬している担任の先生が不倫して子どもまで作って奥さん病気になって‥‥なんて聞きたくないじゃないですか。今だったらさ、大人になってるから先生も大変だったんですねぇ、なんて普通に言えるけど。
そんなわけで今だからこそ常盤新平の本を読んでみようと思う。いや、ちょっと遅かった。もう少し早く30過ぎくらいの時にもう一回、常盤新平を見なおしてみるということをすればよかったと思いました。