◆約1か月ぶりの雑記だけど書いてる内容も1か月前の話。ボリショイサーカスに行ってきました
特に忙しいわけでもないし、書くことがなにもないというわけでもないのですが、なんとなく雑記を書くのが億劫になってしまってます。ツイッターをチェックしてみたら、この本を読み終えたのが7月26日だったので1か月以上も経ってる。7月の読んだ本について書くとか、1か月のあいだに何したんだっけ?なんて思いながら雑記を書いてるなんて、なんだか夏休みの宿題の日記を8月の終わりにまとめて書いている小学生みたいな気分。なんてことを言っているうちに9月になってしまってるんですけどね。
三月書房から出ている小型本。俳人らしく季節ごとに、旬だったりその時期に行われる行事で食べるような食べものについて、作者の経験談なども交えつつ紹介しています。基本的にはその食べもの自体を紹介することに主眼をおいているので、わたしとしてはちょっともの足りない。でも、さまざまな食べものをわりと短い章で分けて紹介するという構成も文章の内容も小型本にあっていると思う。だからといって普通に身辺雑記をつづったような随筆集が小型本に合っていない、というわけではないですが。
さて8月は、夏休みをとってどこかに行くということもなく、1日だけ有休をとってボリショイサーカスに行ってきました。ボリショイサーカスは、昔、東京ドームでやっている時に見たことがあるのですが、わたしもミオ犬も、サーカスというとフェリーニの映画や「二十世紀少年読本」などを思い浮かべてしまっていたので、わりと現代的なその内容に肩透かしな気分になってしまった記憶があります(もちろんシルク・ド・ソレイユみたいなアクロバティックなショーに比べたらかなりノスタルジックですが)。そんなわけでそのあとしばらく経って、味の素スタジアムでやっていた木下大サーカスにも行きました。こちらはイメージ通りのサーカスでしたね。今住んでるところは、味の素スタジアムまで自転車で行ける距離なので、またやってほしいなぁ~
10年ぶりくらいに見たボリショイサーカスは、子どもと一緒ということもあり家族4人でかなり盛り上がりました。いや、家族4人はウソです。暁くんは分かってないです。まぁたぶんサーカスに限ったことではないと思うのですが、小さい子どもと一緒に見ると、ステージで起こっていることを説明したり、質問してみたり、いろいろ話しかけながら見ることになるので、どうしても自分もテンションが上がってしまうということろがありますね。
わたしとしては、ステージの上のほうでBGMを演奏している人たちを見ているのがおもしろかったです。ドラム、ベース、キーボードの3ピースに録音されたものを組み合わせて、演目に合わせたアップテンポだけれどちょっとノスタルジックなメロディを、おじいさんが演奏していました。上のほうで客席からみにくいところにいるせいか特に楽しそうな振りをするわけでもなく、逆に冷めた感じでもなくたんたんと演奏している様子が“らしく”てよかった。もちろん動物たちの動きに合わせたブレイクもやり慣れている感じでピッタリ、なんだけど、それも特にどうということもない。
なんかステージが終わったあとは楽器なんか放り出して、三人で話に盛り上がるわけでもなく言葉も少なく静かに飲んでるイメージだよな、なんて想像してしまいましたね。そう、サーカスってのは、ステージの上だけでなく、それが終わったあとのストーリーを(たとえありきたりなものだとしても)想像できる余地があるところがいいんじゃないかと。それは人と人の関係だけではなくて、ステージ上での人と動物のちょっとした仕草からも浮かびあがってきますよね。
そんなことは大人の楽しみに過ぎないけれど、現代的とはいえ演目もどちらかというと素朴だし、アクロバティックなものはそれほどないし、動物もたくさん出るし、小さい子どもが楽しめる内容なので、暁くんが漣くんくらいになったらまた行ってもいいかも、なんて思ってます。