◆新しいカメラを買いました!
マーク・ゴンザレスの作品は一見すると単純な線のまるで子どもの絵のようなんだけれど、どことなくユーモアがあって暖かい感じがするところがいい、なんて言って書き始めてはみたものの、実はトーマス・キャンベル、ハーモニー・コリン、マイク・ミルズ、トミー・ゲレロ‥‥といったシーンの他のアーティストたちのイメージと重ねてしまっているところもあるような気がします。
まぁそういうシーンとしてのつながりも含めて好きなわけで、はたしてこの本に掲載されている作品をなんの前知識もなく見たらどう思ったのだろうか、ということはやはりどうでもいいのかもあしれない。むしろ他のアーティストの作品も積極的に見たり、聴いたりしていくことで、より楽しめるようになるんじゃないかと思うんだけれど、そういう楽しみは邪道なのだろうか。なので「ビューティフル・ルーザーズ」は必見ののアイテム。わたしは映画館に見に行けずいまだに見れていないけれど‥‥
さて、話は変わりますが、10年以上使っていたコニカのBig miniの液晶部分が壊れてしまって、設定がまったく見れなくなってしまったので(前回もこの部分が壊れて買いなおしたんですよね~)、これを機に新しいコンパクトカメラを買いました。いろいろ迷ったのち結局、ニコンの35Tiを購入。最初はリコーのGRにするか、コンタックスのT2もしくはT3にするかなど思っていたのですが、まっ最終的には35mmということと価格、そしてデザイン、ですかね。
デザインについては、当時は(今も?)上部にあるクルクル針に気に入って購入した人が多いみたいですが、わたしはここについてはそれほどいいとは思えなくて、四角いところやチタン合金色と黒の箇所のバランスを含めたちょっと古い感じの全体感が気に入ってます。
ネットを見てると28Tiの黒塗装のよさだったり、コンタックスT2の機能のよさだったりが書かれているけれど、カメラにかかわらず、わたしが自分が使う道具を決める要素としては、期待する性能から大きくかけ離れているような場合でなければ、この全体感が気に入るかどうかが、購入を決める大きな要因になることが多いです。
結局のところ自分にとって必要な機能なんて使っていくうちに代わっていくものだし、使いやすさについても実際に何年も使ってみないと分からないところが多い。それよりも機能に合わせて使い方を変えていったり、使いやすさも逆に使うものに合わせて自分を変えていったほうが楽。ただそのためにはそのものが好きじゃないとだめなわけで、長く使うにはそっちのほうが大事なんですよね。
早く試しで撮ってみてどんなふうに写るのか確認したいのですが、週末まで出番はなさそう。しかも家にあったフィルムが36枚撮りを入れてしまったので、来週末、フィルム一本撮りきれるかも微妙。とりあえず次の週末に雨が降らないことを今から願ってますっ。