この本は、先月渋谷のロゴスでやっていた洋書バーゲンに行ったときに買った。といってもバーゲン会場で買ったわけではなくて、普通の売り場の絵本コーナーに置いてあったもので、値札に「セール」と書いてあったことを考えると、洋書バーゲンにあわせて値段を下げたのかもしれない。実際アマゾンよりで売られている価格よりも安かったし。
洋書バーゲンは、始まってすぐの頃と終わりの頃、2回行ったのだけれど、この本以外に特に買ったものもないです。初めの時は人が多すぎて本を見る気力がなくなってしまったし、終わりの方の時は、休日にもかかわらず会場はガラガラだったけれど、本棚も隙間ができていたし、ちょっと見た感じでもカバーが破れていたりして、なんだかなーという感じになってしまったのだ。バーゲンの会場とかで欲しい本を見つけられない、見つける気がなくなってしまうというのは、なんとなく勉強不足という感じがしますね。欲しい本があって、通常の本棚でそれを探すというのは、簡単なことだけれど、バーゲン会場みたいなところは、そういう本を買うのではなくて、今までちょっと手が出なかった本を探したり、今まで見たこともなかったけれどちょっとこれはいいかも、という本を見つける場所のような気がします。
あと、いかに背表紙だけでどんな本か推測できるか、ということにかかっているような気もするな。レコードと違って、CDや本は、ジャケットや表紙もよりも背で確認する要素が大きいから、きちんと文字を読んでいくわけではないので、ぱっと見て表紙を見るために本を引っ張り出すか、素通りするかの判断を、背でしなくてはいけない。で、その辺は普段どれだけ本を見ているかということに大きく左右される(なんて言ったら大げさか)。その本自体は見たことがなくても、シリーズものだと背の配置が似ていたりするしね。そういう意味でバーゲン会場で本を見つけられないというのは、勉強不足だと思うのですよ。最近ここで洋書や写真集を取り上げることもあまりなくなってきてしまっているしね。いや、いろいろ適当に書いてみたけれど、単に歳をとって体力と気力がなくなっただけなのかもしれないな、と‥‥。