「下駄にふる雨/月桂樹/赤い靴下」-木山捷平-

木山捷平はいい。木山捷平はおもしろい。としか言いようがないような気がする。なんやかんやと理屈をこねてみてもしょうがない、静かに繰り返して読む、そんな作家だと思う。いや、私の語彙が足りないだけなんですけどね‥‥。

ようやく暖かくなってきて、気温も落ち着いてきたような気がしたので、週末、ベランダに放置されていた植木鉢にあさがおの種を植えてみました。木山捷平や山口瞳のように木や草花を繁らすような庭も、「空中庭園」のように植木鉢を並べるような広いベランダもないし、そもそも草花を育てるという趣味もない。でも朝、ご飯を食べた後、ベランダであさがおの花を眺めながらたばこを吸うのもいいんじゃないかな、と思う。とはいうものの、なんだか今週は急に雨が降ったりしてぜんぜん晴れない‥‥。昨年、一度死にかけた多肉植物も、この頃、急に大きくなってきたので、近いうちに大きな鉢に植え替えたいと思ってる。