正直な話、プチグラがクルテクを紹介し始めた頃は、チェブラーシカのすぐ後ということもあって、もういいかなぁ、という気分だったのですが、家でカートゥーンネットワークが見られるようになって、毎週、なんとなくアニメを見てしまうと、グッズとか絵本とか欲しくなったりして。どちらかというと、プチグラ関係では、マウスの方がキャラ的には中途半端な感じがして好きなんだけれど、あまりいいグッズが出てないんですよね。
さて週末は、代々木にあるプチグラのショールームで行われていた、プチグラ新春セールに行ってきました。代々木なんて普段は行く機会もなくて、ただ通り過ぎるだけなのですが、駅を降りてみると、すぐ近くに高島屋やが見えたりしてもうすぐそこは新宿で、駅前にはNTTドコモタワーがあったりするのに、ちょっと路地を入ると、ものすごい古い家やマンションが残っていたり、見た目には普通の小さなビルなのに実は専門学校、みたいな建物があったりして、おもしろい。プチグラのオフィスも住宅街の真ん中にあって、古めのビルを改装したものらしく、塗り直した白い壁と建物の形の感じがよかったり、ガラスに入っている模様、セールだからか分かりませんが、入り口にムーミンパパの看板(?)が置いてあったりして、こんなところで働きたいなぁ、と思うようなオフィスでした。実際に働いたら建物のことなんて考えている場合でもないのだろうけどね‥‥。座ったりするところはないけれど、「Hot Drinks around the World 世界のホットドリンク」に載っているホットドリンクとクッキープレゼントもあるので、ちょっとひと休みという感じで落ち着けます。セールの方は21日までです。
プチグラのオフィスを出た後は、DADA CAFEでランチ。ここはマンションやNTTドコモタワーに囲まれた路地裏にあって、昭和15年に建てられた2階建て一軒家を改装したというCafe。改装はされているものの、ここには廊下だったんだろうなぁとか、ここに押入があったんだろうなぁとか、エアコンが置いてあるところは元は床の間だったんだろうなぁ、なんてことを思ったりしていると、子どもの頃に遊びに行ったおばあさんの家を思い出します。見た目は普通の家なので、入るときに靴を脱ぎたくなってしまいますね。ご飯も五穀米で、ちょっと定食っぽくある程度量もあっておいしかったし、写真を見るかぎりではデザートもおいしそうでした。そういえば、先週、ロバロバに行く前に、下北沢にあるmois cafeでランチを食べたし、なんとなく、古い一軒家を改装したカフェが、わたしのなかでは流行りつつあるような、ないような。神楽坂のカドにもまた行きたい。
ところで、DADA CAFEでご飯を食べていると、友だちが入ってきてので、びっくり!下北や吉祥寺であれば、偶然に友だちに会うこともあるけれど、代々木で、しかもイベントとかでなく、お店でばったり誰かに会うことがあるなんて思ってもいませんでした。ところがこの偶然はまだ続くのでした。
「礼儀作法入門」を読んだついでに読み始めてしまったのだけれど、ちょっと失敗でした。少なくとも「江分利満氏の優雅なサヨナラ」を読んだ後に読めばよかった。タイトルのとおり山口瞳の闘病生活~死にいたるまでを息子の山口正介がつづった本なのですが、やはり“外伝”は“外伝”であって、まずは本人の視点からのものを読むべきだったかな、と。
昨日の続き‥‥。
ガラにもない少女小説を読んだのもつかの間、いつものおやじエッセイに戻ります。
今年最後の雑記です。数えてみたら今年は84でした。去年は124、一昨年は159だったので、あんまり書いてない。一応買った本、読んだ本については、残らず書いているので、単に読んだ本の量が少なくなったということか。本を読む時間がなくなっていることは、自分でも分かっていたけれど、一昨年の約1/2になっているとは思ってませんでした。まぁ171冊の中には雑誌とか写真集とかも含まれてるしね‥‥。でも来年は100冊くらいは、本を読みたい(買いたい)、かな。
去年の年末は、ロバロバカフェの古本市準備でてんやわんやだったのですが、今年はわりとのんびり。昨日は寒い中、高円寺や阿佐ヶ谷を散歩して、夜はテレビを見ながら年賀状を書いて、今日はちょっと部屋の掃除をしたりしたあと、吉祥寺に行って‥‥という。掃除も床とかはミオ犬がやってくれてたし、クローゼットの中などは、1カ月前くらいに片づけておいたので、やることといえば、窓と飾ってあるおもちゃやスノードームを拭くくらいなのだ。昼間は、風は強いけれど日差しはあったので、ベランダに出て窓を拭いていると、背中が暑くなってきたりして、あらためて今年の冬は暖かいと思う。それにしても拭くたびにスノードームの中の水が減っていってしまっているのが悲しい。苦労して手に入れたペプシのおまけのスヌーピーのスノードームなんて、もう水の上に頭の先が出ちゃってます。やはり年中エアコンのきかせた、乾燥した部屋の中に置いたらいけないのだろうか。
「大東京繁盛記 山の手編」を読んだのは、今年の2月頃だったか?ほんとうは新書の大きさの平凡社ライブラリーを買ってパリに持っていこう、なんて思っていたのだけれど、ネットで調べてみたら「山の手編」の単行本だけ安く売っているのを発見して、ついを買ってしまったのだった。それから10カ月、ようやく両方そろったという感じです。それにしても年末のこの時期になってみると、パリに行ったのなんて、かなり昔のことのような‥‥。
クリスマスプレゼント。
モダンな外観と構造をもつ家族向け住宅を大量生産して、戦後のアメリカを一世風靡したアイクラー・ホームのモデルを100点以上収録した写真集。奥付を見るとこの日本語版が出たのは1999年だから、もう7年も経ってるんですね。この頃はまだ「Casa BRUTUS」とか買ってましたねぇ。いまさら買ってどうするの?という気持ちがないわけではないし、そもそもミッドセンチュリーの家具って、日本の賃貸住宅で暮らしているあいだは、場所をとりすぎるし、まわりとの調和も乱すし、実際には使えないものだと思っていて、そう思ったらなんだか興味が薄れてしまったのだけれど、やっぱりこういう写真を見ているのは楽しい。
12月も半ばを過ぎて、今年ももうおしまい、という時期ですね。忘年会やらなんやらで飲みに行く機会が多かったりもするし、年末年始のお休みがひかえていたりするし、12月は短いなぁ、なんてつい思ったりもするけれど、よく考えたら、うちの会社のお休みは29日からなので、23日が土曜ということを考えると、12月のお休みは29日、一日しかなくて普通の月とぜんぜん変わりがない。いや11月よりも働いている日数は長い。う~ん。そういえば、秋の暖かい日に、中央線を八王子から下る古本屋ツアーとか早稲田の古本屋巡りをしようと思っていたのだけれど、秋どころか、今年中はもう無理そう。