というわけで‥‥。
三泊五日でサンフランシスコに行ってきました。自由になるのは初日の午後からと2日間だけだったのですが、サンフランシスコ行きの飛行機は、大雨のため上空を一時間半旋回し、結局オークランドの空港へ着陸、給油後、再びサンフランシスコ空港へ向かうというアクシデント。予定よりも4時間以上遅れてサンフランシスコに到着、でももちろん外は大雨で、街を歩き回ることもできず‥‥かなりへこむものの、2日目、3日目は、昼間は曇り、夕方から夜にかけて雨という天気が続き、少し救われました。
今回の大きな目的は、ファーマーズ・マーケットと蚤の市に行くこと、市内の古本屋をちょっと回ること、そしてCity Lightsにいくことで、City Lightsでは、読めもしないのに、「On The Road」のペーパーバックを買ってしまいました。近くには「アメリカの鱒釣り」の表紙にもなっているワシントン・スクエアもあり、さずがにブローティガン御用達のコインランドリーや行きつけのカフェ&バーには行かなかったのですが、なんだか大学の卒業旅行みたいだなーと。いや、勝手なイメージですが‥‥。そういう卒業旅行に行きたかったなーという願望もあり。(つづく)

ようやくというか、今さらというかハーモニーグラスの「This Is Us」のCDを買いました。emレコードから出ているサマーワインもキャスタウェイズもソルト・ウォーター・タフィーの「Finders Keepers」のカバーが一曲目に収録されたトニー・リヴァースのCDも持っているのだけれど、なぜかハーモニーグラスだけは買っていなかったのです。このCDが出たのが1998年なので、気がつけば10年。よく廃盤にならなかったものだと思います。普通のメジャーなレコード会社から出ていたらとっくの昔に廃盤になっているんじゃないかな。
先日、会社帰りに古本屋さんに寄ったら、レジの横にアルバイト募集の張り紙がしてあって、応募条件のところに「大卒もしくは大学生」と書いてありました。どこの古本屋かは書かないけれど、大学に行かないと町の古本屋でも働けないのかーと思うと、ちょうどこの本を読んでいた時だったけに複雑。小学校卒の小林勇が代表取締役を勤めた岩波書店も、もちろん今では、そんなことはありえないだろう。そういえば、「文芸別冊 池波正太郎」にも、小学校卒で作家になったのは池波正太郎が最後になるのでは‥‥、と書いてあったっけ?
「鬼平犯科帳」の最後には、「人間というものは妙な生きものよ。悪いことをしながら善いことをし、善いことをしながら悪事を働く。心をゆるし合う友をだまして、その心を傷つけまいとする」と妻に向かって鬼平が言い、この本のどこかで“ただ偉い人を書いてもおもしろくない。」みたいなことを言っていたような気がする(該当箇所が見つからず)。
「未老先白頭」
あけましておめでとうございます。今年もカヌー犬ブックスをよろしくお願いします。
7月くらいに買ったものの、さすがに真夏に「今日の雪」を読むのもなぁと思って、冬が来るまで寝かせておいた本。内容のほうは「飛騨の朝市」「散歩について」「物を書く話」など身近な出来事やどこかに旅行に出た時の話、ビートルズ来日公演の見物記である「ビートルズを見た」など、特に“冬”とは関係はない随筆集。ちなみにタイトルは、“フォランソア・ヴィヨン以後用いられているという「昨日の雪」の反語”とのことです。“フォランソア・ヴィヨン以後用いられている”という意味がわたしにはわかりませんが。
20%OFFセールも終わってなんとなく今年も終わりという雰囲気ですね。あとは、いつもどおりマイペースに本を更新していくだけか。雑記も久しぶり。20%OFFセールでいつもより少しだけ忙しかったということもあるけれど、単に忘年会やらなんやらで飲んで帰ることが多かったことが大きい。前に飲んで帰ってきて発送作業をしたら、間違えて違う本を送ってしまったことがあって、それ以来、飲んで帰った日は基本的に発送作業などはしないようにしているので、飲まない日に発送作業がたまってしまい、雑記どころではなかったのです。とはいうものの私は営業職ではないので、取引先やクライアントなどの飲みはあまりないし、言うほど飲んでもいないんですけどね‥‥。
さて、内田百けん集成も後半に突入。
気がつけば週の真ん中。