コーヒーフィルターが切れたので会社帰りに下北沢のモルディブというコーヒー専門店に寄った。ここは前から気にはなっていたんだけれど、敷居が高いような気がしてなかなか入ることができなかったお店。
でも今家で使っているコーヒードロップがコーノ式といって下が平らになっている普通のフィルターではなく円錐形のものなので専門店以外では手に入りにくいのです。初めて入ったモルディブは店中にコーヒーの香りが充満してなんだかいい感じ。でもここでコーヒー豆を買うのはまだちょっと敷居が高いなぁという気もします。
で、下北に寄ったからにはとりあえずドラマに寄らなくてどうするというもの(ほんとはユニオンとレコファンにも寄りたいが・・・・)。時間もあまりないのでさらりと店内をみて「relax for girls」の最新号を買う。最新号といっても発売からもう3カ月くらい経ってしまってますが、最近は「relax」の中古が古本屋さんにあまり並ばないようなのでしょうがない。一時期は発売から1カ月くらいで古本屋に並んでいたのにね。
「relax」はそれほど好きというわけではないけれど、300円くらいで手にはいるのなら買ってもいいな、と思う雑誌で、でもどこがいいのかと言われると困ってしまいます。しいていうなら内容の薄いところかな。雑誌なんてテレビを見ながらとか、家にいて何にもする気が起きないときの暇つぶしなので、こんなものでいいと思う。もっというなら平綴じじゃなくて中綴じにしてもう少し薄くてもいいです。
夏休みだというのに雨の日続きでこんな時期に長袖シャツを着るなんてなどと思いつつ夕方くらいからちょっと近くを歩いて回る日々。予定していた食器棚作りもできないしかなりフラストレーションたまってます。
今日から夏休み。土日合わせて5日という短いものですが、まぁのんびりさせていただきます。ちなみに今日は荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺を散策し、夜は新宿で映画を見ました。いろいろ買い込んで重くなったリュックをしょって歩き回りました。
続けて山口瞳。「週刊新潮」で昭和38年から連載していたコラム「男性自身」をまとめた本。内容はここに書くほどではないけれど、電車の中で、喫茶店で、ちょっとした待ち時間に、寝る前にちょっと・・・・などいろいろなときにいろいろなところで気軽に読めて楽しい。
今、山口瞳が流行っているらしい。本屋にも山口瞳特集のムック本が平積みにされていたし、そういえば6月に北尾堂ブックカフェに行った時も北尾さんがそんな話をしていたような気がする。まぁアンクルトリス→柳原良平ときて次に山口瞳がくるのはわかります。私がそうなので‥‥。そういう意味で私は流行りに左右されやすいのだ。
仕事で荻窪に行ったついでに立ち寄ったブックオフで250円で購入。レオ・レオニの本は「あおくん と きいろちゃん」をはじめ前から欲しかったのでちょっとよれてるけどまぁしょうがない、と。
井伏鱒二といえば「黒い雨」か「山椒魚」くらいしか知識がなくて、おまけに前者は読んだこともないし後者を読んだのは中学生の頃であんまり記憶がなかったりする。そんな作家の本をいまさら読んでみようと思ったのは、大好きな小沼丹の師匠ということと荻窪に住んでいたということを知ったから。ほんとは初めに「珍品堂主人」を読みたいと思っていたのだけれど、先週の土曜日に古本屋周りをしたときにたまたまこの本を見つけてしまったのです。
旅行に行って帰ってきてすぐの頃は、旅の疲れがたまってしまったり、急に日常に戻ったせいで慌ただしかったりして「当分、旅行なんて行かないだろうな」と思ってしまいますが、1カ月くらい経って次第に落ち着いてくると急に旅行先のことを思い出しだしてなんだかそわそわしてしまったりして、そんなときに山口瞳の「酔いどれ紀行」やこんな本を読んだりするともう夏休みも近いし国内でもいいからどこかに行きたい、なんて気分になってしまいます。
続いて山口瞳の紀行もの。新潮社なのに表紙が柳原良平じゃない、しかも変な絵は誰?、なんて思っていたら山口瞳本人の絵でした。すっすみません。
山口瞳の本は柳原良平が表紙を書いていることが多くて、それにひかれて前々から一冊は読んでみようと思っていました。でもこの本を含めて「酔いどれ紀行」や「新東京百景」「私本歳時記」など読んでみたいなぁと思うものが軒並み絶版になってしまって本屋に置いてないし、意外と古本屋さんにもない気が‥‥。