「お山の大将」-外山滋比古-

-■教育について、男と女について(特に男)、雑記的なもの、知の創造についてと4つカテゴリのエッセイを収録。正直に言うと前半(教育について、男と女について)は、ちょっと飽きる箇所もあります。特に教育については、さまざまな大学の教授を務めてきただけに、エッセイとしてはかなりまじめで、のんびり読むという内容ではないかもしれません。かといってずごい教育論が展開されるわけではないし、語り口が軽妙なので、エッセイとして成立しているとは思いますが。後半の雑記的なものがおもしろかったので、次回、外山滋比古の本を読むとしたら、この辺のものかな、と思ってます。

■明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。カヌー犬ブックスを始めたのが2003年の6月なので、なんと今年の6月で15周年になるのですよ。気がつけばけっこう長くなってて自分でもびっくりです。と言ってもすごく気を入れてやっていたのは2009年くらいまでで、この時期までは毎日新着本をアップしてたし、雑記も週に3回くらい更新してたし、SEO対策とか検索連動広告に出したりとかいろいろしてました。その頃って、会社の人と週に2、3回は飲みに行っていたし、ときどきだけど週末にオールナイトのイベントに行ったりしていたのに、よくやっていたと思う。ちゃんと仕事してたんですかねぇ。
その後、子どもが生まれてからは、優先順位も落ちちゃって、のんびり行こうと割り切ってやってます。でも、それももう8年以上経ってるので、古本屋を始めてから半分以上はのんびりやってる感じになってしまってますね。こわい。店舗を持っていたら完全に閉店してます。もっとも店舗があったら今みたいに会社員をしながらの副業じゃなくて、本業になると思うので優先順位は下げられませんが。でもこの時期は、東京蚤の市やはけのおいしい朝市、家族の文化祭など、近くでやっているイベントに誘ってもらう機会があって、ネットの古本屋そのものよりも、イベントに出ることの楽しさや、イベントを通していろいろな人と知り合ったりすることで得るものが大きかったような気がします。
今年は、もっとネットもちゃんとしつつ、イベントにもきちんと参加していけるようになっていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。