■生まれ故郷の団子坂から父である森鴎外が眠る三鷹の寺など江戸の気質を感じる老舗、職人をめぐり、その主人の話を聞きつづった本。雑誌「酒」に昭和30年代から40年代にかけて連載されたものをまとめたもので、偶然にも「「酒」と作家たち」に続き、雑誌「酒」、そして佐々木久子関連の本が続いてしまいました。
小堀杏奴は、姉の森茉莉に比べて独特の世界もないし、随筆などを読んでいてもなんだか普通、という印象を受けてしまってますが、こういう風にテーマを持った随筆だと、自分が主人公にならなくていいということもあり、よさが出るような気がしますね。ちなみに父親の森鴎外について書いた本は読んだことがないです。小堀杏奴に限らず、作家の子どもが親について書いた本っていまいち興味がわかないんですよね。親の本を読みこんだりした後に読むとおもしろいのだろうか?
■何がきっかけだったのか忘れてしまいましたが、去年の10月くらいから我が家では「スターウォーズ」ブームが起きてます。多分、ドラえもんのプラネタリウムと買うと約束した時に、結局品切れで買えず、R2-D2のプラネタリウムを買ったのが直接のきっかけだったと思うのですが、いきなりR2-D2というわけではないと思うので、その前になにか前ふりがあったはず‥‥。
最近では、子どもたちは、何かとグッズなどを欲しがるは、映画のストーリーや登場人物について細かく聞いてくるは、で、「妖怪ウォッチ」や「ウルトラマン」について話している時間よりも圧倒的に長い。多分、わたしの反応がいいというのも大きな理由なんでしょうけどね。
■実を言うとわたしは今まで映画を見たことがなかったのですが、去年のはらっぱ祭りのフリマで買った「エピソード2/クローンの攻撃」を年末に見て、年が明けてから「エピソード4/新たなる希望」「エピソード5/帝国の逆襲」、3連休には「エピソード3/シスの復讐」を見て、あとは「エピソード1/ファントム・メナス」と「エピソード6/ジェダイの帰還」を残すのみ。今年の年末に「エピソード7/フォースの覚醒」が公開されるにあたって発行されたスターウォーズ新聞まで買って、なんとなく全容が見えてきた感じです。それにしてもお正月に2本続けてみたのですが、約4時間飽きずに見ていたのがすごい。
■でもスターウォーズのグッズって大人向けのものばかりで子ども向けのものって少ないので困ります(値段も高いし、フィギュアも基本的に飾るのが目的のものばかりだしね)。というか、出かけるたびにグッズのあるお店に連れてくようせがまれて見に行っているうちに自分が欲しくなってしまってたりして‥‥。
さて、年末の「エピソード7/フォースの覚醒」までブームは続くのだろうか?