「聖ヨハネ病院にて・大懺悔」-上林暁-

◆9月29日は暁くん1歳の誕生日でした
収録されている作品がすでに読んだものばかり、というのは分かっていたけれど、とりあえず買っておく。しかし前に文芸文庫から出ていた「白い屋形船・ブロンズの首」と収録されている作品が10編中3編かぶっちゃってるってのはちょっとひどい(新潮社から出ている文庫とのかぶりも3編)。上林暁の本なんて全部で30冊くらいしかないのだから、全部、文庫化してくれればいいのに、って思ったりもしますが無理ですかね。
前回書いた山下達郎のベスト盤じゃないけれど、紙の本もあと数年くらいしか出すことができないかもしれないので、“出すなら今のうち”という気持ちで、編集者が出したいものをどんどん出版して欲しい(笑)。なんてことを古本屋がのんきに書いてていいのだろうか?

話がそれましたが、上林暁は夏葉社からもアンソロジーが出ているので、近いうちにそれも読むつもりです。文庫とはかぶっていないようだし、独自の切り口で選ばれた作品が収録されているみたいなので、楽しみ。でも、なんとなく選者の思い入れが、表紙の裏とかページの隙間とかからはみ出してきてちょっとつらいんじゃないかと思ったりもしてます。まぁ結局のところ本の値段が高いのでなかなか手が出ないだけなんですけどね。
あと、上林暁のアンソロジーと言えばちくま文庫から出てた「禁酒宣言」がよかった。ときどき読み返したいと思うけれど、本棚の奥のほうにあってなかなかとりだせないままになってます。

ちなみうちの子に暁とつけたのは、上林暁から、というわけではないです。まったくの偶然というわけではないですけど。

その暁くんも29日で1歳。去年、「生まれた~」という連絡を受けて、新幹線で長崎まで行ったときから1年。今ではもう歩き始めて、毎日少しずつ歩ける距離も長くなってるし、離乳食もだんだん普通の食べものに近付いてるし、赤ちゃんの一年は大きい。そして確実に前に進んでいく。

とは言っても、1歳の誕生日なんて、本人は何も分かってないし、おいしいものを食べられるわけでもないので、大人たちが単に「大きくなったねえ~」みたいな感じで盛り上がるのと、お母さん一年間お疲れさまでした、って感じになっちゃうんですけどね。ほかの人はどうしてるんでしょう?漣くんの時は長崎から義母が来ていたので、長崎のしきたりで大きなお餅を踏ませたりしてたけど、東京・神奈川はそういうのない気がしますね。あるのかな?
しかし先週はうちの親や妹が来てケーキを食べたり、当日は立川に出てキ八チでちょっとぜいたくなランチにしたりと、暁くんにまったく恩恵がなしの状態だったので、家族で食べるケーキくらいは暁くんも食べられるものにしようと、1歳から食べられるスポンジケーキのセットを購入。

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漣くん飾り付け中~!

甘いしふわふわしてるしおいしいかったのか、ろうそくを消して切り分けた瞬間から二人ともすごい勢いで食べ始め、ほぼ全部、二人で食べてしまうという結果に。こんなに食べさせていいのか?という気持ちもありつつ、誕生日だからということで‥‥。

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そして次の日、3人は羽田から長崎に旅立って行きました~長崎でも誕生日を祝ってもらうんでしょうねえ~