「随筆 硝子の女」-室生犀星-

◆東京蚤の市、ぶじ終了しました。皆さまありがとうございました!
女性にまつわる随筆をまとめた「随筆 女ひと」(正・続)に続いて発表された随筆集。「随筆 女ひと」はまだ未読なんですが、この本でも室生犀星の女性崇拝そして無類の女好きとして老作家の日常に関わってくる女性たちとのやりとりや女性観がつづられています。よくわかりませんが、出版社の担当者をはじめとして、室生犀星に関わってくる女性が多かったのかなという印象を受けるのですが、実際はどうだったんでしょうか?

さて、週末は東京蚤の市でした。2日とも天気に恵まれ、たくさんの人に来場していただき、そしてカヌー犬ブックスのブースにも足を運んでいただきありがとうございました。
わたし自身は漣くんと2人だけで参加したので、あまりお店をまわったりできなかったのですが、朝、ちょっと早めに会場に行ってみなさんがお店の準備をしてるのを見てみたり、終わってから会場を歩きまわったり、またお店から前を行き来する人たちを眺めてるだけでも蚤の市の雰囲気を味わうことができました。
それからわたし自身の友だちもたくさん来てくれたのですが、「もう帰っちゃったかな」と思っていたら、しばらくしてまたブースに寄ってくれるなど、長い時間、蚤の市を楽しんでいたみたいでよかったです。

お店のほうは基本的には料理本を中心に本を選んで持っていったのですが、一日目の様子をみて二日目は本を一部入れ替えたり、余裕を持って見れるようにラックを追加したりしました。前回の雑記でうちは什器がないんですよね、なんてことを書きましたが、それ以前に来てくれた人がゆっくり見れるようなレイアウトだったり、人と人がぶつからないように本を配置したり向きを変えるなど、考えるべきことがたくさんあることを知り、勉強になりました。
帰ってきて酔った勢いでツイッターにはつらつらと書いてしまいましたが、いろいろな意味で考えることも多かったし、これからはこういう風にしていきたいなぁということも漠然と思い浮かんできたりして、これからカヌー犬ブックスをやっていくのがまたちょっと楽しくなりそうです。ふふふ。

そして、こんな悩みながら細々と続けているカヌー犬ブックスを、東京蚤の市に誘っていただいた手紙社のみなさん、そしてイベントを支えてくれたスタッフのみなさん、ありがとうございました!

東京蚤の市
2日目のカヌー犬ブックスのブース、改めて人がいない状態で見ると見ると地味ですね