「BOOKISH第9号-特集:山田稔の本~小説とエッセイの間で~-」

◆今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
発売当時買おうと思っていたら本屋さんからすぐになくなってしまいそのままになっていた本。
2005年9月発行、わたしがちょうど山田稔の本を読み始めた頃だったので、個人的にはかなり盛り上がった記憶があります(そのわりにはずっと手に入れてなかったというところもわたしらしいが)。
そしてそれから6年も経っているのに、2005年に5冊読んでからは年に1、2冊読むくらいでなかなか手に入れられてないです。古本屋でもあんまり見かけることがないし、新刊も気がつくと見かけなくなってしまっている感じだし、このままだといつまで経っても手に入れられないままになりそうなので、これをきっかけに一回、本腰入れて探さないと。

ちなみにこれは西荻にある盛林堂さんで購入しました。府中に引っ越してからは西荻に行く機会もほとんどなくて、行ったとしても会社帰りにちょっと音羽館とかに寄る程度だったので、何年ぶりかに盛林堂に行ってみたら取り扱っている本がガラッと変わっていてびっくり。最近では古本イベントで活躍する人たちによる古本ナイアガラという常設のコーナーもできたり、都下で暮らし始めて子どもと遊んでるうちに世の中はどんどん変わって行ってるんだなあ、なんて遠い目になったりしてます。
あんまり行けてないけれど、ここ1、2年で中央線沿いの古本屋さんがかなり増えてるし、しかも個性的なお店が多い。そしてどのお店も古本に対しての情熱がすごくて、今までみたいにのんびりとやっていける時代でもないんだろうなあと考えさせられます。

来年はどんな一年になるのだろう。個人的には古本屋としての活動に関してまだまだ制約されそうですが、できる範囲でいろいろ工夫してやっていきたいと思います。

皆さま、今年もありがとうございました。そして来年もよろしくお願いします。