◆最後のポラロイドフィルムを持って立川のアメリカ村へ
東野翠れんが撮ったポラロイド写真に、湯川潮音が言葉をつづったブログを書籍化したもの。たぶんきちんと読んだりすることはなくて、ときどきちらっとページをめくっては、本棚にしまうという感じになるんのだろう。
前の東野翠れんの写真集「Lumiere」もそんな感じでした。ちなみに「アムール翠れん」は、缶バッジ欲しさにわざわざ代官山のユトレヒトで買ったのに、実を言うとあんまりページを開いてないです。
ポラロイドのフィルムが製造中止にとなって2年近くなるけれど、ポラロイドの工場を買い取ってポラロイドフィルムの再製造をしている有志の団体であるThe Impossible Projectから、今年の3月にようやくモノクロフィルムが、そして7月の終わりには、PX70用のカラーフィルムが発売されました。わたしが持っているのは、690というフラッシュがついたタイプなのですが、どうやら今回発売されたPX70用のカラーフィルムでも使えるようなので、ほんと待った甲斐がありました。やったー!
というわけで、2年以上冷蔵庫に入れっぱなしになっていた最後のポラロイドフィルムをついにカメラに装填して、立川のアメリカ村にレッツゴー!
立川のアメリカ村は、昭和記念公園の北側にあって、多分一番近い駅は西武鉄道拝島線の武蔵砂川駅、わたしは西立川から昭和記念公園をつっきって行きましたが、いやー暑かったです。1950年頃に米兵やその家族向けに建てられた住宅地で、福生と違って規模が小さい分、家がいろいろな場所に点在するのではなく、1カ所にかたまっているので、一歩中にはいると、広めにとってある道路の両側に、塀や垣根がなく庭には芝生が広がっている平屋の家が建ち並び、まるでアメリカのサバービアをそのまま持ってきたような開放的な風景が広がります(もっとも福生ももともとは点在していたわけではなくて、昔は大きな区画のなかで、家が並んでいたのがだんだんと変化していったのだと思いますが‥‥)。
建物自体は、建てられた当時のままのものはそれほど多くなくて、ほとんどがリフォームされていたり、建て替えられているのですが、その場合でも、周りの家の雰囲気を壊さないような家になっているので、雰囲気としては大きく変わっていないんじゃないと思います。庭の芝生も含めて、敷地的には昭和記念公園と接しているので、まわりが緑に囲まれているところもかなりよかった。あと、玄関先にバーベキューセットが置かれている家も多かったけど、やっぱり休日とかには庭先で家族や友だちが集まって、バーベキューをしてるんでしょうねぇ。いいなぁ~
最後のポラロイドフィルムで撮った写真
しかし、今年の夏は、横田基地の友好際から始まって、横須賀、立川と、特に意図していたわけではないのですが、米軍基地を巡ってしまいました。あとは近いところで府中基地跡でも行ってみますかね。