「神楽坂・茶粥の記」-矢田津世子-

年末に売れない作家と芸者の駆け引きの話もなぁ~と思ったにもかかわらず、年明けの1冊目は妾の話ってのどうかと‥‥。矢田津世子は、坂口安吾に結びつけられて語られることが多い作家。なんとなく今年は女性の作家の作家の本を読んでみようと思っていて、なんとなくこの本を選んだだけなので、もう少し他の作品も読んでみたいと思っているのですが、他の作品を手に入れるのは難しそうな気がしますね。KindleとかiPadとか本が電子化されたらそういう今手に入らないような本でも読めるようになるのかな?やっぱりそれとこれとでは話は別、って感じなのだろうか。
ちょっと話が変わるけれど、音楽をダウンロードする割合が増えているのに、ダウンロードされる音楽はアナログ盤やCDの時と同じというのはどうなんですか。個人的にはダウンロードという提供方法の変化によって、音楽自体もそれに合わせたおもしろい提供の仕方ってのがあるんじゃないかと思ったりもしてます。私が知らないだけで、いろいろな試行錯誤が行われているのかもしれませんが、今の状態ってダウンロードで手軽になりました、以上、ってだけで、テクノロジーの進化に人間の創造力がついていってないのでは、なんて思ったり‥‥いうと大げさですが。