「東京十二契」-野坂昭如-

野坂昭如の本を読むのは初めてですね。なんか東京のどの土地に行っても女を買った話ばかりで、先日読んだ「東京余情」に収録されていた舟橋聖一の「赤線風流抄」みたいな気がしないでもない。まぁ実際、赤線に近いところや飲み屋の集まったところが、その時代時代を直接うつしだしているような気がしたりするのだけれど、どうなんでしょう。
今となっては、逆に取り残されて、それがいろいろなところで取り上げられている分、ある種のテーマパーク的な雰囲気になってしまっているような気がしないでもないですが。どこかに書いてあった「三丁目の夕日」ブームと廃墟ブームは表裏一体、みたいな‥‥。

雨が降ってても困るけれど、先週末のように太陽が照りつけるようないい天気でも、子供に悪いんじゃないかと思ったりしてどこにも行けず、エアコンを弱めにつけた部屋で、ときどきテレビを見たり、音楽をきいたりしつつ、なんとなく一日を過ごしてしまいます。梅雨明けを見直すといったニュースも出ていたけれど、どうなんだろう。雨は困るけれど、個人的には今年は冷夏で曇り空ばっかり‥‥みたいな天気だとうれしい。
来週もそんな天気だったらだったら、久しぶりにDVDでも借りてこようか、とちょっと思ったりしてます。6月の後半くらいからなんとなく「真夏の夜のジャズ」を見たくなって、ウエストコーストジャズとか聴いたりしているので、そういう音楽が中心の流して見れるようなDVDがいいかな、と。とはいえ、流してみれるような音楽もので夏っぽい映画ってなんでしょうね~。というわけで次回へつづく?