「文句の言いどおし」-吉田健一-

基本、日本がどうの、日本人がどうの、若い世代がどうの‥‥という話はきらいなので、吉田健一といえどもちょっとどうかなぁとは思う。ましては一冊全部?だし。そもそも戦後に生まれた若い世代がダメだといっても、今じゃ60歳でだもんね。ある意味、恐ろしいことです。
まぁ、いろいろいうことはあるんだろうけれど、だいたいにおいてそのときの今の時代が一番いいのはではないかと、わたしは思ってます。人間なんて過去においてよかったことしか覚えていないものだし、最悪、戦時中はひどかったんだろうけど、やっぱりその前に何かしらの不満があって、戦争に突入したという、前段階があるんだと思うわけで、その辺が語られることはあまりないような気がします。どうでもいいですけど。

スティールパンにはまったり、シタールを聴きなおしたり、電子音楽を聴き始めたり‥‥なんてことばかりここで書いてますが、昨年、一番聴いたCDといえば、スペシャル・サンクスの「Seven Colors」だったりします。ミニアルバム全7曲でトータル20分ないので、会社に行く間に三回聴けちゃうってこともあるけれどね。ちなみにあとは、蓮沼執太の「ポップ・オーガ」とかペペ・カリフォルニアの「LLAMA」あたりですかねぇー。
で、はじめスペシャル・サンクスを聴いたときは、ヴォーカルの女の子は、かなり若そうだし、歌っているだけで、曲とかは別の人が書いているんだろうな、と思っていたのだけれど、歌詞カードを見たら、彼女が詞も曲もかいてびっくり。しかもまだ18歳で、今年の3月に高校を卒業するって‥‥。「Seven Colors」に収録されている曲の中には、中学の時に書いた曲もあるらしいです。まさに恐るべき子供。というか、18歳の女の子の作る音楽に夢中になってる自分が信じられんー。
そんなスペシャル・サンクスですが、4月に、Ken Yokoyama、ALMOND、DRADNATSとのスプリットアルバムがPizza Of Deathから出るらしい。ほかの2バンドはぜんぜん知らないけど、楽しみ。横山健とのライブも見たいけど、それは無理だろうなー