去年の夏、京都の下鴨神社の古本市で「食いしん坊」「第2食いしん坊」と一緒に3冊セットで買ったもの。途中まで読んで、カバーを掛けたまま本棚に置きっぱなしにしていたので、すっかり忘れてました。小島政二郎はおもしろいのだけれど、割といろいろなことに対する愚痴というか文句が多いので、続けて読むと「もういいや」という気分になってしまったりもします。
なんとなく神保町へ行きたくなって、昼頃から出かけてみる。特になにをしたいというわけではなくて、「そういえばたまには国立へ行ってみよう」といった軽い気持ちだったのだけれど、なんせ、寒い。そしてほとんどの場合、安い本は、店の外に置いてある。けっきょく寒いし、欲しい本もあまりないし、ただ疲れて帰ってきました。
本を買い込むというタイプではないので、家に3冊読んでいない本があると、今週読む本は確保してるのだから‥‥と、途端に購買意欲が薄れてしまいます。
基本的には、最寄り駅から家に帰るまでに、遅くまでやっている古本屋が2つくらいあって、特にマニアックではないけれど、幅広いジャンルの本が置いてあって、それぞれのジャンルでちょっとした本がいつもそろっているような古本屋で、読んでいる本が終わりそうになる頃に会社の帰りにその古本屋に寄って、次に読む本を買っていく‥‥というスタイルで本が読めたら、と思う。なんてことを前にも書いたような気もするが。で、ということは西荻か、荻窪か‥‥中央線沿いに引っ越すか。いや、いまでも週に一度は、会社帰りに西荻に寄って、30分くらいかけて歩いて帰ってきたりしているわけで‥‥。
夜は、シネセゾンで「たべるきがしない」を見た。綾瀬はるか主演の短編映画、監督は「『ぴちょんくん』『ポカリスエット』などの広告で知られているCMディレクター伊藤由美子」とのこと。あれかな?とは思うけれど、具体的にどんなCMだったかははっきりとは思い出せない。映画の方は短いせいもあって綾瀬はるかのプロモーションフィルムみたいな感じ。入り口では、まるで写真集のようなパンフレットが配られたし。まぁ映画よりもパンフやポスターの写真のほうがかわいいかも。というか、写真の撮り方次第で、たいていの女の子はかわいく見せることができると思うので、あんまり写真は信用できないわけで‥‥。