この本を出版している三月書房は、タテ15.5cm×ヨコ11.5cmの大きさ、函入・糸綴り・箔押の「小型愛蔵本」といわれる本を、1961年から出版し続けている会社。なんと社員は2人だけらしい。サイトを見たら限定70部定価10500円、なんていう限定特装本も出してました。
実際に買ったりはしていませんが、豆本を見たり、作ったりするのが好きな私としては、前々からこの形の本を古本屋さんで見かけるたびに、豆本のようなコレクションのための本ではなく、読むことを目的としていて、でも装丁などはしっかりとした小さな本、として気にはなっていたのですが、実際、「欲しい」と思える作品がなくて、という感じでした。今回、ちょっと調べてみたら、安藤鶴夫や池島信平、池田弥三郎、秋山ちえ子・・・・といった人たちの作品も出ているみたいなので、これからはもう少しちゃんとチェックしてみるつもり。
そんなに売れているわけではないだろうけれど、いつまでも地道に本を出し続けていって欲しいですね。