「へっぽこ先生その他」-永井龍男-

古本屋イベントも無事終了し、気分的にも、体調的にも、部屋の中の様子も、ようやく今日から“通常通り”という感じです。はじめてのことだったので、本当に高校の文化祭というか、お店屋さんごっこ、という感じがぬぐえませんでしたが、たくさんの人に来ていただきほんとうにありがとうございました。
初めて会う人や久しぶりに会う人(8年ぶりくらいに会う友達が来てくれたりしました)、いつも会っている人・・・・ほかほか、いろいろ話せたりして主催者として楽しかったです。またいつか、来年の今くらいの時期に、少しだけパワーアップさせて開催したいと思ってます。

そんなわけで、4月の終わりくらいからイベントの準備に追われてぜんぜん本を読んでません。この本も、実を言えば最初から最後まできちんと読んだわけではなくて、読んだことのあるものを飛ばしつつ、という感じです。さすがに永井龍男の本も20冊近く読んでいるので、こういうアンソロジィ的な内容だと、前に読んだものがかなりあります。前にも書いたように講談社文芸文庫は、巻末に作品リストと年表があるのでそれだけでいいんです。永井龍男に関しては、最近は「明日はどっちだ」や「風ふたゝび」といった映画化された作品や、新聞や週刊誌に連載されたような中間小説的なものを探しているのだけれど、意外に見つからない。ときどき新書版の本を見かけても、ハードカバー、函入りの本より高かったりするしね。