「アンクルトリス交友録」-柳原良平-

大学を卒業し壽屋に入社するきっかけから、宣伝部での開高健との交流、「洋酒天国」、東京での山口瞳とのエピソード、サンアド立ち上げの経緯、そして、自らの趣味である船について・・・・などを、柳原良平が語った本。随所に当時描いたイラストや漫画が掲載されてます。その後の仕事や作品の相性として、柳原良平と山口瞳というコンビの印象がどうも強くなってしまうけれど、大阪時代からの同僚として、開高健とのつきあいの方が長いのだなぁ、なんてことに改めて気づいたりした。開高健と山口瞳の「やってみなはれみとくんなはれ」も続けて読んでみるべきか。

タワーレコードのポイントが貯まってたこともあって、明日発売のリトルテンポの新作「SUPER TEMPO」をさっそく買った。基本的にリズムはレゲエの曲が多いものの、サウンドは完全に無国籍、というか不可思議な、モンドな雰囲気さえがただよう怪作。前作ほどの緊張感はなく、全体的にゆったりとしているのだけれど、どの曲も、どの音も聴き流せない、耳にしつこく引っかかってきて、単なるBGMには絶対にならないという不思議なイージーリスニング・アルバムになってます。これがダブになったどんな感じになってしまうのだろうか。この後出るダブアルバムがものすごく楽しみ。