「花火」-パトリック・ドゥヴィル-

-■高級車のディーラーで、ラジオで放送するちょっとしたコネタを作ったりしている主人公と、地理学者の友人、そしてその恋人の3人が、プジョーやメルセデスなどの高級車を乗り継いで北欧からイタリアまでを移動していくロードノヴェル。友人の恋人はときどき男性に変装して爆破事件や強盗事件を起こしたりする。
もともとジャック・ケルアックの「路上」を読んでいて、どこにいるのかわからなくなってしまい、何度も途中で読むのをやめてしまったというロードノヴェルが苦手なわたしですが、この本も主人公の行動が書かれていると思ったら、友人の話になっていたり、場面がいきなり変わったりするするので、ストーリーを追うのが難しかった。でも場面の切り替わりと登場人物のはちゃめちゃさがマッチしていて、頭の中に「?」が浮かびつつも読み進めてしまう勢いがある。「路上」と比べると長い話ではないので、その勢いで読み終わる感じ。解説にも書いてあったけれど、描写が映像的なので、場面が頻繁に切り替わる映画を見ているようでもある。
細かいところで、レコード屋に勤めている女の子が出てきたり、ポラロイドカメラで写真を撮ったり、PRINT/RUNのコマンドでプリントアウトする古いパソコンが出てきたり(といってもこの本が出たのは1990年代初めなので最新型だ)と出てくる小物がいい(ほかにもあっと思うものがいろいろあったけど思い出せない)。そういうところもちゃんと再現して映像化したらおもしろいと思う。

■気がつけばゴールデンウィークもおしまい(というか、終わってからけっこう経ってる)。毎年何をするわけでもないけれど、今年は特に何もしなかったような気がする。と言っても、板橋に駄菓子屋ゲームをしに行ったり、朝倉世界一の個展に2週続けて行って子どもたちの似顔絵を書いてもらったり、イケアに行ったり、くらやみ祭りを流したり、花やしきに行ったり、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を見に行ったり、まぁまぁ近場で遊んでましたけどね。ゴールデンウィークなんてそんなものです。

■「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は、子どもがマーベルにはまってることもあって家族4人で見に行ったのですが、いろんなヒーローが出すぎてて、はじめて見るには、正直わかりづらかった‥‥逆にそれぞれのキャラクターは分かっててもストーリーが単純じゃないので、子どもたちに理解ができたのかは不明。少なくとも小学1年生には難しかったようだ。
登場人物が多すぎなので全体的に雑な感じもしつつ、でもみんな集まってお祭りみたいな映画を作りました!という感じでもない。敵のボスの内面に焦点が当てられたりするんだけど、なんかそれも素直に信じていいのかよくわからなくて、どういう風に解釈していいのか微妙なんですよね。これまでの映画をちゃんと見てて、それぞれのキャラクターとかそれまでの経緯をなどを把握していると違う見方ができてより楽しめるんでしょうかねぇ。とりあえず最後どん底で終わって、次回に続くので、それまでに各映画をチェックしておきますかね。
しかし、なんか味方も敵も含めて各人の強さが違いすぎて、ひとまとめにしちゃっていいの?という疑問はぬぐえません。

■近年は基本的に子どもとしか映画を観に行ってないので、今年に入って観た映画と言えば、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」「ウルトラマンシード」に続いて3作目。「ウルトラマンシード」は置いておくとして、「スター・ウォーズ」も「アベンジャーズ」もちゃんと完結せずに、もやもやしたままで来年以降まで待たされるのは、なんだかなぁと思う。両方とも上映時間も長いんだから、ちゃんと完結して、すっきりした気分で映画館を出たい。まぁ自分がそんな映画ばかり観てるからいけないんだけどね。たまにはレコード屋に勤めている女の子が出てきたり、ポラロイドカメラで写真を撮ったりするようなシーン出てくる些細なストーリーでコンパクトに終わるような映画を観たいという気分が高まります。

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