「私の好きなもの 暮しのヒント101」-岡尾美代子、高橋みどり、東野翠れん、福田里香 ほか-

◆第三回東京蚤の市に出店しました。皆さまありがとうございました

週末は東京蚤の市に出店しました。出店するお店もだんだん多くなり、よい天気のもと、たくさんのお客さんで会場が賑わっていました。Good Food Marketも含めて京王閣のイベントへの出店も4回目目になりますが、いつも楽しい時間を過ごさせていただいてます。遊びに来ていただいた方々、そして手紙社をはじめとしたスタッフの方々、ありがとうございました。

「私の好きなもの 暮しのヒント101」は、ツイッターでちょっと話題になっていたので気にはなっていたものの、吉祥寺のリブロで立ち読みした感じではそれほどひかれず、買う気もなかったのですが、実際に読んで見たらおもしろくてちょっと得した気分。やっぱり気になったものはちゃんと読んで(見て、聴いて‥‥)みるべきですね。
紹介されているものや場所などもいいのですが、それぞれの文章がとても素敵な雰囲気を持っているので、ただの「もの紹介」の本になってないのがいい。なので、あえてここではどんなものが紹介されているかは書きません。本屋さんで実際に手にとってページをめくって欲しい。

わたしはやっぱりモノそのものよりもそれどうやって出会ったかとかそれと一緒にどう過ごしてるかと言ったことを読む方が好きですね。単に植草甚一の影響が大きいだけなのかもしれませんが。
わたし自身もモノそのよりも「これをどこで買ったとか、その時なにしてたとか、それを持ってどこに行ったとか」そういうことを思うことのほうが多いです。そう言った意味で前に東京蚤の市のサイトに紹介された時に書いたように、何年かしてから「これは東京蚤の市で買ったもので、誰と行ってベンチに座って何を食べて、友だちとどんなことを話して、どんなライブを見て‥‥」みたいなことを思い出してもらえたら、うれしい。
って書きながらそんな風に思い出すような本をわたしはお店に並べられてるかな、なんて思ったりして、ちょっと反省してます。次回、出店する時はそういう視点も加えて本を選んで持って行きたいです。

-
ちなみに今回の蚤の市では、わたしはアンクルトリスの小さなグラスを買いました。昔、こういうノベルティの小さなグラスを集めようと思ったこともあって、西荻の古道具屋とかでいくつか買ったりしてました。でもここ数年はまったくチェックしてなかったこともあり、帰ってきて持っているグラスを見てみたら同じイラストのグラスを持っていてちょっとがっかり。まぁ色が違ったのが救いか。
ビールを飲むには小さいけれどワインを飲むにはまぁまぁいい感じの量なので、これを機にまた集めたいな、なんて思ってみるけれど、小物が並べられているような古道具屋なんて、漣くんや暁くんがいたら怖くてなかなかいけないな。

「並木印象」-石田千-

◆ゴールデンウィークはフリーライブ三昧?Bloodest Saxophone、宮内優里そしてCOINN

石田千の本はテーマが決められているものがいい。でもその世界に入り込むとおもしろいのだけれど、気持ちが入らないと文面を上滑りするようでなかなか頭に入ってこなかったりします。優しい文体だけれど、さらっとは読み飛ばせない感じ。そこが石田千の本の魅力でもありますね。

ゴールデンウィークは近場をうろうろして、なぜかフリーのライブをよく見てました~

吉祥寺音楽祭の一環でパルコの前の歩行者天国で見たBloodest Saxophoneは中学のときの同級生がやっているバンド。中学に入った時に出席番号順の席ですぐ後ろに座ってたのがテナーサックスの甲田伸太郎でした。前々から母親から「伸太郎くんが今でもバンドをやっているらしいのだけれど知ってる?」と言われていたのですが、去年たまたまネットで見つけてfacebookでつながったりしてる。不思議。
-ジャイヴというか50年代のジャズやリズム&ブルース、ブルースに影響を受けたインストバンドで、いい意味でストレートなエンターテインメントなジャズの演奏がいい。パルコ前のライブでもプラターズの「「Twilight Time」を豪快にカバーしてました。機会があればライブハウスでビール片手に聴きたい。そういう音楽。声をかけたらわかってもらえてうれしかったです。高校は違ったし成人式もあまり記憶がないので、会うのはたぶん30年ぶりくらいですから。う~ん。

ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTでやっている「デザインあ展」では、展覧会が始まった時から行こうと思っていた宮内優里のフリーライブ&ワークショップ。前日のUSTで展覧会のほうがかなり混んでいると話していたので見れるかどうかドキドキしていたのですが、11時前にミッドタウンにいくと会場の前はすでに長蛇の列になっていて1時間待ちというね‥‥。それでも後半、みんなで「あ!」とか言って録音する場面には間に合ってなかなか楽しかった。漣くんは例によって恥ずかしがってなかなか叫んだりしなかったけど、なぜか家に帰ってから突然「あ!」とか「ああぁ!」とか言い出したりしてあいかわらずでした。
展示のほうは体験型の展示が多く子供でも楽しめるものだったのですが、なんせ人が多くてなかなか順番が回ってこなくて、待っている間に暁くんがどこかに歩いてしまったり、漣くんも待つのにちょっと飽きてしまったりという状態。特に漣くんは強引にやりたいところに入っていったりするタイプではないしね。逆に暁くんは好き勝手に列に割り込んでいってしまったりするので、けっこうたいへんでした。結局一番気に入ったのはコーネリアスの音楽に合わせて壁に映像が映し出される部屋で、音楽に合わせて体を動かしたり映像を指さしてみたりしてはしゃいでました。しかしこの展示で1000円はちょっと高い気がしますがどうでしょ?
ちなみにワークショップで録った宮内優里の曲はまだ聴いてません。

-
最後は立川のルミネの屋上でやっていた青空ガーデンでのCOINN。青空ガーデンにははけのおいしい朝市のメンバーも出店しており、子どもを連れた友だちもたくさんきていて、天気もよかったしこどもの日らしいいい雰囲気でした。COINNは3月にもセプチマで見たばかりだったのですが、セプチマといい青空ガーデンといいいい場所で見れてよかったです。
ミオ犬は漣くんと宇田川さんのワークショップで勲章ブローチを作ったり、暁くんは同じくらいの歳の子どもとじゃれたりして、わたしはクルミドコーヒーのカフェラテとシンボパンのパンを食べながらのんびりと鑑賞。

やっぱり夜、ライブハウスとかに出かけるのがなんとなく難しいので、昼にやるライブでできれば子どもが騒いだときにどこかに逃げられるところ、って考えると、なんとなくなにかのイベントでやってるライブに行くことになってしまうんですよねぇ。あ、だからみんな子ども連れてフェスに行くのか!