「暮しの眼鏡」-花森安治-

リビングに大きめのテーブルを買ったので何脚か椅子が欲しいなとずっと思っていて、いま、使っている椅子は、木のスクールチェアで、結婚した時に吉祥寺のジュビリーマーケットで買ったものなので、これと合うものがあるのではと、ジュビリーマーケットなどを見たりしていたのですが、いまいち手頃なものがなかったので、週末、思い切って福生まで行って来ました。一時期は毎年8月の終わりに行われる友好祭に行っていましたが、ここ2年くらい行けなかったので、福生に行くのは久しぶり、かつ友好際の時以外で福生に行くのは初めてなのでちょっとワクワク。
といっても、そんなに歩きまわってもいられないので、まずは福生フレンドシップパークでやっているらしいフリマを眺めて、DECO DEMODEとフジヤマファニチャーで椅子を見て、帰りにズコットでランチ、以上。って感じでしたが‥‥。まぁ友好祭のときと比べるのもなんですが、普段の日の福生はあんまり人もいなくてかなり静かでした。子供連れでも平気で店の中には入れるし、お店もわりと広いし、大きめの音で音楽がかかっていたりするので、あまり回りを気にせずにごはんも食べられるし‥‥。電車を選べば30分ちょっとで行けるみたいなので、暖かくなってきた頃にまた行きたいですね。

「料理のお手本」-辻嘉一-

この本を読んでいたのは11月ですね。ちょうど引っ越してから少し経ったくらいの頃で、これから読もうと思っていた本はまだ段ボールに入れっぱなし、仕事も割と忙しくて古本屋にも行けず‥‥というわけで、カヌー犬ブックスの本の山から取り出して読んだんですよね。
なんかカヌー犬ブックスを始めたばかりの頃は、もともと自分が読んだ本をサイトにあげてたり、新しい本でも更新する本の量も少なかったので、自分で読んでからサイトにアップしていたものですが、最近はなかなか難しいです。逆に読んじゃうと売るのがもったいなくなって、自分の本にしてしまったりしちゃいますしね。ほかの古本屋さんってどうしてるんでしょうかねぇ?

といはいうものの、きちんと読まないにしろ、当然、料理関係の本を見ている機会が多いので、ときどき、定期的に料理でも作って、趣味のひとつにしようかなぁ、なんて気持ちになったりします。“ときどき”というか、なぜか冬になるとそう思う。単に寒くて外に出るのが億劫だからか?わかりませんが。そう思っているだけで、気がつくと春になっていたりします。いや、春になったからって料理ができなくなるわけではないので、なんの理由にもなってないんですけどね。

うちは母親よりも父親のほうが料理がうまくて、週末になると父親がごはんを作っていたけれど、結婚するまで実家にいた父親はどこで料理を憶えたのか、今でも不思議。本とか見て作ってるのを見たことないし‥‥。前に聞いたときは「山で憶えた」って行っていたけど、山で天ぷら作らないでしょ、山で魚を三枚におろさないでしょ、山でクレープ焼かないでしょ‥‥って思うんですけど。
お正月に実家に帰って、昔の写真見てた時も、子供の頃よく座っていた大きな椅子を見て、「またこの椅子作ってみようかと思ってるんだよね」って言ってて、ちょっとびっくりした。確かに今見ると装飾がまったくない感じの椅子だけれど、手づくりだったとは‥‥!
そう考えると、その辺の器用さをわたしはちゃんと受け継いでないですね。残念ながら‥‥。

「嵐といふらむ」-獅子文六-

あけましておめでとうございます。今年もカヌー犬ブックスをよろしくお願いいたします。

昨年、読んだ本は昨年のうちにここに書いておこうと思っていたのですが、結局、10冊くらい残して年を越してしまいました。結果、昨年雑記で取り上げた本は46冊。前に比べるとかなり減ってしまっていますが、持ち越した本が10冊あるので読んだ本としては56冊。まぁ仕事で必要に迫られて本を読むといったこともなく、単なる趣味なので1年にどのくらい本を読もうがどうでもいいと言えばいいんですけど、今年は70~80冊くらいは読みたい。いや、そのくらい読まないと趣味とも言えない気がするのですがどうなんでしょう?ピンチョンとかジョイス、マルケス‥‥みたいな本ばかり読んでるわけじゃないんだからさ、と思います。
ちなみに今年の読書のテーマは“女性作家もしくは随筆家”。どんな本を読むかは、ちゃんと決めてないんですけど、あれも読もうかなとかこれもいいかも?とかいろいろ考えているときがけっこう楽しい。でもそうやってリストだけ作って、けっきょく興味の対象が変わってしまって、まったく読まないでおしまいになってしまう場合も多いんですけどね。