「別れの手続き」-山田稔-

-■4月からなんとなく仕事が忙しくなって、家に帰るのが遅くなったせいで、帰ったら発送とかやらなくちゃいけないことだけやって、レコードを聴いたりしながらビールを一本飲んでおしまい。という日々が続いてまして。もうぜんぜん雑記を更新する気も起きず。特に書くこともない、というか書くことなんて考えないと出てこないわけで、考える気分にもならず、気がついたら半年以上経ってしまいました。このままなしにしちゃってもいいかなとも思っていたのですが、自分の備忘録的な意味もあるし、のんびりでも書いておこうかなと思って再開することにします。

■一応、読んだ本をきっかけにして書いているので、どこから再開すればいいのかちょっと迷いましたが、思い切って中断する前からさかのぼります。本の内容は、もう記憶も薄れてるのもあるし、読み返すのもなんなので、本についてはツイッターとかにちょこっと書いたことだけという感じが続くのだろうと思います。いつになったら追いつくのだろうか?来年の今ごろか。

■いや、何年か前にもすごく忙しいときがあったのですが、その時はまぁまぁ新着本も雑記も更新できてたんですよね。それができなくなったというのは歳のせいで体力や気力がなくなってきてるんでしょうか。単に家で飲むビールの量が増えたせいとも言えますが‥‥雑記だけでなく新着本の更新頻度も落ちてるので、気がついたら在庫のほうもけっこう減っちゃってるし、来年に向けて少しずつ作業量を増やしていきますよ。

■「マビヨン通りの店」や「八十二歳のガールフレンド」など、過去に山田稔が出した随筆集から13編を収録した本。タイトルになっている「別れの手続き」は亡くなった母親のことをつづったもので、このほかにも山田稔が若い頃に出会った人たちとの、ときには何十年もの年月にわかる出来事が、短い文章の中で行き来しながらつづられています。とはいうものの、全体的に重い雰囲気や過ぎ去ってしまったものへの哀しみが漂うことはなく、軽やかなユーモアがあって心にすっと入ってくる感じが読んでで心地よいです。
特に文体が似ているというわけではないけれど、堀江敏幸の解説を先に読んだせいで、ときどき堀江敏幸の文章を読んでいるような気持になり、「1966年にパリにいたころ‥‥」みたいな文章を読んで「あれ?1966年?」という気持ちになってしましましたが。

■しかし、去年のクリスマスの時に、ミオ犬から、「欲しい本があったら教えて」と言われて、ついこの本を指定してしまったのですが、本をもらってから奥さんからクリスマスプレゼントとしてもらう題名の本ではないな、ということに気がつきましたヨ。あ~あ~

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