「花筐・檀一雄短編集」-檀一雄-

◆笹山団地
6月の終わりに、育休中の会社の人のところに遊びに行ったということを書きましたが、その人は、横浜から出ている相鉄線の鶴ヶ峰というところに住んでいて、わたしが生まれてから小学1年の頃まで住んでいた西谷の隣の駅だったりします。

わたしが住んでいたのは、西谷の駅から20分くらい歩いたところにある笹山団地というところ。周りは団地ばかりで、団地の隙間をぬって公園や広場があったり、工事中の更地があったり、林があったり‥‥と、横浜とは思えない感じでした。
でも当時、駅から団地までの道沿いなどは、かなり宅地造成が進んでいたりしたので、今じゃ随分変わってしまったんだろうなぁ、なんて思っていたら、電車の窓から通り過ぎたときに、駅前にあった本屋さんが見えたり、その周りの様子もあまり変わってなくて懐かしかったですね。

二宮に帰ることになったときに、ふとそんなことを思い出して、ネットで調べてみたら、なんと、「老朽化と住民の高齢化で夜はゴーストタウンになる」なんてことが書いてあったりしてびっくり。個人的には廃墟とか廃線とか廃工場とか‥‥もう行ってみようとは思わないけれど、笹山団地はかなり行ってみたくなりました。
いやいや、そういう意味じゃないですね。自分が住んでいたときとほんとに変わってないというところにひかれてるんだと。実際に行ってみたらどういう気持ちになるのか、分かりませんが‥‥。