広津桃子は、松川事件の追求・支援したことや長い文学的生活をつづった回想録「年月のあしおと」で知られる広津和郎の娘。
広津和郎は、長い間奥さんと別居していたらしく、森茉莉や室生朝子と違って父親を見る目はわりと冷静ですね。まぁこの本は父親の話よりも網野菊との交流をつづった随筆が中心なので、「父広津和郎」を読んでみないとわかりませんが‥‥。
でも、この本を読んでいると、広津桃子の歳の離れた網野菊に対する親愛の情がじんわりと伝わってきて、網野菊の本も読んでみようかな、なんて気分になってしまいます。実際に読むかどうかはまだ保留ですけど。
先々週から漣くんの体調が悪くて、夕方熱を出したり、おなかをこわしたり、吐いたり‥‥という毎日が続いていたので、週末もどこに出かけるわけでもなく、家で漣くん遊んでるだけで終わってしまってます。春になったら歩き始めるのかなぁなんて淡い予想もはずれ、本人もつらいらしくハイハイさえもあまりせず、ごろごろ転がっているか、泣いて抱っこをせがむかという、なんだか半年前にもどった雰囲気。でも半年前に比べて確実に体重は増えているので、そうそう抱っこばかりもしてられないわけで‥‥。今週は体調もよくなってきたみたいなので、もう一週様子を見て、ゴールデンウィークにはちょっと出かけたいですね。