「This Is Hong Kong」-Miroslav Sasek-

アマゾンのセールで安くなっているのを見つけてすぐに購入。ここでは取り上げていないけれど、最近、アマゾンでいろいろ買ってます。サセックの旅行絵本もいつの間にかたくさん復刊されていて、きちんと追い切れてないですね。今、何冊復刊されているのかなー。一時期の盛り上がりはなくなってきたと思うので、今でもきちんと買っている人はそんなにいないような気もしないでもないけど。復刊前は、洋書の古本屋さんや雑貨屋さんで、オリジナルの本がかなりの値段がつけられていたものですが、今でもそれなりの値段がつけられているのだろうか?わたしはオリジナルにこだわるほうではないし、このシリーズに関して言えば復刻版でも割ときちんとしているんじゃないかなと思ってるので、これはこれで満足です。まぁオリジナルを持っているわけではないので、細かい違いなどはわかりませんが‥‥。どちらにしろオリジナルにこだわる人と、復刻版で満足してしまう人のあいだには、どちらがいいかということではなく、その“もの”に対する関わりというか、姿勢に大きな違いがあるなーとは思います。

先日、「英国野郎」というイベントに行ったとき、終わってから友だちと飲みに行って、3時過ぎくらいまで音楽などの話をしたりしました。みんなだいたい同年代で、わたしのほかは、定期的にDJをやったりしている人たちだったのですが、全然レコード/CDにこだわっていなくて、DJのときは基本的に全部CDでかけてるという人や、オリジナルのUK盤でかけるということに意義があるという人、買うのはアナログ盤が主だけれどこすったりするので、全部CD-Rに焼いてから使っているという人などさまざまで、話を聞いていておもしろかった。
音楽や本は、最終的には曲が聴ければいいとか、内容が読めればいい、という側面があるだけに、人それぞれ考え方が大きく違ってしまうような気がします。今ならiTunesで音のデータだけダウンロードすればいいいう人も多いだろうと思うしね。

話は変わって‥‥。
週末、約2年ぶりに携帯を買い換えました。窓口で古い携帯から新しい携帯にデータを移すとき、「通常30分から1時間くらいかかるので、そのあいだ買い物などに出かけてきてもいいですよ」、と言われたのですが、実際に古い携帯に入っているデータを調べたところ、全然入ってなかったようで、5分くらいで終わってしまいました。そういわれてみると、携帯で写真を撮るということをほとんどしていないので、アドレスデータのほかに、データフォルダに入っているものといえば、2、3の待ち受け用の画像とYahoo!地図情報から落とした地図画像くらいなのだった。わざわざそんなものまで移動させる必要もなかったのですが、まぁ5分なら‥‥と。
携帯で写真を撮らないのは、カメラを持ち歩いているときは、あたりまえだけれど、それで撮るし、持ち歩いていないときも携帯で撮ってもなーと思ってしまうから。フィルムで撮ったり、デジカメで撮ったり、携帯で撮ったり、ポラロイドで撮ったり、できあがったメディアがバラバラになってしまうのが、なんとなく嫌なのだ。フィルムとポラくらいにしておかないと整理できないのですよ。

そういう意味で、音楽はできればCDのみでそろえたいし(でもレコードで持っていてCD化されてないものも結構あるんでしょうがない‥‥)、本も山口瞳は文庫でしか買わないとか、吉田健一は単行本でそろえたいとか、Dr.Seussのシリーズの新しい本は、表面がコーティングされていてつるつるした感じがいやなので、昔の本で買いたいとか思ったり、オリジナルかどうかなんかよりもそういうことが気になってしまう。う~ん、結局そういう結論なのかなぁ~?