平野恵理子の展覧会は、たいてい2年に一回6月~7月頃に行われていて、昔はこれを見るとなんだか夏が始まったような気がしたものです。なぜか雨が降っていた記憶もないし、暑い中、表参道を歩いたり、迷いながら広尾まで歩いて有栖川公園でサンドウィッチを食べたりしたせいかもしれません。友達からメールが来たときは、前回からもう2年も経ったのか、と、時の経つ早さにびっくりしていたのだけれど、これを書く前に、過去の雑記を調べてみたら、前回は2005年2月でした。あれっ冬?しかも一年前?
この本は、そのときに展示されていた作品をまとめたもの。原画を見たときもやっぱり平野恵理子はものを描くといいなぁ、なんて思いながら、展覧会を見た後、移転して間もない紀伊国屋に寄ってみたりして、本としてまとまったら欲しいと思っていたのでうれしい。
今年は12日から17日だったため、週末は土曜しかなかったので(ギャラリー自体が日曜日お休みらしい。この間日曜日に行って見損ねた河野鷹思展といいホンマタカシ展といい、最近のギャラリーは日曜日お休みなのだろうか。それともずっと前から日曜はお休みで私が気がつかなかっただけだろうか)、17日の夕方ごろに行ったですが、中にはいるとちょうど友だちが絵を見てました。天気もわからないし、行けるかどうかわからなかったから、──実際、午前中に渋谷に出たときは、表参道まで出るのも面倒になってしまって、ユニオンやバナナレコードに行ったり、アンリ・カルティエ・ブレッソンのドキュメンタリー映画を観たりしてました──約束とかしなかったので、なんとなくうれしい偶然。
で、ついでにNidCafeでお茶。そう考えると、ほんと見かけはどうだかわからないけど、やってることは20代の初めからあまり変わらない(ような)。一緒に買ったわけではないのに、たくさんあった平野恵理子の本の中から、同じ本を買っていたりするしね。