「植草甚一読本」-植草甚一-

◆あー、なんか気がつくと週末に近づいてしまっている感じなので、先週末のできごとをつらつらと‥‥

●秋になるとなんとなくイギリスのロックバンドが聴きたくなる。去年はアラン・ボウン・セットとかマンフレッドマン、ズート・マニージョージ・フェイム‥‥といったオルガンとかが入った1960年代のビートバンドを聴いてました。今年はめずらしくストレートにクラッシュとかダムド、バズコックス、ボーイズ、アンダートーンズ‥‥などのUKパンクを聴いてたりします。でも結局のところ、ジャムの「イン・ザ・シティ」が一番かっこいいんじゃないか!なんて思ってしまったりして‥‥。

●そういう流れだから、というわけではわりませんが、金曜の夜、武蔵小金井の北口にあるイングリッシュパブARROWSに寄ってみた。1階はまぁまぁいい感じのパブなんですけど、2階に上がったら、まったく雰囲気の違うダーツバーになっててちょっとびっくり。まぁそれはいいとしても食べものがフィッシュ&チップスとか一人で食べるには量が多いものが多くて、帰りがけにご飯ついでに立ち寄って‥‥という感じではないですね。まぁイングリッシュパブなんで、そこに期待するのが間違ってるんでしょうけど。

-●新しく買った自転車に漣くんを乗せて、調布の飛行場までサイクリング。いやサイクリングというには近すぎか?わたしが調布に住んでいてよく飛行場まで遊びに行っていたのは15年以上も前、スタジアムもなかった頃なので、周辺があまりにも整備され、きれいになっていて、どことなく落ち着かなかないような‥‥。プロペラカフェでシフォンケーキを食べながら、漣くんに窓越しに飛行機を見せたりしたのですが、いまいち興味があるのかないのかわからず。飛行機を見るよりも公園で遊んでるほうがまだ楽しいみたいです。

●今回は通り過ぎただけになってしまいましたが、調布飛行場に隣接している武蔵野の森公園は、周りにある公園と比べるとそれほど大きくはないし、特になにがあるというわけではなく、ただなだらかな丘にそって芝生が広がっていたり、花や木が植えてあったりするだけなのですが、飛行場を見渡しながらのんびりできてよさそうな公園だったので、次回はシートやお弁当を持って遊びに行こうと思っている。といっても、今年は急に寒くなってしまったし、もうピクニックとかに行く機会もないのかもね。

●日曜はもみじ市へ、わたしはけっこう“~市”って名のつくイベントに出かけてると思うんですが、もみじ市は、場所が調布の多摩川河川敷ということもあって、出店しているお店も多いし、ライブやパレードといったイベントも盛りだくさん。当然、人もいっぱいで、食べものを売っているお店はどこも長い列‥‥。で、思っていたほどには食べたり飲んだりできなかったけれど、おやつを食べながら高野寛のライブを見たり、漣くんにフェイスペインティングをしてもらったり、カメラを見たり‥‥なかなか楽しかったです。来年は作戦をいろいろ考えてまた行きたいですね。

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お芋とりんごの恋するおやつ

「わたしのいるわたし」-池田弥三郎-

◆「オハナミ」ライブatスーパーデラックス
スティールパンのCDというとたいていが“スタンダードソングのカバー+α」といったものがほとんどで、そこから抜け出しているものはあまりないんじゃないかなぁと思う。それはそれで好きなのでいいんだけれど、結局のところ、スティールパンの音楽として新しいものを提示してくれたミュージシャンといえば、ヤン富田とリトルテンポに尽きるのではないか、なんてことを考えたりしていたら、夏前くらいに、ミーモというバンドを知り、まぁミーモに関しては装飾が過多な気がして、自分の中の評価を保留にしているんだけれど、そこでスティールパンを担当している町田良夫のソロがヤン富田とは違うスティールパン+電子音楽なサウンドではまってしまっている、
いや、いろいろ聴いているつもりになっても、まだまだ知らないところで聴くべきミュージシャンがいるものなのだな、と。

-このオハナミは、その町田良夫とジム・オルークやカヒミ・カリィのバンドでドラムを担当している山本達久のデュオ。
10月の始めに出たファーストアルバムをこのところよく聴いているのだけれど、スティールパンや電子音といった町田良夫の世界と、山本達久による複雑で緻密、だけれど、軽快なリズムが絶妙にブレンドされていて聞き飽きない。
数曲をのぞいてゲストもなく、音を重ねることもなく、二人の演奏がそのまま録音されているようではないかと思うのだけれど、どうなんでしょう。空間を埋め尽くすような音像ではなくて、あくまでも音の数は少なめなんだけれど、極めは細かい、という感じが心地よいのです。

で、先週末にちょっとライブの情報を調べてみたら、なんと会社から近い、しかも前から行ってみたかったスーパーデラックスで20日にやるのこと。これは行くしかないでしょということで行ってきましたよ。初スーパーデラックス。
ちなみに「Cinematic Voices」というイベントで、出演者は、オハナミ、Yukitomo Hamasaki+shotahirama、okamotonoriaki、Jun kawabata+Hideki Atakaで、オハナミ以外まったく知らずだったんですけどね‥‥。

ライブではアコースティック?なスティールパンと電子スティールパン、そしてマックが置かれ、電子スティールパンからはピアノやギターの音が出るというセットで、CDで演奏されていたピアノやギターの音が実は電子スティールパンだったことが判明。つか電子スティールパンなんてものがあるなんて始めて知りました‥‥。
対する山本達久のドラムも、空き缶や鉄の棒やらはドラムセットの上に置かれ、それらのものをすごい速さで叩いたり、振り回したり、挙げ句の果てには投げたりするという、超絶なドラミングで、耳と目を奪われるばかり。かといって、わざとらしさや独りよがりなところはまったくないし、ほかの演奏をじゃまするようなうるささもなく、きちんと全体のサウンドに絡んでいるところがすばらしい。

複数の出演者が出るイベントなのでそんなに長いセットではなかったのですが、この演奏を、ゆったりとした空間の使い方をしているスーパーデラックスで、しかもこの観客数で聴けるなんてかなり贅沢だったのかも!?

「海のある窓」-檀一雄-

◆saute cafe 14~小さな森のマルシェ~
土曜日に降り続いていた雨がやんだので、連休の真中の日曜は、仙川にある森のテラスでやっていサウタカフェに行ってきました。

サウタカフェは、森の中でお茶と音楽を楽しむというイベントで、手作りの石鹸や帽子、かばんといった雑貨のお店が出店していたり、秋田にもある森のテラスでとれたお米で作ったおにぎりや自家製酵母パン、タルトなどもあり、部屋の中をはじめテラスや庭など好きなところでごはんやおやつを食べながら、友だちやお店の人としゃべったり、ライブを見ることができます。
去年行ったマザーディクショナリーのイベントのときもそうだったけれど、割と子どもや赤ちゃんを連れてきている人が多いので、ちょっとくらいだったら泣いたり、大きな声を出しても大丈夫(?)。とはいっても最近の漣くんは人見知りが激しいので、見知らぬ人に囲まれたりすると、もう大泣きなんですけどね‥‥。

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わたしが食べた手づくりのお味噌を使ったおにぎりと
チーズパン、キーマンという種類の紅茶。

最後までいれなかったので、わたしが聴いたバンドは、アイリッシュ音楽を演奏する花鳥風弦と、はなうたサーカスのメンバーをバックに従えたwool stringsの2組だけ。
どちらも森のテラスとい場所やイベントの雰囲気にとても合っていて、文字どおりテラスに座ってパンや紅茶を飲みながらのんびりできました。使われている楽器も、花鳥風弦はバイオリン(フィドルと言ったほうがいいのかな)やアコースティックギター、バウロンという打楽器、wool stringもアコーディオンやピアニカ、鉄筋などで、全体的にやわらかな音色のものがおおかったですしね。

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ライブ準備中のwool stringのみなさん

「マリアの空想旅行」-森茉莉-

◆ちょっと前のことになってしまいますが、連休は館山の保養所へ
8月、9月はちょっとがんばって雑記を更新していたのですが、ちょっと気を抜いたら10月。やっぱり連休があったりすると更新だけで精一杯になってしまいますね。加えてお休み明けに熱を出して寝込んでしまったりしたし‥‥。

今年の9月は、お休みが微妙に飛び石になってしまいましたが、わたしは24日にお休みをとって、3連休→4連休。3連休の時はまぁ普通にニチニチ日曜市に行ってみたり、吉祥寺を散歩したりという感じで過ごして、その後の4連休は一泊二日で館山にある会社の保養所に行ってきました。が、ちょうど台風が来ていた時期で大雨、大風という有様。行くときはちょうど雨も止んでいたので、家から干そうジョまでの移動に関してはよかったのですが、保養所に着いてからは建物からまったく出られず、室内プールで泳いだり、温泉に入ったり、廊下を走り回ったりという‥‥。夕方に雨が小降りになったのを見計らって、一度、目の前の海まで散歩してみたのですが、風が冷たくてすぐに戻ってきてしまいました。海もめちゃくちゃ荒れてましたしね。車での移動ではないので、もともとそんなにいろんなところに行く予定ではなかったけれど、6月に軽井沢に行ったときも小雨がぱらついていたし、なんだか最近、天気に恵まれてないです。誰の行いが悪いんでしょうかねぇ‥‥。