「江分利満氏の華麗な生活」-山口瞳-

話の内容はずれますが、「ku:nel」を読んでいると「東京を離れて田舎で暮らすのもいいかもなぁ」なんて思ってしまう。「贅沢しなければなんとかやっていけるんじゃないかなぁ」なんて無理か。なんも技術も持ってないしね。いや、もうその地元の工場とかお店とかに就職しちゃうんでもいいよ。って雇ってくれないですね。

さて江分利満氏の2作目。1作目よりも江分利満氏の独白、という部分が大きいので、なんだか飲み屋のオヤジの愚痴みたいな気もしてしまう。そういったら山口瞳の作品はみんなそうなってしまうんですけどね。でも私としてはもう少し周りとの関わりや動きがあった方が私は好きだ。そして「オヤジ」と書いてしまったけれど、主人公と私とでは1歳しか歳が違わないんですよね。う~ん。「コマッタもんだ」。何がって言われると困るわけだが。

「ku:nel」(Vol.10/2004.11.1)

金曜日遅くまで遊んだせいで(水曜から木曜にかけて始発まで会社にいたせいもあるかな)土曜日はなかなか起きれず、ちゃんと目が覚めたのは12時過ぎ。
日曜日が一日中雨が降って何もできなかったのを考えると、せっかく晴れたのになんてもったいないことをしたんだろうと思う。

それでも土曜日は渋谷に出てさくらやでテレビを買ったり、オ・タン・ジャディスでクレープ食べたり、パルコでシャツを買ったり、タワーレコードで本を買ったり試聴しまくったり(もうすぐ発売されるYour Song Is Good!のファーストアルバムが楽しみ!)、宇田川町のお店でモツ煮込みを食べたりと、割と盛りにだくさんに動き回る。そして4時までヨーグルトとバナナしか食べてなかったのに短時間で食べ過ぎ気味。
テレビは今まで私が一人暮らしの時に買ったビデオ一体型のものを今でも使っていたので、そろそろ買い換えたいと思っていたのです。それほど真剣にテレビを見たりビデオを借りたりするわけではないので、プラズマでも液晶でもない普通のもの。いちおうちょっと大きめの25型。
プラズマや液晶は次回だね、っていつのことになるのやら。ちなみにビデオ一体型のテレビは10年くらい使ってるはず。あと安かったので再生だけのDVDプレーヤーも購入。貯まっていたポイントを使ったので両方で15000円もかからず。

土曜日の午前中に届きます。それまでにちょっと部屋を片づけて、TSUTAYAの会員になってなにか借りておかなくちゃね。今うちにあるDVDといえばビークルくらいなので。ついでに小津安二郎のボックスとか買ってしまおうか。そもそもビデオとかDVDの売り場とかじっくり見たことがないのでどんなものが発売されているのか分からん。

「けっぱり先生」-山口瞳-

山口瞳の本にしてはストレートな作風で、ひとりの校長先生を軸にその学校で働く先生たち、新聞記者の照れのないストーリーと「教育とはなにか」という主張を熱く語っていってます。主人公≒山口瞳ではない分、物語自体の膨らみが出ているかな、という気もします。

8月に1カ月間、ロシア、キルギス、ウズベキスタンを旅行していた友達が、そのときに撮ってきた写真の写真展を白金台のProspect Hair Designという美容室でやっていて、そのオープンニングパーティとして行われたスライドショウを見に行く。フリーで建築の設計をやっている人なので、ロシアの有名らしい建物や市場の様子、食事の内容など、かなりの枚数の写真を見せてもらった。
彼の友人を中心に20名くらいの人が集まったのだが、ロシアに行ったことがある人、ロシアの建築に詳しい人が多いらしく一枚表示されるごとに、「ここは●●●だ」とか「これは有名な●●●だね」など声があがって、写真だけでなくその話も含めておもしろかった。
久しぶりに会う友達も多く、それほどたくさん話はできなかったけれど懐かしい気分。中にはもう8年くらい会っていなかった人とかも来ていて、しかも私はスライドショウの途中までその人に気がつかず、全然話もできなかったりね。いや、何を話したらいいのか?もし話してたら何を話してたのか?というより向こうが私に気づいていたのか?ちょっとだけ20代の頃の出来事が頭に浮かんだりしたスライドショウでした。

10時半頃スライドショウが終わり、周りがまだ話したりないという感じで盛り上がっている中抜け出して、下北のリヴォルバーのエイベックスCCCD弾力化(事実上撤退)&SME CCCD全面撤退を記念したイベント「やるっきゃ☆ナイト」に移動。リヴォルバーの店長さんに会うのも久しぶり。会社帰り、フルに遊んだ感じの金曜の夜、結局寝たのは午前4時。そして当然のように今日は寝坊して、起きたら嵐のテレビが始まってるという・・・・。嗚呼。