2冊続けて山口瞳。実は今読んでるのも山口瞳の本。なぜかといえば、ストックしてある本が山口瞳しかなくなってしまったから。
山口瞳、永井龍男の本については読む読まないにかかわらず見つけたら買うということにしていているので、ほかに読む本がないと山口瞳か永井龍男が続いてしまいます。たいていの場合はその週に読む本を週末、古本屋に行ったときに買っておくのだけれど、なんとなく本を眺めながら「これ」という本が見つからないまま(その「これ!」と思う基準が自分でもよく分からないのだが・・・・)帰ってきてしまうことがときどきあって、「やばい、そういえばなんにも本を買ってなかった!?」と思うのだけれど、平日は帰ってくるのが遅いのでなかなか本屋にも行けず、そういうときは山口瞳か永井龍男ばかり、ということになるわけ。そんなことはどうでもいいですけどね。
ミオ犬がmixiで知り合った人のライブを見に何年かぶりにスターパインズ・カフェに行った。たぶんノーナリーヴスの人がDJやってマイケル・ジャクソンのカラオケにあわせて自分で歌ったFeelin’Now以来。あれはいつ?ちなみにそのときはサリー久保田とか高波敬太郎も出てました。そういうわけで金曜日は仕事終えた後、東京駅経由で荻窪に出て古本屋をちょっと見てから、30分ちかくかけて家まで歩いて帰ってきたのが10時半。それから出かけたのだが、やっぱりだめですね。3時くらいからイスに座って寝てました。
マイケル・ジャクソソがライブ(?)中に帰ろうとしたら、受け付けで「帰っちゃうんですか~。マイケル・ジャクソソ見ないんですか~」と言われた。私の中でスターパインといえばマイケルという印象が強くなるような予感・・・・。
ところで行く前にスターパインズのホームページをチェックしてみたら、その日のライブはなんとヒカシュー!まだやってたのか!びっくりです。ほかにもハプニングス・フォーやカジヒデキ、遠藤賢司(guest:曽我部恵一)、柳ジョージ、大槻ケンヂ(guest:ムッシュかまやつ)、木根尚登・・・・など言っちゃ悪いけど微妙な人たちがいろいろ出てで、いちいちびっくりしてしまいました。HAKASE-SUNと吾妻光良 & THE SWINGING BOPPERSはちょっと見たかったな。これからときどきチェックすることにしよう。
2カ月なんてすぐに経ってしまう。前の号が出たのが引越しする直前だったのでこの部屋に来てからもう2カ月になるわけで。時間が過ぎていくのは早いことは早いんだけれども、久我山4丁目に住んでいたときのことなんてかなり前のことのように感じられてしまう。ましてや三鷹台に住んでいた頃なんてね・・・・。
「たとえば一軒の床屋があって、日曜日にそこへやってくる高校生からおじいさんにいたるまでのひとが、順番を待ちながら、のんびりと一回分だけ読んでくれるというような小説を書きたいと思ってこれを書いた」・・・・というようなことが帯に書いてあって、それいゆに置いてある「西荻カメラ」を思い出したりした。
永井龍男は新聞の隅に見つけたなにげない小さな事件の記事をスクラップにして置いて、その事件を何年もかけて少しずつ頭の中でふくらませて一つの短編小説を作るという。
今年はお休みやお金、その他もろもろの理由から旅行なんて行けそうにないくて、しかも次の旅行先がパリという確立は割と低いと思うんですが、本屋で見つけてつい買ってしまいました。今から割と欲しかったんですよ。
自分の生涯について振り返り語った本。「話し言葉で読みやすいなぁ」と思っていたら本当に里見弴がしゃべった言葉を速記して文字に起こした後、自身によって赤を入れるという方法で書かれたということ。よく考えれば、里見弴は1888年に生まれて1983年に亡くなっているのでこの本が出た1972年ではすでに80歳を越えてるんですよね。子供の頃、お盆などで田舎に帰ったときに縁側でお菓子かなんか食べながらおじいさんの昔話を聞いているって感じです。なんて言ったら失礼か!
最高気温39.5度、実際は気象庁の計測する気温よりも高いのでもっと暑い、私が勤めている会社の前は目の前が片側4車線の道路で、ひっきりなしに自動車が走っているので、出口を出た途端、道路の方からムッとした空気に押されてしまいます。
尾崎一雄の小説は私小説なので自分の経験を元にというかそのまま作品化している。この「暢気眼鏡」も、このあいだ読んだ随筆集・回想集である「苺酒」に書かれていた尾崎一雄の生涯とかなり重なっている。
「文藝春秋」の巻頭に連載されている随筆をまとめた本の第4弾。1980年前後のものが多く、この辺になると「最近のものだなぁ」なんて思ったりするのだけれど、もう20年以上も前なんですよね。個人的には「1960年代までが戦後で1970年代の移行期間を経て1980年代は戦後の終わり」というイメージなのですが、そんなこといったら「おまえは歴史が分かってない」と言われそう。
愛用する道具を片岡義男が自分で撮った写真とともに紹介した本。掲載されている道具はタイプライターやナイフ、ノートコーヒーカップ、紙飛行機、おもちゃ、カメラ、紅茶・・・・など幅広い。後に出た「本についての、僕の本」「絵本についての僕の本」「文房具を買いに」など同じようなやりかたでジャンルを絞った本の元となった本と言えるかもしれません。ジャンルが絞られてない分、この本の方が雑誌的で気楽に読むにはいいと思う。