今日から11月3日まで、神保町で「神田古本まつり」。今日なんていい天気だったし比較的暖かかったし、神保町を歩いたらいい気分だっただろうなぁ、なんて思う。でも会社休んでまで行くほどでもないわけで・・・・。去年は曇り空の中、夕方から行ったにもかかわらずかなりの人混みだったので、今日あたりは平日でも初日だし人でいっぱいなのだろうか。行くとしたら土曜か水曜しかないのだけれど行けるかどうかは不明。ヴォルフガング・ティルマンスの写真展にも行きたいと思ってるし、部屋のプチ模様替えもしなくちゃいけないし(冬支度ともいう)・・・・。
ついでに3日からですが、横浜でも古書まつりをやっているみたいですね。でもこちらは有隣堂の地下一階のみです。伊勢佐木町といえば、以前雨の中歩いたときに、かなり寂しい感じの通りになっていたのにはびっくりしました。まぁもともとオデオンビル(だっけ?)なんて廃墟みたいな階があったりしてたけど、歩いていて欲しい本は見つからないし、雨は強くなってくるし、でも歩き始めたら桜木町まで歩かなくちゃいけないし(関内から伊勢佐木町通りを歩いて黄金町の近くに出て、桜木町で東横線に乗って帰ってきた)、いやな気分になりながら歩いた記憶があります。
前は「とりあえず永井龍男の本を買っておいて、読む本がなくなったときにでも読むことにしよう」と思っていた永井龍男の本もある程度本棚に増えてきたせいで最近はなかなか読んでいない本を見つけられなくなってきたような気がする。
これは山口瞳の本についても同じことが言えるのだが、二人とも、手頃な値段で売られていて、割合簡単に見つけられて、しかも著作が多いという読む方としては(言い方は悪いけど)便利でお得な作家だったので、こういう状態になるとちょっと寂しい。この二人ならもう一回読み直してもいいかもね。
今度の日曜日に写真美術館で行われるモノクロネガをご自分の手でプリントするというワークショップに参加するので、ひさしぶりにモノクロのフィルムなんて買ってきて張り切っていたのだけれど、OM1には入れたばかりのカラーフィルムが入っていたり、それさえも撮りきる機会もなく、バーベキューの時もなぜか火をつけたり焼いてばかりいたのでぜんぜん写真を撮れず・・・・。残された時間は会社の昼休みだけなのだが、河川敷でバーベキューをしたせいではないだろうが、何年かぶりに熱を出したりして、昼休みに歩き回る元気もなし。しょうがないので昔に撮ったフィルムを探して持っていくことにする。でも暗室の作業とかまったくしたことないのでかなり楽しみ。
もう10月も終わりに近くなってきましたが、多摩川の河川敷でバーベキューをした。13名、前はみんな同じ会社に勤めていたので、日程などもすぐに決められたのだけれど、バラバラになってしまうとなかなか難しい。加えて千葉の稲毛海岸に住んでいる人から神奈川の辻堂に住んでいる人まで、住んでいる場所が離れていたりするので、結局新丸子の多摩川沿いということになってしまう。まぁそれはそれでいいんだけれど。次回は違うところがいいかな。
「行きつけの店」というタイトルではあるけれど、料理のことはあまり書いていない。お店の主人や一緒に行った人とのとのやりとりが多い。だから文字どおり行きつけのお店を紹介するのではなく「私はこうやってお店の主人とつきあい、そこから学んできた」ということを伝えていると思う。だからこの本を読んで掲載されているお店に行くのではなく、そういうお店を自分の活動範囲で自分の足でさがせよ、ってことか。
ついに新潮社文庫の井伏鱒二に手を伸ばした私です。上野の駅前旅館の番頭が、昔の番頭のしきたりや気質などを含め、自分たちについてのことを語るスタイルの作品。がさつさと繊細さが同居した番頭たちの生き方がストレートに描かれていてます。繊細さが後ろに見え隠れするのではなくストレートに表現されているところが、登場する番頭たちの性格と合っている感じがしていい味を出していると思う。森繁久彌主演で映画化もされているので、今度ビデオでも借りて見てみたいですね。
続けてこんな本を読んだから、というわけではないけれど、金曜日の夜は早めに会社を抜け出して家の近所の牛角で焼き肉を食べた。メニューの切り替えにあわせて半額になっていたいくつかのメニューを中心に注文したので、お腹いっぱい食べて二人で2800円。まぁ基本的に少食な夫婦ではあるんですけどね。
最近、夕ご飯をサンドウィッチやそばですませてしまっているせいか、なにかおいしいものが食べたい気分。そんなこというとまわりからいろいろと言われそうだけれど、“おいしいもの”というより“しっかりしたもの”に変更しておきます。
いろいろ調べたり足を棒にして本屋を巡ったり、外国にしょっちゅう行ったりして、欲しい絵本を一冊ずつほどお金もスペースもないし、ついレコードとか小説とかいろいろなものに手を出しつつそのどれに対しても中途半端、小学校の頃から飛び抜けて成績の良い科目もなく、共通一次の点が良くて大学に入った私は、どうせ手に入らないのだしこういう本を見てるだけでそれだけで満足、なんて気分になったり、やっぱりこの作家の本だけは手に入れよう、なんて、右に行ったり左に行ったりと気持ちを揺らしつつこの本を眺めてます。
気がつけば今年最後の3連休もおしまい。雨ばっかりで何もしなかったような、ちょこちょこと動き回ったような・・・・。いや土曜日はほんとに風と雨がひどくて、髪を切ったほかはほとんど家にいたし、台風一過で28度まで気温が上がるといわれていた日曜、月曜もときおりポツポツと雨が降り出したりやんだりといった感じでどうにもやる気が出ず・・・・。
今日読む本がないというときか、好きな作家の新刊以外は、ふだんほとん新刊を買わない私ですが(画集とかは別にして)、珍しく12月までの間、井伏鱒二のこのシリーズをきちんと買ってみようと思っている。1カ月に一度の楽しみ。第2巻の「旅の出会い」ももうそろそろ出るはず。