「William Eggleston’s Guide」-William Eggleston-

-■1976年にMoMAにて開催された初の“カラー”の展覧会の際に出版された図録的な写真集。これは2003年に復刻されたもので、いまではわりと手軽に手に入るエグルストンの入門編といった感じですね。
エグルストンの写真集は「William Eggleston 2 1/4」を持っていて、いつか「Los Alamos」とか「William Eggleston: For Now」といった作品を手に入れようと思っているんですが、最近はいろいろな意味で写真集を買うような余裕がないですね。金額のことを言えば、普段、レコードやCDばかり買ってるくせに、1万円のレコードとかぜんぜん買う気にならないんだけど、1万円の写真集なら買っちゃおうかな、なんて思ってしまうのが不思議。まぁ写真集はそういうものだという刷り込みがあるわけですが‥‥昔、カジヒデキが写真集を買うのは、自分の未来への投資、みたいなことを言っていたけど、この歳になって未来への投資って言うのもどうかってね(そもそも写真集が投資になるようなことは、仕事でもプライベートでも一切していない!)。

-■10月2日に小金井神社で開催されるはけのおいしい朝市に出店します。はけのおいしい朝市に出店するのは1年ぶり、小金井神社での出店は2年ぶり、かな。小金井神社のはけのおいしい朝市は、うちの子どもたちも含め、神社の境内を子どもたちが走り回り、にぎやかな雰囲気で楽しいので、今から楽しみにしています。といっても、来週末なんで、もう準備をし始めなくちゃいけないんですけどね。
基本的には絵本や児童書を中心に、家族で楽しめるようなレシピ本、読書の秋にさらりと読めるような随筆を料理の分野だけでなく幅広く持って行こうと思っています。
9月に入ってからあんまり天気がよくないけれど、当日は晴れるといいなちなみに前日は小学校の運動会なので、10月1日、2日は両方とも晴れてほしいんですけどね。

 「はけのおいしい朝市 vol.84 in 小金井神社
 日時:2016年10月2日(日)9時~16時(雨天決行・荒天中止)
 会場:小金井神社 東京都小金井市中町4-7-2

「ロッパ日記代わり 手当り次第」-古川緑波-

-■「週刊娯楽よみうり」に1958年から1959年にかけて連載したコラムをまとめた本。食べ物や映画や舞台、読んだ本‥‥などについて、日記代わりのようにつづられている。ほめたりときに毒舌をはきつつ短めの文章でテンポよく読めます。
ロッパの食べものについての文章を読んでいると、以前、会社の本部長だった人が「量が質を凌駕する」ということを言っていたのを思い出す。食べる量が普通の人とぜんぜん違う感じなんですよね。おいしいものもまずいものもとにかくたくさん食べて、まずいものはまずいといい、おいしいものはおいしいという、まずいものも食べなくちゃおいしいものはわからないというスタンスがストレートでいい。音楽を聴くにしても本を読むにしても映画を観るにしても、いいものだけに接していることはできないし、体を動かすにしても効率の良いことばかりしていくのは不可能であって、とにかく量をこなすということが大事なんだろうなと思う。って、つい音楽とか本とか趣味の話になってしまい、仕事にまったく活かそうとしていないところがなんですけどね。

■今年の夏は、子どもたちの帰省が短かったこともあり、いろんな所に行った。7月の初めにイイトコ宵の市があり、府中競馬場の花火大会、3週連続のセプチマ、そして8月に入ってからも江戸東京たてもの園の夕涼みから始まり、水木しげるの妖怪展、スカイツリー、NHKのスタジオパーク、勝浦、国立博物館、バーベキュー‥‥など、まぁ基本的に近場ですけど。でもね、なんとなく今年の夏は「夏~」って感じがしなかったなぁと思う。冷夏ってわけでも天気が悪かったわけでもないしなんでだろう?単に歳を取ったせいなのだろうか?そんなわけでなんだかしっくりとこないままこれまた行事やイベントの多い秋に突入です。

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