「巻頭随筆」-文藝春秋 編-

タイトルどおり「文藝春秋」の巻頭に連載されている随筆をまとめた本。年代順に並んでいるわけではないので正確にはわかりませんが、1960年代後半から1970年代初めのものが100編収録されてます。。執筆者は和田勉、金田一春彦、井伏鱒二、芥川也寸志、淀川長治、池田弥三郎など幅広いジャンルに渡っていて、読んでいて飽きません。
こういう本を電車の中や待ち合わせの時間に少しずつ読んでみたり、一人で喫茶店や家のソファに座ってコーヒー片手に読んでいるのは楽しい。最近は小難しい小説なんか読むよりもこういった本を読んでいるほうが楽しい。20代の頃は日本人の随筆なんて読んでいるのは時間の無駄とさえ思っていたもので、そんな暇があったら、一冊でも知らない作家の翻訳小説を読みたいと思ってたのにね(翻訳家が書いたエッセイは“勉強”のために読んでましたけど)。歳をとっるといろいろ変わってきますね。
このシリーズは3まで出ているらしいので、どこかの古本屋で見つけられるといいなぁ。

引っ越しして一週間、少しずつ部屋の方も落ち着いてきました。まぁ当分片づけられないモノは片づけられないんですけどね。今日は新しく買ったCDラックが届いたので、山下達郎のサンデーソングブックを聴きながらCDをラックに入れたり、聴かなそうなCDを振り分けていたりしてました。
で、番組中にレコード屋さんをうろうろしていたら「家にCDいっぱいあるんだから買うんなら1枚だけにして」と奥さんに言われている人を見かけた、なんていうはがきが紹介されたりして他人事とは思えない気持ちになったりして・・・・。

「英語と英国と英国人」-吉田健一-

免許の更新に行ってきました。更新と住所変更が一緒にできて良かったです。私はもう何年も車の運転をしていないペーパードライバーなので、“優良”と区分されているけれど実際に運転したら怖いだろうなぁ。
時々実家に帰ったときに運転しようかな、と思わないこともないけれど、たいていが日帰りなのでそんな暇もないのでした。かといっていきなり一通の多い杉並近辺で運転するのはちょっとね。でも引っ越してちょっと吉祥寺や西荻から遠くなったので原付があったら便利だな、なんて思ってる今日この頃なんですけど・・・・。

更新のはがきが来たときから、せっかく中央線を下るのだからついでに武蔵小金井近辺、もしくは国分寺くらいまで足をのばして古本屋さんでも回ってみるのもいいかなと密かに考えていたのですが、なんだか面倒になってしまい、結局1時過ぎに手続きが終了した後、そのまま吉祥寺に戻って昼ご飯食べたりして。
特にいきたい古本屋さんもないし、探してる本もないしね。いやあるんだけど、家に読んでない本が何冊かたまってるわけで。やらなくちゃいけないこともたくさんあるし・・・・。

それにしても免許の写真ってどうして笑っちゃう感じになってしまうんでしょうか。もともと写真写りのいい顔というわけじゃないけどね。

「Room Talk」-岡尾美代子-

こんな本を読んで「いいなぁ」、なんて思っている場合でもなくて、部屋の中が片づきません。部屋中段ボールの山、ゴミの袋の山、空いた段ボールの束といった感じ。さてこれをどうやってきちんとしまおうか、と毎日悩んでます。いつになったら落ち着くんでしょうかねぇ。

淡い色の、ポラロイドで撮られた北欧やイギリス、ロシアなどの風景、傘やスリッパ、パンやジャムなど日常で使われている道具・・・・こんな風に自分の気に入ったさまざまなものたちを大事にしつつ、それらに囲まれて過ごしたいという気もするけれど、現実はそうもいかないわけで、逆にそういう生活がほんとうに自分に合っているか、と考えると「それもどうなのかなぁ」とも思ったりもするわけで・・・・。
ただ、この雑記の写真もただ工夫もなくカヴァーをスキャンするだけでなくて、家にあるものを使ってきちんとセッティングして一枚一枚ポラロイドとかで撮ってみるのもいいかな、と。そんな続くはずもないことを考えたり・・・・してる場合じゃないんですけどね。

話は変わって今日から6月、カヌー犬ブックスももうすぐ一周年。なんだか順調なのかよれよれなのかわかりませんが(そもそも何を目標としているのやら?)、一年間やってこれてまぁよかったです。見てくれているみなさんのおかげです。ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。