「relax 2004/05」

今回の特集は「NOKIA」と「文房具」。最近、古本屋であまりみかけないせいでぜんぜん買っていなかった「relax」ですが、お昼ご飯を食べる前にちょっとだけ寄ってみた東京ランダムウォークで即買い。「relax」の特集なんてそれほど中身が濃いわけではないけど、春だし天気もいいし、たまにはこういう雑誌でも買って気分を盛り上げていくことも必要でしょ。

といっても、私はパソコンで文章を書いてるし、絵も描かないし、普段文房具なんて使う機会はほとんどないのです。でも文房具屋さんや雑貨屋さんで文房具を見るのは大好き。
もちろん高価なものには興味はないし、一応理性を働かせてそんなに買わないようにはしているのですが、小さなノート、ボールペン、スティックノリなどはいつの間にか「そんなに必要ないでしょ」というくらい買ってしまってます。あとファイリングもの、厚紙や段ボールの箱などもかなり気になります。

そんなわけで週末は久しぶりに本郷のスコスに行っちゃおうかとか、オンサンデーズに行ってそのまま表参道へ歩いてみようとか、下北に最近行ってないなぁとか、そういえばレイモンド・ローウィの展覧会に行ってなかったので渋谷でパルコでもいいぞ、もうこうなったら吉祥寺でもいいんだけどね、などと考えてしまっているミスチル桜井と同じ学年の単純な私でした。というより今日すでに会社帰りに銀座線降りたところで伊東屋に寄ってしまいましたけどね。
ちなみに来月号は「ラヴァーズロック」。これも夏に向けて買っておきたい特集ですね。今年の夏は何聴いて過ごすんだろうなぁ。

「男性自身 英雄の死」-山口瞳-

山口瞳の本を読み続けていると、「こんなとき山口瞳だったらこんなふうに言うだろうなぁ」とか「山口瞳だったらこの事件についてこんな風に書くだろう」なんて思うようになってしまう。そういう意味では今の私を山口瞳が見たらかなり怒られ、そしてあきれられてしまうような気がする。もっとももし山口瞳が今も生きていたとしても私と会うという機会なんてまったくないのだろうけど・・・・。

あいかわらず6時過ぎに会社を出る残業なしのやる気のない生活で、井の頭線に乗っていると友達から「まだ会社?」なんてメールが来たりして、ちょっと吉祥寺で買い物して帰るつもりが、結局11時半まで飲むことになってしまい、なんだか今日は一日中、頭が、そして体がだるかった。

「緑色のバス」-小沼丹-

この本は2月くらいにamazonのマーケットプレイスで買ってものなのだけれど、もう少し暖かくなったら読もうと思ってとっておいたのは、単に「緑色のバス」というタイトルに春を感じたから。でもこの短編は緑色のバスに乗ってロンドン郊外の動物園に行くという話で、前に読んだ小沼丹がイギリスに行っていたときの作品である「椋鳥日記」に収録されていたものなんですけどね。

金曜の夜に友達と飲みに行ったのにはじまり、土曜日は午前中に吉祥寺に出て次の日の花見の買い出しして、午後から渋谷で映画を見てその後目的もなく代々木公園に行き、日曜日は雨が降ってしまったので花見代わりに友達の家で飲んで、とあわただしく週末が過ぎていき、気がつけば月曜日。

花見は雨が降ってしまって残念だったけれど、三鷹台にある長内さんのお宅で、くとるーさんや吉祥寺の雑貨屋さんラウンダバウトの店長さん、三鷹台のパン屋さんリトル・バイ・リトルのご夫婦などが集まって、なんだか濃い井の頭談義が・・・・。みなさんいろいろなことをしている人ばかりで楽しかったです。自転車で行ったので帰りが辛かったけれど・・・・。帰ってきて風邪を引いたかと思うくらい寒気がしてそのままソファーで寝てしまいました。単なる飲み過ぎか!?3日間続けて飲んでるし。

「コチャバンバ行き」-永井龍男-

昨日は1年以上会っていなかった友達と久しぶりに会いました。今日から新しい職場で働くということでそれほどのんびりもできなかったのですが、会わなかったあいだのお互いのことや会わなかった理由などいろいろ話せてよかった。同じような歳で性格的もちょっと似ているところがあって同じようなこと考えていて・・・・。それにしても人はそれぞれ生まれた場所も環境も違って、性格や考え方も違うわけで、そういう人たちが社会の中でうまくつきあっていくのってほんとに大変だなぁと思う。
私なんかこっちからプレッシャーを受けて、あっちからプレッシャーを受けて右往左往しているうちに時が経ってしまって、気がついたら歳をとってそれでも相変わらず右往左往しながら死んでいくんだろうなぁ。

さて今日から4月。うちの会社にも新卒の新人が入ってきて朝礼で紹介されていました。私が前の会社で出社したときは、9時半に会社に行ったのに誰も出社いなくて、床に敷かれた簡易ベッドで寝ていた人と徹夜明けでパソコンに向かっていた人だけが、古い大きな洋館の薄暗い部屋の中にいるだけで、壊れかけたソファーで面接した人が来るまで近くに置いてあった雑誌を昼頃まで読んでました。
小さな窓から差し込む日差しの影とラジオから小さな音量で流れていたスピッツの「チェリー」が妙に心に残ってて、そのせいか今でもこの時期になると「チェリー」が聴きたくなります。