カヌー犬ブックス


日本の小説・随筆(ハ行) (全51件)

「「どこへも行かない」旅」

著者: 林望
出版社: 光文社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2006年初版
価格: 700円
状態: B+
▼ 本の紹介 ▼
「日本人の観光は少しせわしすぎる、という著者が「観光しない観光」を提案。目指すのは、どこへも行かない旅、何もしない旅。人影のない山道に分け入って手付かずの自然の美景に出会ったり、人知れず佇む老建物を裏手に回って観察したり。日本と英国での経験を元にリンボウ先生が実践的な旅を旅情たっぷりに指南」(紹介文より)

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「彼女のいる背表紙」

著者: 堀江敏幸
出版社: マガジンハウス
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2009年初版
価格: 800円
状態: B+
▼ 本の紹介 ▼
「書物のなかの“彼女”と書き手の生きた道すじを清謐な筆致で重ね綴る―。雑誌『クロワッサン』で好評を博した、上質な随筆集。」(紹介文より)

 →このほかに「堀江敏幸」の本があるか調べてみる

【目次より】
「固さと脆さの成熟」「ふくよかな通俗」「ああ、マダム・ドダン!」「おばあちゃんは二人いる」「犬になりたかった人」「仕事としての円周」「黄色い眼の契約」「もしもベアトリチェが生きていたら、なったであろう女」「弱いままでいたいというのが、わたしの一番望んでいたこと」「つつましい雉鳩のように」‥‥など


「わが遍歴の山河」

著者: 東山魁夷
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1976年14刷
価格: 700円
状態: B+
▼ 本の紹介 ▼
日本国内にとどまらず、欧州各地を遍歴し風景やそこで出会った人たちをを描き続けた日本画家・東山魁夷の生涯をつづった自叙伝

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「凡庸さについてお話させていただきます」

著者: 蓮實重彦
出版社: 中央公論社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1992年4版
価格: 1000円
状態: B+
▼ 本の紹介 ▼
「マクシム・デュ・カン、食事、性、知識人、良い『結論』と悪い『結論』、女子大生と卵、国際映画祭、哲学者、モード、出題予想…この世界の記号と、その凡庸さに耐えることをいかに形式化してゆくか、と語る斬新なエッセイ集」(紹介文より)

 →このほかに「蓮實重彦」の本があるか調べてみる

【目次より】
「凡庸さについて」「氾濫する映像情報のフォーカスは合っているのか」「「性」とはなににもまして差異の体験であり性器の体験ではないのだ」「情報化社会ではなぜ食事から快楽が失われたのだろうか」「大学入試の出題予想が的中してしまう現実をどう楽しむことが正解なのか」「大衆消費社会では知識人もまた絶えざる“芸”を要求される」‥‥など


「定点観測―メディアの幻と夢の企画書」

著者: 萩原朔美
出版社: PARCO出版
サイズ: 21×15cm(ソフトカバー)
発行年: 1987年初版
価格: 800円
状態: B+
▼ 本の紹介 ▼
ダスキンで本の表紙を作ったら?生まれてから死ぬまで切った髪を捨てなかったら?情報年齢って知ってますか?雑誌の「へそ」は何ページ目にあるの?読んでいくうちに文字が全部消えてしまう本を作ってみたら?転倒のイリュージョン集

 →このほかに「萩原朔美」の本があるか調べてみる

【目次より】
「街の富士山をコレクション」「田舎ネズミのセカンドハウス」「メタ・ヴィデオが市販される日」「引っ越し用モニター」「正義の味方は顔を隠す」「触覚の見本帳」「子供のためのイメージ・ミュージアム」「ファミリー写真」「動物写真」「レントゲン写真」「商品写真」「鑑識写真」「天体写真」「消える写真」「観光写真」「日録写真」「火葬される写真」「反映写真」「キネティック写真」「ピンボケ写真」「ゼロックス写真」‥‥など


「子午線を求めて」

著者: 堀江敏幸
出版社: 思潮社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2001年3刷
価格: 800円
状態: B+
▼ 本の紹介 ▼
グリニッジ以前から存在していたパリ子午線上に埋め込まれた銅盤を探す詩人ジャック・レダの文章をめぐる考察の「子午線を求めて」をはじめ、「現代詩手帖」や「ユリイカ」に連載されたコラムを中心に、セリーヌと1980年代のロマン・ノワールの関係を探った文章などを加えてまとめられた本。文字数の決まった短めのものと論文ともいえる内容のものなどがバランスよく並べられている

 →このほかに「堀江敏幸」の本があるか調べてみる

【目次より】
「子午線を求めて―ジャック・レダに」「いちばん低い雲」「象を説得すること」「アンボワーズの春」「美しい母の発見」「距離について」「人恋しさについて」「変名について」「忘却の河」「セリーヌとロマン・ノワールのための序章―『夜の果てへの旅』と郊外」「コンクリートの氷野―ロマン・ノワールと郊外」「ブゾンとラ・クルヌーヴのはざまで―セリーヌと郊外」「長いあいだ、私は寝相が悪かった」「ジャン・プレヴォーのために」「忘れられた軽騎兵」「カメレオンになろうとしているのに、世界はたえず私から色を奪っていく」「内なる港の光景」「空虚の輪郭」「そして誰もいなくなった」「ぼくの叔父さん」「下降する命の予感―エルヴェ・ギベールをめぐる断章」‥‥など


「五十八歳、山の家で猫と暮らす」

著者: 平野恵理子
出版社: 亜紀書房
サイズ: 単行本(ソフトカバー)
発行年: 2020年初版
価格: 700円
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
母を亡くしたあと、両親の家の片づけのために八ヶ岳の麓の家に暮らして2年。美しい山での四季、買い物難民、ご近所付き合い、越冬などの不便‥‥母の思い出と不在をともにかみしめながら、ひとりで暮らす深い豊かさをつづったエッセイ

 →このほかに「平野恵理子」の本があるか調べてみる


「ふやすミニマリスト―1日1つだけモノを増やす生活を100日間してわかった100のこと」

著者: 藤岡みなみ
出版社: かんき出版
サイズ: 単行本(ソフトカバー)
発行年: 2021年初版
価格: 600円 [Sold Out]
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
100日間、所持品ほぼ0からはじめて「1日1つアイテムを取り出す」という決まりで生活。1日目から100日目まで毎日どんなものを選んだのか、またどのように感じて過ごしていたかと100日間を通して気づいた100個のことについてつづった本

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「赤い罌粟の花」

著者: 平岡篤頼
出版社: 小沢書店
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2000年初版
価格: 1200円
状態: B+
▼ 本の紹介 ▼
平岡篤頼はバルザックやアラン・ロブ=グリエ、デュラス、パトリック・モディアノといった作家の翻訳を手がけてる仏文学者で、作家としても2度芥川賞候補となっている。また早稲田大学文学部の教授として「早稲田文学」刊行なども尽力し、教え子には栗本薫、重松清、堀江敏幸、小川洋子、角田光代といったらがいる。この本は、芥川賞候補にあげられた表題作のほか、夢日記をつづった作品や戦時中を舞台に子どもを主人公にした作品、「ジッドの日記」について書いた(創作ではない)作品など、さまざまなな手法がとられた短篇が収録されている

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「銀座一期一会」

著者: 樋口修吉
出版社: マガジンハウス
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1992年初版
価格: 600円
状態: B-/背ヤケ
▼ 本の紹介 ▼
ソニースクエアの若手トリオ、米洲の後を継いだ孫娘の十二カ月雛、並木通りに惚れこんだ男、銀座能楽堂のオーナー、壱番館の三代目、木版画店の若旦那…新しさと旧さの入り混った銀座という街を舞台に、さりげなく輝いて夢を紡ぐ人たちの話

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「その姿の消し方」

著者: 堀江敏幸
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2016年初版
価格: 700円
状態: B+/カバー薄い汚れあり
▼ 本の紹介 ▼
フランスに留学していた時に古物市で見つけた、1938年の消印のある古い絵はがきにつづられた十行の詩を発端に20数年にわたる縁を描いた物語。主人公はその詩に刺激され、作者は「詩人」、しかも世に知られることなくこの世を去った「詩人」ではないかと推測し、その10行の詞を分析し、この詩が書かれたシチュエーションなどを夢想する。その後、一枚また一枚と同じ作者と思われる十行の詩がつづられた絵葉書を手に入れ、ついには生前の「詩人」知る人物にたどり着く‥‥

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「リンボウ先生の料理十二ヶ月―新味珍菜帖」

著者: 林望
出版社: 小学館
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2001年初版
価格: 600円
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
食べたいものを一番美味しく作るにはどうしたらよいのか?厨房に立たない日はない、というほど日常的料理人であるという著者によるオリジナルレシピとメイキングエッセイを収録。日本航空機内誌『WINDS』に加筆訂正。

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【目次より】
「1月 とり大根」「2月 ネギパラガス」「3月 桜粥」「4月 生ハムは旨いなあ」「5月 からすみペッタン」「6月 ゴーヤーはどうやぁ?」「7月 いかりんと」「8月 わたくし、豚さんの味方です。」「9月 トウナッツとはなんぞや?」「10月 鍋焼き芋」「11月 カキペリーニ」「12月 鮟鱇のどぶろく鍋」‥‥など


「ブロークン・ブリテンに聞け―Listen to Broken Britain」

著者: ブレイディみかこ
出版社: 講談社
サイズ: 単行本(ソフトカバー)
発行年: 2020年初版
価格: 600円
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
「EU離脱、広がる格差と分断、そしてコロナ禍‥‥。政治、経済、思想、アート、映画、テレビ番組、王室、英語、パブ…など英国社会のさまざまな断片から、激動と混沌の現在を描く、時事エッセイ集。」(紹介文より)

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【目次より】
「#芸術がウザくなるとき」「ブレグジットとUKコメディ」「英国英語はしちめんどくさい」「エモジがエモくなさすぎて」「シェイクスピア・イン・エモジ」「パブvs.フードホール抗争に見る地べたの社会学」「緊縮の時代のフェミニズム」「モナキー・イン・ザ・UK―ーMonarchy in the UK」「『Brexit: The Uncivil War』 に見るエビデンスと言葉の仁義なき戦い」「Who Dunnit ? マルクスの墓を壊したやつは誰だ」「『負債論』と反緊縮――グレーバーが「経済サドマドキズム」と呼んだもの」「グレーバーの考察――労働者階級の「思いやり」が緊縮マインドを育てる」「「UKミュージック」なるものの終焉」「英国ワーキングクラス映画の巨匠が復活――ケン・ローチとシェーン・メドウズ」‥‥など


「記号の霙 井伏鱒二から小沼丹まで」

著者: 平岡篤頼
出版社: 早稲田文学会
サイズ: 単行本(ソフトカバー)
発行年: 2008年初版
価格: 1000円
状態: B-/カバー薄い汚れあり
▼ 本の紹介 ▼
「早稲田文学」の責任編集者として、また早稲田大学文芸科の創始者のひとりとして、重松清、堀江敏幸、小川洋子、角田光代らを教え育てた教育者であり、アラン・ロブ=グリエ、クロード・シモン、マルグリット・デュラス等、ヌーヴォー・ロマンの翻訳で知られ、日本に「ヌーヴォー・ロマン」を紹介、作家としても「消えた煙突」で芥川賞候補になるなど幅広い活動をおこなった著者による批評集。

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「鳥肌が」

著者: 穂村弘
出版社: PHP研究所
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2016年初版
価格: 700円
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
現実の中に時折そっと顔を覗かせる「ズレ」、隣にいる人のちょっと笑える言動。それをつきつめていくと、思わぬ答えが導き出されていく。こわいから惹かれる、こわいからつい見てしまう。ただ、その裏にあるものを知った時、もう今まで通りではいられない‥‥そんな日常の中でふと覚える違和感を感じる42の瞬間を集めた恐怖と笑いが紙一重で同居するエッセイ集。

 →このほかに「穂村弘」の本があるか調べてみる

【目次より】
「次の瞬間」「『母』なるもの」「自分フラグ」「他人に声をかける」「運命の分岐点」「子役」「『あなた』がこわい」「原材料という不安」「現実の素顔」「夢の中、部屋の中、部屋の外、車の中」‥‥など


「東京坊ちゃん」

著者: 林望
出版社: 小学館
サイズ: 単行本
発行年: 2204年初版
価格: 500円
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
昭和30年代の東京郊外を舞台にのぞむ少年を主人公にした自伝的小説。庭の鶏を絞めて鳥鍋を作ったり、五右衛門風呂、野外映画など昭和20年代生まれの少年たちが経験したのびのびと時代を謳歌する家族の姿や思春期の入口に立つ少年の心境や友人関係がつづられます

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「オールドレンズの神のもとで」

著者: 堀江敏幸
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2018年初版
価格: 900円
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
「わたしの頭部には一センチ四方の小さな正方形の孔があいている。一生に一度、訪れる激しい頭痛とともに、無名の記憶が不意に臨界点を迎えてなだれ込む。眼前を通過する、飛行機雲、マルタ会談、オリンピックのワンシーン。代々繰り返されてきた、一族の男たちを通過する不思議な体験。それはいったい、何を意味するのか。祖父のつぶやいた言葉を手がかりに、わたしは色と呼ばれる現象を考える。いまの世界に失われた何かを描き出す『オールドレンズの神のもとで』ほか、記憶や風景に抱かれたシーンを描き出す、彩り豊かな掌編小説集」(紹介文より)

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「未見坂」

著者: 堀江敏幸
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2008年2刷
価格: 700円
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
「谷崎賞受賞作『雪沼とその周辺』に連なる待望の最新短篇小説集。父が去ったあとの母と子の暮らし、プリンを焼きながら思い出すやさしかった義父のこと、あずけられた祖母の家で、あたりを薄く照らしていた小さな電球、子ども時代から三十数年、兄妹のように年を重ねてきた男女の、近いとも遠いとも計りかねる距離。惑いと諦観にゆれる人々の心を静謐な筆致で描き出す、名手による九の短篇」(帯より)

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「落第免状」

著者: 藤枝静男
出版社: 講談社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1968年初版
価格: 1200円
状態: B-/函背ヤケあり
▼ 本の紹介 ▼
藤枝静男の初の随筆集

【目次より】
「志賀直哉・小林秀雄両氏との初対面」「奈良の夏休み」「志賀氏の油絵」「瀧井孝作氏のこと」「尾崎一雄氏との初対面」「古本屋ケメトス」「書きはじめた頃」「異郷の友」「泥棒三題」「明治村」「実作者と鑑賞者」「日曜小説家」「『ゲルニカ』を見て感あり」「好きな絵」「あやふやな思い出」‥‥など

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「欣求浄土」

著者: 藤枝静男
出版社: 講談社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1971年初版
価格: 1200円
状態: B+
▼ 本の紹介 ▼
「暗い地霊の叫び、自然と生命のひそやかな好感。未到の境地へと小説を押し開いたしたたかな腕‥‥藤枝文学の極北を示す名作長編。少年期より没後まで、同一の主人公『章』を仮象して、人間の性と血の濃密かつ不可知なる領域を“外科医のメスさばきのような”筆致で追いつめた名作全七章」(帯より)

 →このほかに「藤枝静男」の本があるか調べてみる


「アメリカ探検記」

著者: 火野葦平
出版社: 雪華社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1960年初版
価格: 1000円
状態: B-
▼ 本の紹介 ▼
中国戦線の戦場で芥川賞を受賞し、戦闘ばかりではない戦場での兵士の日常を描いた『麦と兵隊』で国民的作家となった火野葦平がアメリカ国務省の招待で実現したアメリカ訪問の記録。ハワイでは真珠湾、ワシントンでは硫黄島記念像、ボストンでは出征軍人記念教会堂、ニューヨークではハーレムなど戦争や人種問題に関心を寄せつつ、エドガー・アラン・ポーの旧邸やハーバード大学を訪れたり、フラダンスをみたりしている。

【目次より】
「ホノルル」「サンフランシスコ」「ワシントン」「ニューヨーク」「ボストン」


「河岸忘日抄」

著者: 堀江敏幸
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本(ソフトカバー)
発行年: 2005年初版
価格: 700円
状態: B+/カバー薄い汚れあり
▼ 本の紹介 ▼
「ためらいつづけることの、何という贅沢――。ひとりの老人の世話で、異国のとある河岸に繋留された船に住むことになった「彼」は、古い家具とレコードが整然と並ぶリビングを珈琲の香りで満たしながら、本を読み、時折訪れる郵便配達夫と語らう。ゆるやかに流れる時間のなかで、日を忘れるために。動かぬ船内で言葉を紡ぎつつ、なおどこかへの移動を試みる傑作長編小説」(紹介文より)

 →このほかに「堀江敏幸」の本があるか調べてみる


「日和下駄がやってきた」

著者: 富士正晴
出版社: 冬樹社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1976年初版
価格: 800円
状態: A+
▼ 本の紹介 ▼
「明るい日溜りの静かな華やぎ‥‥青空に死を見つめ、時代の風刺と諧謔にみちて談論風発する“誤流先生”の最新短篇集。」(帯より)

 →このほかに「富士正晴」の本があるか調べてみる

【目次より】
「誤流先生伝」「日和下駄がやってきた」「あひるのドナサン」「一休づかれ」「花田の京都は霧の中」「乱世画人譚」「榊原敬吉郎のこと」「夢中問答」‥‥など


「バン・マリーへの手紙」

著者: 堀江敏幸
出版社: 岩波書店
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2007年初版
価格: 1000円
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
「ユセンにしないと出てこない味なのよ、と先生は言うのであった。直接火にかけないことで逆に奥深くまで火を通しうる「湯煎」のようにゆっくりと、彼方に過ぎ去った思い出や、浮いては沈む想念をやわらかな筆捌きでつづる最新散文集」(紹介文より)

 →このほかに「堀江敏幸」の本があるか調べてみる「牛乳は噛んで飲むものである」「五千年後の健康飲料」「火事と沈黙」「最小の三分の一を排棄すること」「煉瓦工場の退屈」「運河について」「束ねた柱」「ペンキ屋さんには氣がつかなかつた」「悪魔のトリル」「落下物について」「ふたりのプイヨン」「崩れを押しとどめること」「キリンの首に櫛を当てる」「挟むための剣術」「ニューファンドランド島へ!」「魔女のことば」‥‥など


「田紳有楽」

著者: 藤枝静男
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
発行年: 1976年2刷
価格: 1200円
状態: A-
▼ 本の紹介 ▼
志賀直哉と瀧井孝作の影響下に小説を書き、私小説の形をとりながら幻想的な状況を描き、虚実の入り交じった作品を発表し続けた著者が、1976年に谷崎潤一郎賞を受賞した代表作


「ヨーロッパ・二つの窓―トレドとヴェネツィア」

著者: 加藤周一、堀田善衛
出版社: リブロポート
サイズ: 単行本(ソフトカバー)
発行年: 1986年初版
価格: 700円
状態: B+
▼ 本の紹介 ▼
国と国とが地続きのヨーロッパでは、地形や言語・宗教・文化の違いが国境よりも大きな“境界”として人々を隔てている。独立を叫ぶ地方の背景にあるもの、北と南の文化の違い、そして今も生きる中世の影―。永年暮らした経験と、広い視野、深い知識で、ヨーロッパに働く遠心力と求心力を読み解く。

【目次より】
「ヨーロッパの自然」「普遍と孤立の混在」「言語的島の存在」「ゴジックとロマネスク―イール・ド・フランスの役割」「ヨーロッパとキリスト教」「宗派と文化」「北欧三国のヨーロッパへの想い」「私にとってのヨーロッパ」「トレドの地形」「ルネサンス期のトレド」「寛大で文化的なイスラム」「ヴェネツィア・ドルソ・ドゥーロの住まい」「見えないヴェネツィア人」「ヴェネツィアと日本―世界で最も変わる町と変わらない町」「ヴェネツィアの明と暗」「水の都の汚染」「ナポレオンとヨーロッパ―近代国家の成立」‥‥など


「なずな」

著者: 堀江敏幸
出版社: 集英社
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 2011年2刷
価格: 700円
状態: A
▼ 本の紹介 ▼
「私は守っているのではなく、守られているのだ、この子に。なずなに。かけがえのない日々とかけがえのない人々を描く待望の長編“保育”小説。」(帯より)

 →このほかに「堀江敏幸」の本があるか調べてみる


「柱時計」

著者: 萩原葉子
出版社: 青娥書房
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1974年初版
価格: 1000円
状態: B-
▼ 本の紹介 ▼
「限りない愛を愛をささげる父・朔太郎のおもかげを心に秘めて一人生きる著者が、生活の周辺に拾った微笑ましい随筆集」(帯より)装幀:山高登

 →このほかに「萩原葉子」の本があるか調べてみる


「うぬぼれ鏡」

著者: 萩原葉子
出版社: 大和書房
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1966年初版
価格: 800円
状態: B/シミあり
▼ 本の紹介 ▼
女性の目から見た日常的なものから父、萩原朔太郎や師事した三好達治についてなどについてつづった随筆集。

 →このほかに「萩原葉子」の本があるか調べてみる


「春のてまり」

著者: 福原麟太郎
出版社: 三月書房
サイズ: 単行本(ハードカバー)
発行年: 1974年再版
価格: 1000円
状態: A
▼ 本の紹介 ▼
狂言や能について、読書について、そしてシェイクスピアを中心とした演劇についての三部で構成された随筆集。

 →このほかに「福原麟太郎」の本があるか調べてみる


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